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時折訪れる、どうしようもない「喪失感」や「焦燥感」。日々暮らしていると、些細なことに行き詰まったり、迷ったり、悩んだりするのは当たり前。できればナチュラルに、フレキシブルに自分自身と折り合いをつけたいものです。そんなとき、役に立つ言葉を見つけました。
たまにはゆっくり自分と向き合う時間を禅を知ると「わたし」が変わっていくのがわかります。そのひとつが「なりたいわたし」を手放すことでした
(『あたらしいわたし 禅100のメッセージ』P.142より引用)
作家・廣瀬裕子さんの著書『あたらしいわたし 禅100のメッセージ』には、悩めるときにこそ出合いたいみずみずしいコトバの数々がつまっています。廣瀬さん自身が坐禅をするなかで感じたこと、見えてきたもの、そして僧侶である藤田一照さんとの禅問答のようなスタイルで綴られる100のメッセージから、自分を見つめ直し、受け入れるための術が見つかりそうです。
一照さんから聞いた言葉で「結果自然成」というものがあります。自然にできあがっていくものー。自然に出来上がった結果が、実は目指していたものー。先を見てそこに向かって進んでいく方法もありますが、いまを見て、いまを歩き、見つけていく方法もあるのですね。
(『あたらしいわたし 禅100のメッセージ』P.143より引用)
目標を持ち、そこに向かってどう進んでゆくか、ということが当たり前とされる世の中。けれども、禅の教えには、"いま"この瞬間を生きている自分が、これまでの自分そのものであり、それが結果のすべてである、という考え方があるのです。
禅の教えから、"明日"ではなく、"いま"しあわせになれるヒントがたくさんもらえそうです!
廣瀬裕子・藤田一照/著(¥1,260)佼成出版社
photo by Thinkstock/Getty Images
(asami)
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