• このエントリーをはてなブックマークに追加
「グルテンフリー」ブームで、アメリカでは日本のアノ食品が脚光を浴びている!? 
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

「グルテンフリー」ブームで、アメリカでは日本のアノ食品が脚光を浴びている!? 

2012-10-24 19:30
    全米最大規模の有機、自然、健康、エコ関連商品の展示会『ナチュラル・プロダクツ・エキスポ』。1981年から実施され歴史と実績があり、業界内では最も影響力がある展示会です。世界約100カ国から約2,000社もの企業が集い、力を入れている商品を披露。まさに業界トレンドの縮図です。

    さて、今米国で大ブームの「グルテンフリー」。9月に東海岸で開催された同展示会でも「グルテンフリー」の表示だらけ!多くの関連商品が紹介されました。


    グルテンとは、小麦類から生成されるたんぱく質ですが、体質によっては消化器系疾患や発育障害、うつなどを引き起こすことが明らかになっています。そのため、麺類、パン、クッキーなど、小麦類を原料とする加工食品が、グルテンを含まない食材で製造されるようになっているのです。

    米や大豆、蕎麦、さつまいもなど日本食品に多く使われる食材はグルテンを含まないため、小麦類に代わる食材として注目を集めています。そして、日本の伝統食品が意外なところで大活躍するようになっています。たとえば……

    ■スナックとして人気がある玄米餅。シナモン&レーズン味、チョコレートブラウニー味、ピザ味など、日本では考えられないテイストも。
    ■オードブルを乗せるクラッカーとして薄焼き煎餅が活躍
    ■日本でいう「ポン菓子」がパンの代わりに。軽く焼いてトースト風に、ハニーやフルーツスプレッドをつけて食べると案外美味。

    一部のセレブが実践してやせたことで、一躍ブームになった「グルテンフリー」ですが、じつは、ダイエット効果は実証されていませんのでご注意を。あくまでも、セリアック病など消化器系疾患のある方に効果のある食事療法です。この食事療法に取り組むことで、加工品を避け、穀類や野菜をバランスよく食べるなど、食生活を見直した結果、体重減少に効果があったのではないでしょうか。

    自分の体に合った正しい食事療法を取り入れるのが大切ですね。

    ナチュラル・プロダクツ・エキスポ・イースト,ナチュラル・プロダクツ・エキスポ・ウエスト(以上、英語版)
    ナチュラル・プロダクツ・エキスポ日本語公式 

    text by太田あや(Aya Ota)
    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
    BIO ARTS NYC, INC.代表
    ニューヨーク在住。米国代替医療協会認定ホリスティック・ヘルス・コーチ。コロンビア大ティーチャーズ・カレッジで統合栄養学のサーティフィケートを取得。ニューヨーク大学大学院のメディア・コミュニケーション分野で修士課程修了。メディア・IT業界での豊富な経験と、食・健康に関する専門知識を組み合わせ、教育・情報発信事業やコンサルティング事業を展開。ライター&リサーチャーとして食・健康・環境などを専門に執筆実績も多数。
    ホリスティック・ヘルス・コーチ資格取得講座>>

    ■あわせて読みたい
    オーガニック初心者のための「オーガニックを選ぶべき12品目」案内
    全米一のスローライフ都市・ポートランドについて丸の内で学ぶ! 現地での課外授業付き
    今こそもう一度見直したい「非常食」ガイド〜アメリカ版〜
    フランスに古くから伝わる、カーペットのシミや飲みこぼしの拭きとり方5選
    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/lohasnews/2012/10/post-828.php
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。