そんな健康フードともいえるお味噌汁をさらに効果的に飲む方法が、『ボケたくなければ、これを食べなさい』(PHP新書)に書かれていました。
赤味噌が代謝をあげてくれる
赤味噌は、朝のスタートにぴったりの食品です。朝は、体のエンジンをかけるために代謝を高めたい時間帯です。ここで効いてくるのが、赤味噌への配合率が高い大豆パワーからいただいたイソフラボンです。このイソフラボンには、基礎代謝を活発にする働きがありますから、朝には赤味噌がおすすめなのです。
(『ボケたくなければ、これを食べなさい』(PHP新書)p48より引用)
私自身は名古屋の出身なので、赤だしには幼いころから慣れ親しんでいますが、赤味噌にこんな効果があったとは意外でした。
そういえば私の父は赤だしが大好きで、毎日欠かさず飲んでいたのですが、65歳を過ぎたいまでもスリムな体型を維持しています。運動をしたり食事に気を遣ったりといったことは一切していない様子なので、もしかしたら赤味噌による代謝促進効果が、中年太りなどを防止してくれていたのかもしれません。
白味噌には快眠効果が
朝は赤味噌が効果的とのことですが、なんと夜には白味噌が合っているのだそう。
白味噌の有効成分で特筆されるのは、赤味噌にはない豊富なギャバ(GABA)です。ギャバは、脳の興奮を抑えてくれる神経伝達物質で、脳や体を落ち着かせたい夜にはぴったりの食品なのです。
『ボケたくなければ、これを食べなさい』(PHP新書)p49より引用
脳が落ち着くことにより、快眠をもたらしたり、空腹を感じることが少なくなったりするのだそうです。
たとえば夜遅くに食事をとる場合は、白味噌を使ったお味噌汁に野菜などをたっぷり入れていただけば、消化にもよく、少ない量でも空腹感が満たされ、心地よい眠りにつける、理想の夜食になるんですね。
地元の味である赤だしはもちろん、今後は白味噌のお味噌汁も楽しみたいです。
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(イトウウミ)