ノルウェーといえば、世界でも物価の高いオスロを首都にもち、氷河によってつくられた壮大なフィヨルドが観光名所としても名高い場所。また、名画「ムンクの叫び」で有名なエドヴァルド・ムンクの出身地でもあります。
このノルウェーで生まれたデザインを改めて世界に発信しようと、6月21日(金)~7月7日(日)にかけて、東京・代官山のヒルサイドフォーラム&ギャラリーで「NOREWEGIAN ICONS(ノルウィージャン・アイコンズ)」が開催されます。
ノルウェーでは、1950年~60年代にかけての大戦後、経済成長と共に革新的なデザインの家具やプロダクトが生み出され、スカンジナビアン・デザインの重要な役割を担ってきたのだそう。しかし、最近では衰退の一途をたどっていたようです。
約100点の名作が揃う! 購入も可
今回の展覧会で注目したいのは、もちろんエドヴァルド・ムンクを初めとするアーティストの作品や、ヴィンテージ家具。国際的に高く評価されたデザイナーの作品をはじめ、デザイン、建築、アート、工芸など、多彩な分野の作家によるものが、約100点もの名作として一同に展示されるところにあります。ヴィンテージ家具以外にも、陶器やガラス作品なども揃っています。
上質な木の質感が醸す温かみやシンプルなフォームに思わずうっとりしてしまいそうです。買うこともできるというから、北欧家具好きにはたまりません。また、今年1月にオスロで開かれた同展覧会には、会期中に約7000人以上もの来場者がカウントされ、大反響を呼んだそうです。
ノルウェーのポピュラーフードも食べられる!
そして、今回、代官山ヒルサイドテラスでは、ノルウェーの「食」体験ができるそう。この展覧会を企画した、ノルウェー・オスロの老舗カフェ「フグレン(FUGLEN)」が主体となって、ノルウェーのポピュラーなメニューを紹介し、直輸入フードを販売するフェアを開催する予定です。
ちなみに、カフェ「フグレン(FUGLEN)」は、海外出店一号店として東京・渋谷にもあります。ノルウェーの職人によるインテリアやデザインで徹底して統一されており、60年代以前の家具で統一されているのだそう。まるでノルウェーに来たかのような時間を体験できます。
「北欧デザイン」好きにはたまらないこの展覧会。「ノルウェー」らしさを感じながら、ゆったりとアートな空間に浸ってみたいものです。
NOREWEGIAN ICONS TOKYO
日時:2013年6月21日(金)〜2013年7月7日(日)
会場:東京都渋谷区猿楽町 18-8 ヒルサイドテラス ヒルサイドフォーラム & ギャラリー
営業時間:11:00〜19:00(最終日は16:00で閉館)
定休日:会期中は、休館日なし。
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photo by Thinkstock/Getty Images、©Norwegian Icons 2013
(下野真緒)