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ふるふる、しゅわしゅわの食感に癒やされる「台湾カステラ」
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ふるふる、しゅわしゅわの食感に癒やされる「台湾カステラ」

2022-01-28 18:00
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料理家・松本日奈さんが、台所を中心にまわる日常や「おいしい」に関わるモノやコト、台所仕事の負担を軽くして楽しいものにかえる“ひと工夫”をつづる連載「テーブルに ひと工夫」。

今回は、まもなく春節を迎える台湾のグルメより「台湾カステラ」の作り方を紹介します。

“メレンゲ”がカギ。卵の力でふっくらと。

ここ数年ブームになっている台湾フード。台湾カステラもそのひとつで、ふるふる、しゅわしゅわの食感がやさしい卵の焼き菓子です。

「焼きたて」「粗熱がとれたころ」「冷蔵庫で冷やしてから」と、時間の経過によって味わいが変化するの楽しいおやつ。ぜひおうちで焼いてみませんか?

材料はとてもシンプル。ベーキングパウダーは使わず、卵の力でふっくらと蒸し焼きにします。数点のポイントをおさえれば簡単に作ることができます。

台湾カステラ

私の外出中、長女がクッキーを焼いてくれたのをきっかけに、「そうだ、焼こう!」と久しぶりに焼いた台湾カステラ。奥の角が割れてしまいました…。

<ポイント>
・材料を整え、下準備をしてから作り始める。
・メレンゲを泡立てるとき、水分や油分が混ざると立たないので、清潔なボウルを使う。
・卵黄生地とメレンゲを混ぜるとき、泡をつぶさないようにさっくりと混ぜ合わせる。

<材料(15cmスクエア型1台分)>
植物油…50g
薄力粉…70g
無調整豆乳または牛乳…60g
卵…4個
きび砂糖…70g

<下準備>
・湯煎用の湯を用意しておく。
・卵は卵黄と卵白に分けておく。
・豆乳を湯煎にかけるか、レンジで40℃ぐらいにあたためておく。
・オーブンを150℃にあたためておく。
・薄力粉をふるっておく。

写真左:手順4でしっかりと角の立つメレンゲを作ることがポイント。手順5ではメレンゲを卵黄生地にムラなくさっくりと混ぜる。
写真右:型に生地を流したら、型を両手で持ち、テーブルなどにトントンと2〜3回落として空気を抜き、表面をならす。

<作り方>
1)油をボウルに入れて、湯煎で50℃くらいにあたためる。
2)ふるった薄力粉を一度に加え、粉っぽさがなくなるまでホイッパーで混ぜる。
3)豆乳を加えて混ぜ、溶きほぐした卵黄も加えて混ぜる。
4)卵白を別のボウルに入れ、きび糖を加えて泡立て、しっかりと角がたつメレンゲを作る。
5)卵黄生地のボウルにメレンゲをひとすくい混ぜ、卵黄生地をゆるめたら、メレンゲのボウルに全量を入れ、ムラがなくなるようにさっくりと混ぜる。
6)オーブンシートを敷いた型に生地を流し入れ、表面を平らにならす。
7)オーブンの天板に型をのせ、型の底1cmほどが浸るように湯を入れて、150℃で60分焼く。
8)焼き上がったらすぐに型から外す。

台湾スイーツは、どれもシンプルでやさしくて、軽やか。するりと食べられるので、「まずはあのお店、次はこのお店」と、街を散策しながら食べ歩くのが大好きです。何に遠慮も気兼ねもすることもなく、早く台湾へ行ける日が来てほしいものです。

松本日奈(まつもと・ひな)
料理家。北イタリア留学中に現地の料理人やマンマから料理を学ぶ。オリーブオイルや白バルサミコなどの調味料を使い、シンプルで素材を生かした家庭料理を提案。レシピ開発やケータリング、ひな弁と活動の幅を広げる。自宅などで開催する料理教室は毎回キャンセル待ちになるほどの人気ぶり。目黒区鷹番にある食材店「ラ・プティット・エピスリー」を営む夫、ふたりの娘、愛犬と暮らす。インスタグラム

写真・文/松本日奈

RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2022/01/table_19.html
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最近台湾カステラ炭酸ジュース!なんてものを見かけたので飲んだのですが。「ソーダミルクセーキだこれ!」

No.1 34ヶ月前
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