豆乳クリームとは世界初のUSS(Ultra Soy Separation)製法で大豆を油分と水分に分離したことで生まれた、いわば「大豆の生クリーム」。
生乳の生クリームと比べて、カロリーは1/3とヘルシー。従来の豆乳にはなかったおいしさ、機能が多く確認されているので今まで豆乳が苦手だったという方も豆乳クリームなら大丈夫かもしれません。
実際に飲んでみたのですが、独特の大豆臭さもなく、しっかりとした味わい。コクがあって、ボリューム感もありました。このうま味、実は、和のクリームとして和素材に合うそうです。
調理用クリームとして幅広く使用が可能な豆乳クリーム『濃久里夢』
当初から豆乳クリームを『世界に和食が出ていくのに必要な素材』と絶賛しているのは、京都の老舗料亭「菊乃井」の村田吉弘さん。
お料理にもスイーツにも! 素材を引き立てる豆乳クリーム「和食は『だし』の文化で、昆布やカツオのうま味を使った料理のため、バターや生クリームに慣れた外国人の舌には物足りない料理です。ただ、その『だし』に牛乳や生クリームを使うと繊細なうま味を全部消してしまいます。
豆乳クリームは、だしの風味を損なわずに逆に増強し、素材の風味を引き立てる。それなのに乳に匹敵するコクとリッチさを付与できます。」
(京都「菊乃井」村田吉弘さん)
<左:海老の豆乳チリソース>
豆乳クリームを入れることで味にまるみがでる「海老の豆乳チリソース」。白いチリソースが今までにないおいしさ! これなら辛いのが苦手の人でも安心して食べられます。
<右:豆乳抹茶ロールケーキと豆乳チャイ>
豆乳クリームと抹茶の相性が抜群! 見た目も美しくヘルシーなスイーツなので、ついついたくさん食べ過ぎてしまいそう。
現在は、業務用としての販売のみで市販はしていないようなのですが、ゆくゆくは一般小売も考えているとのことで楽しみです。
世界無形文化遺産登録される見通しの和食。ますます世界から注目される和食をさらにおいしくする......その鍵は、どうやら豆乳クリームにあるかもしれません。
(松崎桃子)