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20代で銀座のクラブのママとなった日髙利美さんの本「また会いたいと思われる人になる大人の教科書」には、大人の女性が身につけておくべき心がまえやマナー、常識の基本が38項目に分かれてギュッと詰め込まれています。
「大人の女性」という響きには、年齢を重ねただけでなく品性やマナー、他人への接し方などもきちんと身につけている人、といった要素も含まれている気がします。
私が考える「大人」をひとつ定義づけるとしたら、『目の前にいる人を大切にできる人』のことです。
(『また会いたいと思われる人になる大人の教科書』P3より引用)
「また会いたいと思われる人になる大人の教科書」には、好印象を与える身だしなみから目上の人やお客さんへの連絡の取り方、働く上での心がまえや態度など、特にビジネスの場で使うような基本的なマナーの数々が書かれています。
私自身もインドで日系企業向けの不動産コンサルティング会社で働いた経験があり、こういったビジネスマナーの重要性は強く感じていました。
当時の上司は外国人。日本人ではないからこそ逆に日本式のビジネスマナーに関しては徹底している方でした。ビジネスマナーについては「相手の立場に立って考えれば自然とできることだよ」とその上司に言われたのを今でも覚えています。
この本の中にも書かれているのですが、「ビジネスマナー」というマニュアルはあるものの、 その場の状況で相手の立場に立って臨機応変に対応するのが本来の正しいマナーだと思います。
「訪問先で出されたお茶を飲むべきか」という論争がすこし前にネット上で話題になっていましたが、これもその場の状況次第で答えは変わってくるように感じます。どうぞ、と勧められても頑なにお茶に手をつけないのは逆に不自然ではないでしょうか。
「大人の女性」とはなにか、相手の立場に立って考えて行動するとはどういうことなのか。この本がそういった意識を高めてくれるきっかけになりそうです。
image via Shutterstock
RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2016/12/058991business_manner.html