ただ、ここは日本。私は夏と冬では生姜のつかい方を変えています。これからの寒い季節には、生姜はできるだけじっくり加熱。たとえば、煮込み料理だったら、みじん切りにして炒めてから具材をいれてコトコト。反対に、夏はあまり加熱しないよう、おろし生姜を仕上げに加えます。
というのも、生の生姜には発汗作用や代謝を促すジンゲロールという物質が豊富。これは発汗を促し、熱を下げる作用があります。また、生姜を加熱したり干したりすると、カラダを温める成分であるショウガオールという物質が増えます。
つまり、生の生姜は発汗を促しデトックス作用があるので夏向き、調理した生姜は体温を上げて代謝&免疫力をあげてくれるので冬向きなのです。
また、辛い食べ物はカラダを温めてくれるような感じがしますが、汗をかくほど辛いものは、冬には不向きです。汗をかくのは体温を下げるためのカラダの働きで、カラダを冷やしてしまうのです。暑いインドでスパイシーな料理が食べられているのはそのためです。
今日食べたもの:ドライフルーツのホットスムージーそんなにお腹が空いていない朝やサーフィンに行く朝は、スムージーを朝食にしています。スムージーというと、生野菜を使ったものがポピュラーですが、こちらはアーユルヴェーディックなスムージー。
デーツ2個、いちじく1〜2個、レーズン大さじ1弱くらい、プルーン2個をひたひたの水で柔らかくなるまで煮ます。アーモンド(できれば生のもの。10個くらい)はお湯に浸けて皮を剥きます(手でするんと剥けます)。ドライフルーツが柔らかくなったら、安全な牛乳を入れてあたためます。火を止めて、皮を剥いたアーモンドを加えてブレンダーにかければできあがり。お好みで生姜やシナモン(どちらもカラダを温めます)を加えても。食感が欲しいときは、カボチャの種をぱらりとトッピング。
このドライフルーツのミルクスムージーは、おいしくてエネルギーがチャージされる感じ。毎朝飲んでいたときは、びっくりするほどエネルギッシュで疲れしらずでした。