女性がしがちなのが、相手に対して「どうして○○してくれないの!?」と言ってしまうこと。つい親しい間柄やパートナーに対してこんな言い方をしてしまって、溝が深まってしまった方も少なくないかもしれません。
けれども、実はこうすればするほど、相手はどんどん心を閉ざし、あなたから離れてしまうんですね。なぜなら、脳は質問に対して、答えを出そうとする機能を持っています。
例えば「どうしてしてくれないの?」と聞かれたら、そのことに対する理由を自動的に探すようになっているんですね。
では、どうすればこうしたネガティブパターンの会話を変えていけるのでしょうか?
大切なことは、目的をしっかり把握すること
だからこそ、質問されたとおりにどんどん「相手に対して何もしたくない理由」を考え始め、その結果、聞かれた相手との嫌なところばかりを思い出してしまうのです。
こうなると、お互いに惹かれあって付き合ったはずなのに、嫌な部分ばかりが目につくようになって修復不可能になってしまいます。
ここで大切なことは、本当にあなたが願っていることは「相手がなぜしてくれないのか?」を問いたいわけではなく、別の目的があることに気付くことなんですね。
あなたの本音はなに? それを気づく「間」を大切にする
怒りというのは、本心ではなく、単なる反応です。思わず感情をぶつけてしまったり、怒りで八つ当たりをしてしまうときには、必ずその下に他の感情が隠されています。
つまり、こうした表現をしているときほど、心の奥底には「本当は○○してほしい……」という、つらく寂しい本音があるということに目を向けてあげることが重要です。
相手に対して決して問いつめたいわけではなく、本当は自分がしてほしいことをしてくれなかったことが寂しかった。
このように、素直に自分の想いに触れることができたとき、はじめて不平不満をぶつけるのではなく、相手と向き合って話し合いができるようになるんですね。
希望を伝えてみよう
同時に、このとき本当にすべき表現は、「○○してほしい」という伝え方です。
相手は決してエスパーではありません。どんなに親しい間柄だとしても、あなたとは違う人間であり、違う価値観・違う感受性を持っていますから、何も伝えないのにあなたの想いを把握することはできないのです。
だからこそ、「どうして○○してくれないのよ!」という不平不満の下に隠されているあなたの本心、「本当は○○してほしい」ということを、「言葉で伝える」ことが大切です。
感情をぶつけるのではなく、まずはあなたの本心に寄り添ってあげること。
そして、支配的に相手を動かそうとするのではなく、お願いすること。
たったこれだけ意識することで、今まで壊してしまった縁も、理解し合いながら育てることができます。
こうして分かり合えるようになることで、二人の絆は深まり、真実の愛へと変わっていくんですね。
過去に不平不満が爆発して関係を壊してしまった人も、今度は素直に想いを表現できるあなたになって、ぜひ新しい恋に踏み出してみてくださいね。
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