高いお金をだして、高級な基礎化粧品を揃えたのに効果はイマイチ......そういう経験って意外と多いんです。そんなとき肌のきれいな人に遭遇すると、どんな化粧品を使っているのか尋ねたくなるもの。
でも、彼女たちは決まって「何もしていない」とか「その辺の安物」なんていう、納得のいかない答えしかしてくれないのです。
じつは、この「特別なケアをしない」ということ。ここに美肌のヒントがあるみたいなんです。じつは、何にもしないと肌に細菌が繁殖します。これが、肌にいいのだそう!
美肌菌が繁殖して天然の美容成分を排出!?
本来、健康な皮膚には1兆個の常在菌がいて、汗や皮脂などを餌にして食べてくれるかわりに、皮膚を保護する天然の美容成分を排出してくれるのだそうです。この常在菌は美肌菌とも呼ばれ、「特別なケアしていないのにきれいな人」の謎も解けますね。
手を替え品を替え、色々スキンケアしすぎると化粧品などに含まれる化学物質で、肌のバリア機能はこわれ、この美肌菌の生態系も崩してしまうのだそうです。じつは私も、普段はほとんど肌トラブルがないのですが、今年は冬に常夏のタイに行ったりして、日焼け止めなどを塗りすぎたせいか、帰国後、保湿しているのにうるおわないという状況に悩まされていました。きっと、この美肌菌に愛想を尽かされてしまったのでしょうね。
美肌菌を活性化する、発酵米ぬか!
その矢先にであったのが、発酵米ぬか化粧品の「優美」。美肌菌の生態系を整えるには、酵素たっぷりの発酵米ぬかがいいのだそうです。
そう語るのは、「優美」販売元、ベル・アンファン社長の上野優美子さん。彼女自身、10年前にストレスから急性アトピーを発症し、ひどい肌荒れを起こしたときに、この発酵米ぬかの化粧品でまたたく間に回復、美肌を取り戻したという経験があるそうです。
発酵米ぬかには多くの微生物が含まれており、それらが生み出す酵素には、保湿や代謝促進、古い角質の分解といった、美を保つのに欠かせないパワーがあるのです。
「優美」シリーズの化粧品は、15年間培養された発酵米ぬかをベースに黒砂糖、生ローヤルゼリー、アカシアのハチミツなどをブレンドして作られているのだそうで、防腐剤、色素、香料、油分が無添加と肌に優しく、肌の内側からうるおう感じ。
春先は何かと肌トラブルも多くなりがちですが、美肌菌とタッグを組んで、「何もしていないのにきれいな人」を目指したいと思います。
text by 松田朝子
旅行作家・トラベルジャーナリスト。日本旅行作家協会所属。旅と女性のよりよい関係を追求することから、国内外のアンチエイジング、ビューティーなどを研究。女性旅行作家たちのサイト「女性の旅研究会」管理人。著作「旅先だとどうして彼は不機嫌になるの」(自由国民社刊)