朝型、夜型、夜勤あり、アウトドア(インドア)派、自宅勤務、暑さ寒さの感じかたなど、まずは自分の暮らしを振り返ってみるところからはじめてみるのが良さそうです。
東西北向きベランダにもこんなメリットがたしかに「南向き」なら一日中室内は明るく、洗濯ものもよく乾きます。しかし、意外かもしれませんが筆者が暮らすドイツでは「西向き」がいちばん人気。
少しでも太陽を長く感じたい! という人が多く、午後、長時間にわたって日当たりがいい西向きが好まれるのです。また北、東向きにもそれぞれメリットがあり、それを前向きにとらえて有効活用しようという考え方が強いので、日本ほどの南向き信仰はありません。
東向き......朝一番の暖かい日の光を堪能できる。朝食の場所として理想的
西向き......昼過ぎから日暮れまで、長く日が当たる。仕事終わりの一杯をゆったりと楽しむのに完璧な場所
北向き......直射日光がほとんど(または、まったく)当たらないからこそ、暑い日は格好のやすらぎの場所に
(LIVING AT HOME より引用)
たしかに朝活習慣があるなら東向き、冬の寒さより夏の暑さが苦手なら北向きだとかえって過ごしやすくなりそう。
さらにベランダでの時間を楽しむには、
東向き......時間をかけて朝食をゆったり楽しめるような、快適で実用的なベランダ家具を設置しましょう
西向き......日よけや、くつろげるベランダ家具、アウトドア用ランタン、テーブルなどのアイテムが役に立ちます。ただし、金属製のものは夏熱くなりすぎることがあるので要注意
北向き......アジサイやシダ系植物など日影を好む山野草を育てることができます。家具を置くなら明るい暖色系、雨露の乾きやすいプラスチック製のものが良いでしょう
(LIVING AT HOME より引用)
南向きでない場合、家賃がお値打ちになることもあるそうなので、これからお部屋探しをされるかたは、東西北向きベランダの物件を選択肢に入れてみるのもありかもしれません。
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