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ほろ苦がクセになる、セロリのパスタ【南イタリア美人レシピ】
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ほろ苦がクセになる、セロリのパスタ【南イタリア美人レシピ】

2016-03-16 18:30
    日本では嫌いな野菜としてよく挙げられるセロリ。特にその強い香りが苦手だという声をよく聞きますが、実はその香りにはさまざまな作用があるのを知っていますか? 

    精神を落ち着かせるリラックス効果があり、古代ギリシャ・ローマではうつ病に効く薬として用いられていたそう。このほか、食欲を増進させたり、血流を良くしたりする作用も。香りを嗅ぐだけでも健康になれそうです。

    まさに天然のマルチサプリメント

    しかしセロリの魅力は香りだけにあらず。天然のマルチビタミン・マルチミネラルサプリとも呼べるほど、いろいろな栄養素がバランスよく詰まっているのです。

    ビタミンA・C・B群・E・Kをはじめ、カルシウム・マグネシウム・カリウム・鉄分などのミネラル。これらを同時に摂ることで生まれる相乗効果も考えると、便秘・冷え・むくみ解消、免疫力・新陳代謝アップ、血行促進、疲労回復、抗酸化・美肌・デトックス......期待できる健康効果は挙げるときりがありません。古代ヨーロッパで「万能薬」だったというのもうなずけます。

    今回はこのセロリと、同じくビタミン・ミネラル豊富なアーモンドを組み合わせたパスタソースをご紹介。セロリのほろ苦さをオイルとチーズがうまみに変えて、芳醇でフレッシュな味わいはクセになるおいしさです。バジルやパセリなど葉もの野菜をこのようにミキサーにかけて作るものを、イタリアでは「ペースト」と呼びます。

    セロリのパスタレシピ(4人分)

    【材料】(A)セロリペーストセロリの葉 100gオリーブオイル 1カップ(200ml)アーモンド(無塩・皮なし) 20~25粒にんにく 2~3片パルミジャーノレッジャーノチーズ 大さじ山盛り2~3ペコリーノチーズ 大さじ山盛り2

    パスタ 400gバター 大さじ1

    【作り方】1.(A)すべてをミキサーにかけてペーストにする。2.鍋にバターを入れて溶かし、ペーストを加えて温める。
    ※火を通す必要はなく、ぬるいくらいでOK。加熱しすぎないよう注意。3.別鍋でゆでたパスタを2に加え、混ぜ合わせてできあがり。

    皿に盛り、パルミジャーノレッジャーノチーズをたっぷりかけて召し上がれ。

    ほとんど火を通さないので栄養素を壊さず、色も香りも鮮やかで、テーブルが華やぐ一品。冷凍保存もできるので作り置きしておくと便利ですよ。

    写真・文/マッツィテッリ福子

    編集者、ヨガインストラクター。2015年イタリア人男性と結婚し、南部レッジョ・カラブリアに移住。食事も化粧品もアンチケミカル、ナチュラル志向。

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2016/03/052252mezzogiorno.html
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