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買う前に知っておきたい! デオドラントの賢い選び方
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買う前に知っておきたい! デオドラントの賢い選び方

2013-06-11 13:05


    連載3回目は、夏になると気になる「汗の匂い」について。

    匂いのことを「汗臭い」といいますが、じつは、汗自体には匂いはほとんどありません。なのに、汗をかいた後、なぜ匂いが気になるのかというと、その原因は、皮膚の上に住んでいる皮膚常在菌の繁殖にあります。


    汗が臭う原因とは?

    皮膚常在菌は、どんな人のカラダにも存在する菌のことで、水分と栄養分で増殖し、皮膚の上に天然保湿因子(水と皮脂を混ぜるマイルドな乳化作用)を作り出し、しっとり艶やかな肌にしてくれる、皮膚にとってなくてはならない存在です。

    その皮膚常在菌が、皮脂や角質などの栄養分を食べて分解するときに匂いが発生します。そこに、汗の水分も加わると、菌の繁殖する環境が整い活発に動くようになり、増殖していくのです。

    匂いを防ぐのに一番良い方法は、以下の通り。

    ・汗をかいたらすぐに着替える
    ・汗を拭きとる


    ケミカル系デオドラントがおすすめできないワケ

    汗の匂いを消すデオドラントアイテムに頼りすぎるのは、あまりおすすめできません。制汗剤として一般に市販されているものには、酸化アルミニウムなどのアルミニウム成分が使用されています。アルミニウム成分は毛穴をふさいで汗や体臭を止める働きがあり、汗と一緒に排出されるはずの老廃物が行き場を失ってしまいます。

    そして、汗腺は汗を出すことで体温を調整しているため、その機能自体も損なわれることになります。とくに脇は多くのリンパ節が集まる大切な排泄ポイントのため、汗を止めることは体にとって大きな負担になります。

    一方、消臭剤には、毛穴をふさいで汗を止める働きはありませんが、市販の消臭剤には化学合成成分が多く含まれています。アレルギーや発がん性のある成分を、汗腺やリンパ節の多い脇の下に使うのは、じつは、注意が必要です。


    ナチュラル系デオドラントの賢い選び方

    ナチュラルなデオドラント成分には、匂いを吸着させる作用のある重曹や、水分を吸収して雑菌の増殖を防ぐクレイ、殺菌作用のあるユーカリペパーミント、レモン、サイプレスなどの精油を利用するのがおすすめ。安全に臭いを抑えることができますよ!

    今回は、オーガニックサロン&アトリエ『Harmony With Earth』オリジナルの、手作りオーガニックコスメレシピをご紹介します!

    ◆手作りデオドラントスプレーの作り方

    材料
    精製水:90ml
    重曹:小さじ1
    スギナティンクチャー:5ml
    ホワイトクレイ:小さじ1
    精油:ペパーミント4滴、レモン3滴、サイプレス5滴、ユーカリ6滴、ラベンダー2滴

    作り方
    (1)消毒したガラスのスプレー容器(100ml)にスギナティンクチャーと精油を入れて良く混ぜる。
    (2)重曹とホワイトクレイ、精製水を加えてよく振り混ぜる。

    使い方
    汗をかきやすい脇の下や蒸れやすい足など、体の臭いの気になる場所に使いましょう。クレイは底に沈むため、使うたびによく振りましょう。

    保存方法
    湿度の低い冷暗所で保存し、2か月以内に使い切りましょう。

    ワンポイントアドバイス
    タバコの臭い消しや、下駄箱やトイレの消臭にもおすすめです。

    1本作って冷暗所に保存しておけば、およそ1か月ほど使えます。色々な消臭にも殺菌にも役立ちますので、一石二鳥!夏のデオドラント対策に、ぜひ作ってみてくださいね。

    photo by Thinkstock/Getty Images

    (立川奈緒子)

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2013/06/030507post_2015.html
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