大人気のフラットシューズは、危険がいっぱい!? 快適に履きこなすコツ
靴はファッションのポイント。おしゃれだな、と思う人は、大抵素敵な靴を履いています。
フラットシューズの流行は、イギリスから！
靴の中でも最近大人気なのが、ペタンコ靴とも呼ばれているフラットシューズ。火付け役となったといわれるのが、英国のウィリアム王子と結婚したキャサリン妃の妹、ピッパ・ミドルトンです。彼女がフラットシューズを愛用していることで、イギリスのフラットシューズの売り上げは前年比から129％増になったとか。そして、日本の百貨店の靴売り場でも、フラットシューズの売り上げは高くなっているそうです。
意外!? フラットシューズは足へのサポートが不十分
ヒール靴に比べ、ナチュラルな印象で、足への負担も少ないと思われがちですが、実は、フラットシューズはヒールがある靴に比べて、歩行時の足へのサポートが不十分だそう。歩く際、親指が必要以上に踏ん張ってしまうため、膝や腰、背中に負担がかかってしまうのです。また靴底が薄いので、歩行時の衝撃を和らげず、下肢に負担がかかり、土踏まずやかかとを痛めてしまうほか、関節炎を起こす可能性もあるとのこと。
そんな事情を知っても、かわいいものはかわいい！ そこで、覚えておきたいフラットシューズを安全に快適に履きこなすためのポイントをご紹介します。
フラットシューズを安全に快適に履きこなすポイント
□歩行時の足への衝撃を緩和するため、ソフトジェル剤などのインソールを用いる
□側面が少し高めのものを選び、横からも足をサポートする
□長時間の歩行は避ける
□足のサイズにあった靴を選ぶ
□足への負担が少ない靴と交互に履く
足のサイズにあった靴を選ぶ、というのは、基本的なことのようで、フラットシューズでは意外と難しいと言われています。とくに足を長く見せる効果がある甲が浅いデザインを選ぶ時は、普段履く靴よりも小さめのほうが足にフィットしやすいのですが、指が曲がってしまうようなものは当然NG。だからといってサイズを大きくすると足が抜けてしまうのでこれもダメ。そんなときは、インソールで調整が簡単。足への負担を和らげて、サイズも調整できます。
デザインも大事だけど、体のことも考えて、人気のフラットシューズをかわいく素敵に履きこなしたいです！
photo by Thinkstock／Getty Images
（高田薫）