左から甘糀ジャム+プラス レモン バター、甘糀ジャム 玄米、甘糀ジャム+プラス 玄米チョコ(600円 税抜)
江戸時代から続く農家の柴海さんのお宅では昔から年に一度の収穫祭で甘糀を飲む習慣がありました。甘いものが貴重だった時代、お米と糀で作る甘糀は特別なごちそうで、柴海さんはおばあちゃんから「昔は、年に一度しか飲めなかったよ。」と聞かされていたそう。
さまざまな料理にアレンジできる甘糀ジャムそんな甘糀を、現代の食生活で取り入れられないかと試作を重ねてできあがったのが「甘糀ジャム 玄米」です。
たっぷり塗っても安心なシュガーレス「甘糀ジャム+プラス 玄米チョコ」。キャロプ(いなご豆)とココアで味付けされているのでアレルギーのお子さんにも安心。アイスクリームと合わせてパフェにしたり、フレンチトーストやパンケーキにとデザートのバリエーションがどんどん広がります。
甘糀ジャムはそのままパンやクラッカーに塗っても美味しいですが味噌と混ぜ合わせてディップにするとあっという間におつまみの一品ができあがり。オリーブオイルやマヨネーズなどを加えても糀のパワーは健在なので、お好みでいろんな物と混ぜてみると新しい発見がありそうです。
黄色い人参・イエロースティックや生でも食べられるカボチャ・コリンキー(手前)などを使った野菜スティックは彩りも鮮やかで食卓が賑わいます。
新種野菜がいろいろ試せる野菜セットも年間60品目以上の野菜を栽培している柴海農園では珍しい新種野菜の栽培にも積極的に取り組んでいます。「宅配の野菜セット」はS・M・Lとサイズがあるのでライフスタイルに合わせてチョイスできるのがうれしいところ。好きな野菜があればリクエストでオーダーも可能。手間を惜しまず有機栽培で作られた旬の野菜の美味しさは格別です。
また「レストラン御用達! 野菜セット」には珍しい野菜が多く入っていて、新しい物が好きなかたは、トライしてみる価値があります。
たとえば、サーモンピンクがキレイな珍しいジャガイモ・ノーザンルビー。少し太めの千切りにして、食感が残る程度に炒めます。仕上げに「甘糀ジャム+プラス レモン バター」を少し加えると普段のジャガイモ料理とは一味違う趣に。
水分が少なく、コクのあるトマト・サンマルツアーノトマトとコリンキー、ベータリッチ人参&イエロースティック、きゅうりとなすをさいの目切りにして煮込みました。隠し味に入れた「甘糀ジャム 玄米」が野菜の自然な甘みを引き出し、相乗効果で旨味たっぷり。自然の恵みに感謝したくなる一皿になります。
さまざまな発酵食品が注目される昨今、甘糀ジャム シリーズはジャムだけでなく、調味料としても使える万能品。ていねいに作られた玄米で原料の糀も作っている安全な商品。味噌のような素朴な味は日本人のDNAに響くこと間違いなし。お米の恵みに感謝したくなる名品です。
(写真・スタイリング・料理・文/石黒美穂子)