日本でも午後のティータイムに取り入れられるようになったアフタヌーンティ。
友達から、ラグジュアリーなホテルでのアフタヌーンティにお呼ばれされたのですが、ふと、「アフタヌーンティにも、フレンチのようなテーブルマナーがあるのかしら?」と不安になったので、さっそく調べてみました。
意外にラフなアフタヌーンティのマナー
アフタヌーンティのはじまりは、19世紀半ばのイギリス。ある貴族の女性が夕食までの空腹を満たすため、お茶とパン、ケーキを運ばせたことがキッカケとされています。そこから友人を招くようになり、徐々に社交場としての意味をもつようになったという経緯のためか、実はあまりマナーを気にせず、優雅にティータイムを楽しんで良いそうなのです。
アフタヌーンティのマナーについて書かれた資料を幾つか見てみると、統一しているのは、「食べる順番は、サンドイッチ→スコーン→ペストリー(ケーキ)」ということだけ。
しかも、ひと口サイズになっているから、手で取ってもOKなのだそう!
また、アフタヌーンティのスコーンによく付いている「クロテッドクリーム」は、スコーン全体に一度につけず、食べる部分にのみ乗せる、というのもポイントのようですが、それ以外に関しては、どの資料にも、「あまり形式にとらわれず、楽しく召し上がってくださいね」と書かれています。
ちなみに、英国紅茶サロンのメイフェアさんによると、以下の3つが揃っていれば、「アフタヌーンティーセット」と言えるそう。
・2段または3段のケーキスタンドで提供される
・サンドイッチ、スコーン、ケーキの3種類がのっている
・クロテッドクリームが添えられている
アフタヌーンティをいただく場所(ホテルやレストラン)のドレスコードを守って、いただく順番さえ覚えておけば、マナー知らずかも?と緊張せずに、楽しいティータイムを過ごせそうです。
〔メイフェア〕
http://mf07.com/about/afternoontea.html
(Ricky)