みなさん、こんにちは。アストロ・コミュニケーターの景山えりかです。先週の新月の日(9月5日)は旧暦8月1日にあたり、こよみのうえでは秋半ばとなりました。
秋といえば、月が美しい季節。いよいよ、年に一度のお月見シーズン到来です! 今年の中秋の名月は、9月19日。この日に合わせて、全国各地で観月会が目白押し。
ではここで、有名どころをいくつかご紹介しましょう。歴史や伝統のある観月会は、人出が多いにもかかわらず、優雅な気分が味わえます。
江戸時代から続く「月見の会」
向島百花園の「月見の会」は、江戸時代から続く伝統行事。18日には「お供え式」や篠笛の演奏があります。また、期間中は毎日、地元の琴の団体による演奏や茶会も開催。庭園の豊かな緑越しにそびえる、ライトアップされたスカイツリーにも注目です。
和の音楽とともに月を楽しめる三溪園「観月会」
まるで古都でお月見をしているような雰囲気を、横浜で楽しめるのが魅力。筝曲、雅楽、琵琶など、日によって変わるの音楽の調べが、名月の夜をロマンチックに盛り上げます。三重塔などの古建築がライトアップされ、和の情緒たっぷり。夜の散策はデートにおすすめ。
日本古来の文化と月見を体験。伊勢神宮 外宮「神宮観月会」今年は、社殿を造り替える20年に一度の「式年遷宮」にあたる特別な年。観月会は「外宮まがたま池の舞台」で開催。全国から献詠された短歌と俳句の秀作を、神宮の楽師が節をつけて詠み上げます。古(いにしえ)の人々のお月見を疑似体験できる風雅な催しです。
世界文化遺産上賀茂神社の「賀茂観月祭」古くから、月を愛でる行事が催されていたことが、多くの和歌から見受けられる世界文化遺産の神社。月明かりの下、二の鳥居内、舞殿(橋殿)にて神事の後、様々な奉納行事が行われます。終了後、参加者全員にふるまわれる「月の桂にごり酒」も、楽しみのひとつ。
人恋しくなる秋の夜長。大切な人を誘って一緒に月を眺めれば、しっとりとした雰囲気が後押しして、素敵な恋が芽生えるかもしれません。
日程:9月18日~20日 9:00~21:00(詳細はホームページ参照)
入園料:150円(大人一般)
所在地:東京都墨田区東向島三丁目
<アクセス>
・東武スカイツリーライン「東向島」下車 徒歩約8分
・京成電鉄押上線「京成曳舟」下車 徒歩約13分
・都営バス 亀戸-日暮里(里22)「百花園前」下車 徒歩約2~3分
[三溪園 観月会]
日程:9月19日~23日 18:00~20:30
入園料:500円(大人一般)
所在地:神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
<アクセス>
・根岸駅 1番乗り場《市バス58・99・101系統》10分 本牧下車 徒歩約7分
・桜木町駅 2番乗り場《市バス8・148系統》約25分 本牧三溪園前下車 徒歩約3分
・横浜駅東口 2番乗り場《市バス8・148系統》約35分 本牧三溪園前下車 徒歩約3分(詳細はホームページ参照)
[伊勢神宮 外宮 神宮観月会」
日程:9月19日 17:30~19:40
所在地:三重県伊勢市豊川町279(外宮)
アクセス:伊勢市駅下車 徒歩5分(外宮)
(詳細はホームページへ)
[上賀茂神社 賀茂観月祭]
日程:9月19日 18:00~19:00
所在地:京都市北区上賀茂本山339
アクセス:京都駅よりタクシーで約30分(市バスもあり)
(詳細はホームページへ)
(景山えりか)