最近では日本でもグリューワインが広く知られるようになりましたが、おそらく多くの人がイメージするのが、赤ワインからつくるグリューワインだと思います。じつは白いグリューワインも存在します。
白グリューワインは、赤ほどスパイスの風味が強くなく、白ワインのスッキリ感とワインそのものの味わいがちゃんと残っているという感じ。赤が甘みの強いお菓子(シュトレンやクッキー)に合うのに対し、白はチョコレート系のお菓子や、塩味の利いたローストナッツなどによく合います。パンチの利いた赤にくらべると、かなりさっぱりしているものの、赤にはない口当たりの良さが白の魅力です。
自宅で簡単に、かつ少量から作れる白グリューワインのレシピがこちら。
<基本の白グリューワイン>
<材料(2人分)>
・白ワイン 350ml
・白ぶどうジュース 150ml
・アカシアはちみつ 大さじ2
・シナモンスティック 2本
・オレンジのスライス(皮付きのまま使用するので無農薬のものを) 2枚
<作り方>
1.すべての材料を鍋に入れ火にかけ、沸騰させます。(オレンジスライスは大きめの、直径8センチぐらいあるものがよいです)
2.沸騰したらすぐに火を弱めて、煮立たたせないよう注意しながら、10分ほどそのまま温めます。
3.耐熱グラス注いだらできあがり。温かいうちに召し上がれ。
(「Essen & Trinken」より引用)
ちなみに使用する白ワインは、「トロッケン(Trocken)」といわれる辛口(ドライ)から「ハルプトロッケン(Halbtrocken)」といわれる中辛口(セミドライ)あたりが最適で、種類としてはシルヴァーナやリースリングが高相性だそう。お好みのワインで、自分だけのとっておきの白グリューワインをどうぞ。
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