そこで新しい洗濯表示を見てみると、「弱」、「手洗い」、「ドライ」などの文字がなくなっているではないですか! 文字に頼れないので、記号の意味を覚えておいたほうがよさそうです。
まずは新しい洗濯表示を確認もちろんほとんどの服はまだ旧表示。そこで新旧両方の表示を確認したいと思います。
覚えておきたい3つのマーク新しい洗濯表示の記号は、種類も大幅に増えて文字もありませんが、意味を理解できれば便利そう。宅配クリーニングサービス「リネット」によると、以下の3つを最低限押さえておけば大丈夫とのこと。
洗濯機OKのマークチェックしておきたいのが洗濯機OKのマーク。桶のマークに付いた数字は液温の限度数を表しています。以前のものは洗濯機のマークでした。
クリーニングOKのマーク洗濯機がNGでも、クリーニングOKなのが「○」の記号。○の中に書いてある「P」「F」「×」というのはクリーニング店で確認する部分なので、基本○ならクリーニングという覚え方でよさそう。
手洗いのマーク見逃してはならないのが、桶に手を入れるマーク。このマークが付いた衣服は、手洗いする必要があります。
余裕があったら覚えたいマーク「△」......漂白OK。
「・」......このマークの数で温度の高さを示します(ダンブル乾燥、アイロン)。
桶マークの下の横線......洗い方の強弱を示します。
「❙」......つり干し方法(自然乾燥法)。
「━」......平干し方法(自然乾燥法)。
衣類を傷ませない工夫も買おうかどうしようか悩んでいた服に「水洗い不可」のマークを見つけて、買うのをやめたことはありませんか。じつは水洗い不可の服でも素材や色落ちをチェックしながらであれば、つけ込み洗い&タオルドライをすればおうちでも洗えるのです。
その際には、洗濯表示をふまえたうえで、衣類を傷ませない工夫をしましょう。
・ビジューなどの装飾品があるものは中表にして洗う。
・洗濯機で浮いてしまい、洗いにくいダウンジャケットはバスタオルにくるんで重みをつけて洗濯機へ。
・ワンピースなどの重さがあるものを干すときには、ハンガーを二つ使用して重みを分散して干す。
洗濯方法だけではなく、収納の仕方も大切です。衣替えは、数日晴れが続き空気が乾燥した日を選びます。収納する衣類を虫干しし、その間にクローゼットや押し入れを掃除した後、扇風機をまわして換気しておけばよりカビ対策に効果的!
洗濯表示が新しくなるのを機に、衣類の取り扱い方を見直して、お気に入りの服をより長く愛用したいものです。
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