「ずっと幸せな生活をしていたい」「ずっと愛し愛される関係をつくっていきたい」これは、人間誰しもが抱く夢です。
「ずっと」というのはとても難しいことですが、たったひとつのことを意識するだけで、限りなく「ずっと」の愛や幸せに近づくことができるとしたらどうでしょうか?
今回は、心理的に陥りがちな「欲望の罠」をテーマにしながら、永遠に続く愛のつくりかたについてお伝えしていきたいと思います。
●継続する幸せを手に入れるためには?
人はただそのときの欲求で物事を達成したとしても、継続した満足や幸せを得ることはできません。
例えば、美味しいケーキがあり、ケーキを食べる......この行為は、自分を満たす行為ですが、ケーキを食べたときの喜びはやはり一時的なものです。
もちろんずっとケーキだけを食べ続けていれば、病気になったり肥満になってしまいますから、やはり一瞬の幸せを、永遠の幸せにするのは難しそうです。
「今まで自分で本当に自分の望むことを選べなかった」という人にとっては、好きなケーキを選び、それを食べるという行為は自分に自信を与えてくれることです。
●未来のための自分をつくる、投資的な発想
より具体的に継続した幸せを手に入れていくためには「長期的に、自分が目指す自分になれるかどうか?」を基準にして生活してあげることが大切なんですね。
例えば「ケーキを食べるよりも、自分はダイエットしたいから、果物に変えてみようかな」ということであったり「洋服が欲しかったけれど、でも同じような洋服はすでに持っているから、だから将来のためにちょっと貯金をしてみようかな」という感じです。
自分が目指す将来を優先し、自分が今感じている衝動的な欲を抑える、ということを行っていきます。
これは「自分が将来目指したい方向に進むためのステップ」ですので、自分にとって「ただ自分を我慢させている」ということにはならならず「未来への投資」と捉えることができます。
ただ自分を我慢させることと、自分自身を律した行動をとることは大きく異なります。
自分自身が憧れや未来のために今を投資できたことで、未来、これから一緒にいる人との幸せのために生きられたことになり、その在り方が、実際に愛する人との幸せを引き寄せてくれるのです。
●「今この瞬間」を「今から続く私の未来」のために
これは、今この瞬間の態度についても同じです。
例えば、いつも相手に怒鳴ってしまう女性がいたとします。
この女性が未来のことを考えることによって、ただ相手に対して闇雲に怒鳴るのではなく「将来もこの人と一緒にいたいから、できるだけ怒鳴らずに自分の気持ちを分かってもらいたい」というように、意識を変えることができます。
将来のことが不安なのに貯金せずに散在してしまうことも、結婚したいのに結婚の準備をせずにだらだらしてしまうことも、本当は分かり合いたいのに怒鳴ってしまうことも、やってしまえば「どうしてあんなことしちゃったんだろう」という後悔だけを生んでしまいます。こうした一時的な感情に流される衝動的な行為は「将来のことを考えない一時的な満足」が原因として背景にあります。
だからこそ、今衝動的になることが自分のためになるのか、それとも、将来のために新しい流れを作ってあげるのかを見極めることが大切なんですね。
●何を選択すべきか?
愛する人との幸せ、そして、愛する自分のための幸せな未来。 将来の自分の笑顔を思い浮かべることができれば、おのずと「今何を選択すべきか」ということが分かるでしょう。
今を生きながら、未来への希望も怠らない。そんな女性になって、「ずっと一緒にいたい存在」として永遠に大切に愛される未来を手に入れてくださいね。
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