睡眠の質を上げるには、入眠準備から、寝具に到るまで、さまざまなコツがあります。
中でも眠りの質を上げるにあたって、寝具はとても重要ですが、枕やマットレスに注目しても、掛け布団は、意外と後回しにしてませんか?
そこで布団と言えばの西川の掛け布団「[エアーCN]コンフォーター」で1ヶ月間ほど寝てみたところ……。
掛け布団とは思えないほどの軽さ
少し変わったフォルムには秘密が。驚くほどの軽さです。ふだん、西川の羽毛布団を愛用していることもあり、今回「[エアーCN]コンフォーター」と寝比べてみました。正直なところ、「[エアーCN]コンフォーター」で寝てみるまでは、掛け布団は羽毛布団しか信じていませんでした。
[エアーCN]コンフォーターそのもののスペックは後述するとして、まず体感して驚いたのが「軽い。掛けてる実感がないほど軽い」という実感でした。長年使っている羽毛布団と比べ物にならないほど軽いんです。ただしその一方で、軽過ぎるため保温性に不安を感じました。
布団に限らずですが、軽量化と機能性の共存は難易度が高いです。「[エアーCN]コンフォーター」についても、軽さには驚きましたが、保温性については不安しかなかったのです。しかし、その不安も即解消。思った以上に保温性も抜群でした。
東レと共同開発した「カーボネクスト」。これにより軽量化を成功しました。それもそのはず。外側に使用している西川が開発した新素材の超軽量生地に加えて、特筆すべきは詰め物。西川と東レが共同開発したカーボン長繊維「カーボネクスト」を採用しているため、軽いと言われている西川のダックダウンを使った掛け布団よりも、なんと15%も軽量化に成功した逸品なのです。
「掛けてないような掛け心地」と言えば、それまでかもしれませんが、ガーゼをカラダの上に載せているような感覚と近いかもしれません(個人的な感想です)。
ちょっと変わったフォルムに隠された秘密
カラダの起伏に自然とフィットするデザイン設計によって、温かさを逃がしません。2枚目の写真をご覧になってお分かりだと思いますが、普通の掛け布団とはちょっと違うフォルムです。これは単にデザイン性だけではなく、きちんとした理由がありました。
掛けた時の第一印象で「軽いけど、保温性に不安」と触れましたが、保温性に関わるデザインだったのです。つまり、この起伏があるようなデザインが、カラダの起伏に自然にフィットするように設計されており、包み込んでくれるような安心感とともに温かさを逃さないのです。
これには本当に驚きました。個人的な体感ですが、通常の羽毛布団よりも数分早く温まっていくのを実感しました。やさしく包み込んでくれる感覚のため、ほどよい密着感が心地いいのと、余計な隙間ができません。入眠時に布団の中が早く温まると、寝付きもいいですし、ストレスも軽くなります。
エアーCN コンフォーターのすごいところがまだあった!
うれしい機能が満載の「[エアーCN]コンフォーター」。素材の軽さや保温性のほかにも、うれしい機能が満載でした。
ホコリが少ない
切れ目がない長繊維を使用しているため、ホコリが出にくく、そのためとても衛生的です。
湿気も逃す
保温性が高いということは、往々にして蒸れやすいという難点がありますが、優れた透湿性によって、蒸れを軽減し、快適な温かさをキープしてくれます。
長続きするふっくら感
東京西川の独自製法による繊維構造のため、へたりにくく、気持ちのいいふっくら感が持続します。
収納もコンパクトかつ楽にできます。丸洗い可能!
意外とうれしいのがこの機能。丸洗いできるだけではなく、乾きやすいため手間なくお手入れができるのもうれしい。
独特の臭いも解消!
せっかくの睡眠なのにニオイが気になると非常に残念です。その点、羽毛と比較すると臭いが少なく、抗菌防臭加工を施しているので、皮脂や汗などの気になるニオイも抑え、敏感な方には特にうれしい配慮です。
収納時も邪魔にならない
かなりしっかりした専用バッグが付いています。また、収納バッグ自体も軽量で、コンパクトです。
眠りを邪魔しない、本当に欲しい布団
新素材の超軽量生地を採用した外側。ニオイも気にならないので安心です。眠りにデリケートな方は、あまりの軽さに慣れるまで、ある程度の時間が必要かもしれません。私も1週間ほどは、軽さに慣れずなかなか落ち着きませんでした。次第に慣れてきた頃に、快適さを実感。ここまで突き詰めた掛け布団は稀有です。
枕やマットレスも非常に大切ですが、もしかしたら掛け布団から寝具を選んでもいいかもしれません。
[エアーCN]コンフォーター
価格:シングル(150×210cm)/54,000円(税込)、ダブル(190×210cm)/81,000円(税込)
素材:ふとんがわ/ポリエステル100%、詰めもの/ポリエステル100%
配色:ブラック
専用バッグ付き
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[西川株式会社]