寒く乾燥した気候にあわせて、カラダを温める食材を意識的に摂るように。スパイスや辛みのある野菜が血行をよくしてくれます。
また、冬の寒さによって衰えた生理活動を維持し、活動が活発になる春に備えるために、「腎」の働きを助ける高麗人参ややまのいもなども。黒い食材は、腎を補うと考えられ、生命力と免疫力の源になります。野菜はミネラルを多く含む、根菜など旬のものを必ず火を通して温めて食べます。冷めたご飯やおかずは、必ず温めて食べるようにしたいもの。
【冬の食材キーワード】
補養:滋養強壮効果で「腎」をサポート。
高麗人参、もち米、やまのいも、えび、牛肉、羊肉、卵黄
辛味:カラダを温め、血行をよくする。
紅花、ういきょう、とうがらし、シナモン、しょうが、にら、ねぎ、にんにく、こしょう、山椒
黒い食べ物:生殖能力や発育、ホルモンバランスに。
黒きくらげ、黒ごま、黒米、黒豆、海草類、しいたけ、黒砂糖
【冬のスープ】昆布と黒きくらげのスープ レシピ
~動脈硬化、高血圧の予防に、免疫力アップに~
【材料(2人分)】
サラダ油 大さじ1
豚肉 50g(ロース)
A:酒 小さじ1/2、醤油 小さじ1/2、しょうが(千切り) 1/4片分
水 100ml
昆布 2枚(約15cm)
黒きくらげ(乾燥) 3g
塩 小さじ1/2
万能ねぎ(小口切り) 5cm
パクチー(小口切り) 2本分
【下準備】
※黒きくらげは、たっぷりの水に1時間浸して戻し、硬いところをとって5mm幅の細切りにする。
※豚肉は5mm幅の細切りにし、Aを合わせてよく混ぜ、10分間ほど漬け込む。
※昆布は、400mlの水(分量外)に浸けて戻し、千切りにする。戻し汁はとっておく。
【作り方】
(1) 中華鍋をよく熱し、サラダ油をなじませ、豚肉を入れて中火で炒める。
(2) 昆布の戻し汁と水を加え、昆布と黒きくらげを入れて強火にする。
(3) 沸騰したら中火にし、5分ほど煮たら塩で味を調え、万能ねぎとパクチーを散らして完成!
[レシピ転載協力] 毎日役立つからだにやさしい「薬膳・漢方の食材帳」薬日本堂・監修
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(MYLOHAS編集部)