その服、合わせるものはありますか?
クローゼットの中にも山のように服があるのに、コーディネートが作れないのです。そんな悩みを持つ人は「洋服を一点一点、単体でしか見ることができない」という方がほとんどです。
植村美智子『「今の自分」に似合う服』 P.18
なるほど。考えてもみたら、洋服をトータルコーディネートで捉えて買い物をしていなかったことに気がつきました。買い物に行くとき頭に描いていることは、こんな感じ。「トップスが足りないから今日はニットを探そう、色は黒で」「今年はコートが欲しい、持ってない明るい色味のものがいいなぁ」そう、いつも単体でステキなものを探して見つけては喜んで買っていたのです。
コーディネートできるか考えてから買う
植村さんは、気にいってどうしても買いたい服があったら、必ず合わせられるアイテムが手持ちのものにあるか、思い出してと言います。また、なかったときは合わせるアイテムも見つけて買うことをすすめています。なぜなら、合わせられるものがない服はクローゼットに眠ったままになるからと。
これまでは何か買おうと思ったとき、「他に合わせるものは大丈夫ですか?」と店員さんに聞かれても、「大丈夫です!」と即答していたわけですが(合わせるものくらい自分で探せるわよ......という変なこだわり)。
これからは一旦考えて、変なこだわりも捨てて、おすすめのコーディネートや着回しを提案してもらうのもいいなと考えなおしました。ポイントはステキだな! と思えるコーディネートをしている店員さんに聞くこと。自分では選ばないようなアイテムがでてくるかもと考えただけでちょっとわくわくしてきます。これを意識するだけで、もしかしたら、いつも着たい服が見つかるクローゼットになれるかも! と期待してしまいます。
文/丸山美沙
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