そういうわけで、日本での暮らしは何もない状態からはじまりました。お皿もない、ソファもない、食器棚もない、キッチン用品は海の上(船便に乗せてしまった......)。
最初は不便でさびしい気もしましたが、だんだん気分が良くなってきました。掃除はしやすいし、整理もしやすい。「あれ、どこだっけ? 」と探すこともない。これからは、こんな風にシンプルに暮らそう! と決意しました。でもこの状態をどうやったらキープできるのだろう? 買い物好きで、モノを溜め込みがちな私には自信がありません。
スッキリ過ごすためのアイディアそんな時出会ったのが、『持ちすぎない暮らし』という本。生活シーンを細かく分けて、様々な角度から「スッキリした暮らし」のためのアイディアを提供してくれます。
たとえば、
・家具はできるかぎり減らす。空間を目いっぱい使うよう収納BOXを部屋の隅に重ねる
・キッチンでは、水切りかご・洗い桶・三角コーナーの3セットを追放
・バスタオルをやめて、フェイスタオルにチェンジする
・クローゼットの中では、オフシーズンのものはまとめて衣類カバーをかける など
とにかく様々な場面での「スッキリさせる」「手放す」方法を伝授してくれます。「物欲コントロール法」「捨てるだけ風水」などのページもあり、メンタル面での「スッキリ状態」もサポート。たくさんのアイディア例があるので、自分に合った方法が1つは見つかりそうです。おかげさまで、日本での暮らしはシンプルで快適です。
キッチンだってストレスなくきれいとくに、私がこの本を読んで意識しはじめたのはキッチン周辺。それまでは「手早く料理しやすいように! 」と、コンロ周辺に調味料類や調理器具をずらりとならべていたのですが、
コンロ周りが散らかっていると、調理しにくいばかりが、吹きこぼれや油ハネの掃除がしにくく、何より危険!全部収納してしまいましょう。
(『持ちすぎない暮らし』30ページより引用)
この一文で意識改革しました。そして、
・お玉とターナー類、調味料、鍋類、スパイスと、ゾーン分けして収納
・コンロ下にはよく使う鍋やフライパンを厳選して収納。使用頻度の低い鍋を下にする など
実践した結果、とても調理も掃除しやすいキッチンに。
調味料をいちいち取り出すのが面倒かな......と思っていましたが、所定の場所を決めて出し入れすると全くストレスになりません。前よりもキッチンに立つのが楽しくなりました。あー、生活変えたい、部屋を整えたい! と思い立ったときに、おすすめの1冊です。
[『持ちすぎない暮らし』]
photo by Thinkstock/Getty Images
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