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とくに寝不足というわけでもないのに、ランチを食べたあと急に眠くなる―。こんな経験はありませんか? じつはこれ、低血糖からくるトラブルのひとつ。でも、工夫次第で回避することができるんです。
ランチが「パスタ」「菓子パン」のひとは要注意
低血糖症とは、どのような状態なのでしょうか。
糖分は身体を動かす大切なエネルギー。それだけに血液中の糖分はつねに一定量になるよう、ホルモンによって厳密に調整されています。この量が血糖値。ふつうなら食後は血糖値がゆるやかに上がったあと、ホルモンの作用で下がり、3~4時間たつと空腹のときと同じくらいの値になります。
しかし糖分が多い食事をとると、その分、血糖値がぐんと跳ね上がることに。下げるためのホルモンも大量に必要となります。このホルモンはパワフルで、必要以上に血糖値を下げすぎてしまうことがあります。すると脳にも必要な糖が回らず、強烈な眠気が襲うことに......。菓子パンや、パスタ、チャーハンといった一品料理など、糖分の多いものをチョイスしがちなひとは気をつけたほうがよさそうです。
「ベジファースト」が食後のウトウトを解消食後の眠気を防ぎたいのであれば、ランチ自体の糖分を控えるのはもちろんですが、たっぷりの野菜や海藻、豆をプラスするのも効果的です。食物繊維が、腸での糖の吸収をゆるやかにしてくれるのです。
食べ方としては野菜→おかず→主食の順。ごはんは最後に、少量にするのもポイントです。コンビニ食では必ずサラダや豆をつけるなど、ちょっと意識するだけでできることは多そう。
私もランチのときに野菜とおかずをしっかり食べるようにしていますが、パスタのみを食べた日とはだるさの感じ方がまったく違うのに驚きます。いつも食後にウトウトしてしまうという方は、ランチの内容を見直してみてはいかがでしょうか。
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image via Shutterstock
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