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芽ぶきの季節が来て、年度がわりを迎えるこの時期は別れと出会いの季節。職場でも家庭でも、名残を惜しんだり、前途を祝ったり、あるいは新しい出会いを祝福する機会が増えるものです。
特別な機会に開けたい、純米のシャンパン
乾杯の機会は数あれど、特別な人には特別なお酒で祝ってあげたい。そんな想いに添うすてきなお酒があります。純米のシャンパン「純米吟醸活性酒 Kawanakajima-Fuwarin」。
炭酸入りの日本酒は数あれど、これは「ボトル内発酵」の生酒。それだけに蓋を開けたとたんにシュワっと広がる香りは「かぐわしい」という言葉が似あう、花のような瑞々しさがあります。この香りは、
「この瞬間を、あなたと祝い、わかちあいたい」
そんな気持を、相手にも伝えることができるものだと思います。
国内で七番目に古い酒蔵で作られたお酒この「Kawanakajima-Fuwarin」 は長野で一番古い、国内でも七番目に古い酒蔵「酒千蔵野」で作られています。川中島で1540年に創業し、かの有名な川中島の戦いに際して、武田信玄がこちらのお酒を飲んだとか。
現在、この蔵を守っているのは女性杜氏の千野麻里子さん。蔵の跡取りとして杜氏になるべくしてなった彼女が作り出したお酒は、このシャンパン以外の日本酒も軽やかであったり、あるいはたくましい味がしたりと実に色とりどりです。
わたしはこちらのお酒を飲むと、「さきわう(幸う)」という言葉を思い出します。さきわう、は「咲きわう」にも通じ、良きことが花開く言霊を持っているそうです。
「おめでとう。あなたのこれからが、よりよき人生となりますように」
そんな気持をこめて、伝統ある場所で作られた特別な香りのシャンパンを開けてみてはいかがでしょうか。
[酒千蔵野]
cheers via Shutterstock
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