現在ではさまざまなクラスがあちこちで開校、人気がある様子。さらに5月3日からは、幕張メッセで行われる「ペット博2016」にてドッグヨガのイベントが開催されるようです。
しつけでもない、遊びでもない「心のコミュニケーション」
ひとり暮らしの部屋で、ワンちゃんやネコちゃんと住んでいる人も多い昨今。日ごろ、ぺットに寂しい思いをさせていないか気になってしまいますよね。そんなコミュニケーション不足を少しでも解消できるとあって、ペットと一緒に楽しむことができるヨガクラスは大人気。
ヨガといっても動物が主体ではなく、あくまで愛犬や愛猫と「一緒に」楽しむのが目的。ともに過ごす時間を増やすことで、飼い主とペットにしかわからない心の絆を強めたい。そんな思いを強く持った人たちが集まります。
日本ドッグヨーガ普及協会の代表・大沼則子さんによると、人も犬も高齢化となり、お互いにゆっくりと楽しく、くつろぎながら楽しむのに、ドッグヨガは最適とのこと。愛犬の社会性向上を目的として参加する生徒さんも多いのだといいます。
ヨガを通じて心を通わせる
実際に愛犬と4年間ヨガに通っているという生徒さんは、「ふだんは外でお腹を見せることはないのですが、ドッグヨガのクラスでは、リラックスしてお腹を見せてくれます」と、ペットの変化について教えてくれました。「シェルドレイクの仮説」にもあるように、人間と動物との間には、何か不思議な波長のようなものが存在するのかもしれません。
大沼さん曰く、飼い主の呼吸(気持ち)が落ち着くことで、愛犬もそれを察して落ち着くんだそう。動物も人間も、そこには垣根など存在しないと気づかせてくれるペットヨガ。
冬の間になまってしまった体を動かすためにも、愛犬と一緒にはじめるなら今かも。
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