こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。
バレンタインデーも近づいてきて、ますます「綺麗になって愛されたい」という願望も出てきますよね。
愛する人のために少しでも綺麗になりたい、と多くの女子が願っています。
今回は、綺麗になるために痩せよう!とか、ダイエットしなきゃ!と焦っている女性が陥りがちな、リバウンドや、自分の美や健康を損ねてしまう、といったダイエットの失敗を上手に避けて、周りからも評価される美しさを手に入れるポイントをお伝えしていきます。
●ダイエットが失敗する原因のひとつ「セルフイメージ」ダイエットがうまくいかない理由は、本当にさまざまあるのですが、その根っこに「自分自身のセルフイメージの低さ」が大きな原因として挙げられます。
人は必ず、自分のことを「私は○○という人間だ」というように、自分のイメージを創っています。
ダイエットが成功しない人というのは、この自分自身のイメージが「太っている自分」「できない自分」「いつも失敗する自分」「頑張っても努力が実らない自分」というふうに、達成しないものとして創られてしまっていることが多いんですね。
そのため、ダイエットして効果が少しずつ出ていたとしても、内面的にはストレスを抱えたり、過小評価したり、痩せた喜びよりも自分を罰するといった時間が長くなります。
緊張をしているからこそ、この緊張を維持できなくなると「ほらね、やっぱり自分はダメな人間」と証明し続けてしまうことが増えるのです。
●「今の自分が嫌い。だから痩せたい」は安定しにくいまた、別のケースでは「太っている自分は受け容れてもらえない」「太っている自分は人から嫌われる」という怖れが挙げられます。
対人的な怖れがある場合「人から受け容れてもらえない自分が嫌いだから、だから受け容れてもらうためにダイエットをしなければならない」という恐怖を元にして行動しているため、追われるような焦燥感や、太っている自分を責める自己否定が生じます。
この場合、ものすごく頑張って、ストレスを打ち破りながらダイエットをするのですが、他人から受け容れてもらうことが目的のため、せっかく減量ができたとしても、その目的が達成されないと分かると、心身ともにリバウンドしやすいんですね。
このほかの例としては、痩せて綺麗になったことで他者から注目されるのが怖い、綺麗になったことで誰かに責められるのが怖い、ダイエットして馬鹿にされるのが怖い、などの他者への恐怖も心理的なブレーキとして挙げられます。
ダイエットは、このように裏の気持ち・心理を隠しているときに取り組み始めることが多いため、その背景を改善してあげないと成功しづらいんですね。
もしも自分のセルフイメージが低いのならば、まずは自分自身への条件付の愛をやめて、自分を認めてあげてからダイエットをする。
「ありのままの私も綺麗だけど、もっと素敵な自分になれるように、少しだけ歩く量を増やして痩せてみよう」というように、無理なくシェイプアップするという方法が合っています。
●本当のあなたは何を求めているのか?
もしも恐怖が強いのならば、まずは「批判されることが怖かったね、もうそういう人達から離れても大丈夫だよ」と、怖れを感じるようになった自分をまず安心させて、他者からの批判への恐怖を癒してあげてから、実際に痩せたり綺麗になるための行動をとってみましょう。
もしも今の自分のままじゃ他者に受け容れられないと思っているのならば「人は誰しも完璧ではない、そして完璧ではなくても、人を愛するものなのだ」というように、自分自身をおおらかな視点で許してあげてから行動すると、脅迫的な気持ちが和らぎ、取り組みやすくなります。
まず行動するというだけではなく「本当に自分は何を求めているのか?」「本当に自分の心の中では何が起きているのか?」を理解し、そこに向き合ってあげることで、自分の心の形に添った綺麗を手に入れることができるでしょう。
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