小さなチャレンジと小さな習慣の楽しいところは、小さなポジティブな行動を起こすたびに、自分が誇らしくなることです。このことがあなたの成功にとってどれほど重要かは、どれほど強調しても足りないくらいです。
(スティーヴン・ガイズ著『小さなダイエットの習慣』338ページより引用)
ガイズ氏が絶対に破ってはならないと語る、「減量のための8つの聖なる法則」。前編に続き、後編では後半の4つの概要をお届けします。
5.自分との交渉と作戦づくりをストップしない(全面的な反抗を認めない)
「もうどうにでもなれ!」と言って大食いするときが、負けが決まる瞬間です。それを止めるには、減量のために行う運動や食事改善を好きになることが一番。自分の本能的な欲求を満足させられるように、小さな習慣をカスタマイズしましょう。
6.健康のためのヒーローを頼りにする
あなたの好きな健康的な食べ物をメモしておきましょう。それがあなたのヒーローです。好きな食べ物を選ぶことで、「減量のために苦しむ」という考え方を避けることができます。
7.努力する
小さな習慣は驚くほど効果のあるちょっとした行動です。求められる努力は、ほかのほとんどの減量法よりは少なくて済みますが、それでも努力は必要です。
8.目標と手段を混同してはいけない。両方を適切に使う
「炭酸飲料を飲まないようにしたい」という目標に対して、「だから、炭酸飲料を飲まないことにする」というように、目標を手段として使うのは間違いです。この場合は、自分に炭酸飲料を飲んでもいいと認めつつ、よりよい選択肢(先にライム風味の水をグラス1杯飲む)を用意しておくことがおすすめ。最初の小さなステップが抵抗感を薄れさせ、正しい習慣を育ててくれます。
これまで30日間にわたり、減量を成功に導くガイズ氏のアイデアをお伝えしてきました。
まずは、小さな目標をこなすのがどれだけ簡単か想像してみてください。たとえば、腕立て伏せをたった1回だけしてみる自分を。
小さな成功を積み重ねていくことはやみつきになり、ご褒美をもらえた気分だとガイズ氏はいいます。小さな習慣とは、一生使い続けることができて、つねに成功できる方法なのです。
『小さなダイエットの習慣』(ダイヤモンド社刊)
9万部を突破したベストセラー『小さな習慣』の著者スティーヴン・ガイズによる、待望の第二弾。従来のダイエット本とは一線を画す、「太らないための思考を作り、太りにくいライフスタイルを習慣化」するための一冊です。ガイズ氏が実体験からつかんだ“小さすぎて失敗のしようがない”ダイエットの習慣を、1日ひとつお届けします。
スティーヴン・ガイズ/著者プロフィール
2004年より自己成長ストラテジーの調査と執筆を行っている。2011年にブログ「ディープ・イグジスタンス」を立ち上げ、ホワイト・ダウ・ブックスによって2012年の自己啓発ブログ第1位に選ばれた。「ライフハッカー」「マインド・ボディ・グリーン」「タイニー・ブッタ」「ビッグ・ザ・ブレイン」などの人気メディアに寄稿している。