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寒い土地を旅すると、昔ながらの商店や民家で、ストーブの上に蓋を外したやかんを置き、常に湯が沸いた状態を保つ光景を目にします。すぐにお茶をいれられる利便もあるけれど、同時に部屋の乾燥を防ぎ湿度を保つ役割を果たしているのでしょう。
私も仕事部屋に、石油ストーブがあれば湯沸かしと加湿が同時にできるのにと導入を検討したことがありましたが、東京の狭い室内での扱いは難しいと断念しました。やはり加湿器を買うべきかと踏み出しかけたちょうどそのとき、「京都の恵文社一乗寺店」でステンレス製の電熱器を見つけて「これだ! 」と購入したのが3年前。それからの冬は、仕事机に向かう間中、テーブルの脇に電熱器にケトルをセットし、加湿器がわりにお湯を沸かしています。
タキイ電気の電熱器(大)6900円。webで見てみると、電熱器は他にもいろいろな種類がありました。
一般的にはスイッチがついている方が便利なのかもしれません。
電熱器は、電源スイッチがなく直接コンセントに取り付けるシンプルな作りで、常にお湯の蒸発を気にかけながら空焚きの注意を要するけれど、シュンシュンカタカタとポットがたてる音は、なんとも気持ちが落ち着く温かい音です。
長年愛用している、京都「イノダコーヒ」のケトル。電熱器とセットで、いつでも温かいお茶がいれられます。
(甲斐みのり)
RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2013/12/034577keotru_1204.html