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産みたいときに産める体へ。出産適齢期を伸ばすケア方法
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産みたいときに産める体へ。出産適齢期を伸ばすケア方法

2013-01-02 11:00
    おそらく、子どものいない30代の女性の多くが、どこかで気になっている妊娠・出産のこと。「きちんとケアしてあげれば出産期限を伸ばすことができる」というフレーズに惹かれて、先日発売されたムック本「お医者さんが教える妊活スタートブック」を読んでみました。

    監修者はウイメンズクリニック南青山の小杉好紀院長。本では、主要な年齢ごとに、生殖器の変化と妊娠率、気をつけた方がよい状態など、自分の今を見直す情報が載っています。





    たとえば、28歳だと、健康な子宮・卵巣なら22歳と妊娠率は変わらないものの、老化している場合は妊娠率が落ちている可能性あり。この年齢で生理痛があるのは、じつは不自然なことなのだそう。生理痛は当たり前と思っていたので、ドキッとさせられました。

    35歳になると、妊娠率はピーク時の半分ほどになりますが、日々のケアとセルフチェックを継続していくことで出産適齢期を伸ばすことは可能だそう。

    では、今すぐできるセルフチェックの一部を抜粋してみます。

    ・卵巣の老化…生理周期が不安定、経血の量が減ってきた、生理前にニキビができやすい、等・子宮の老化…経血の色が黒っぽい、経血の量が増えてきた、下腹周辺が特に冷えている、等・メンタル…疲れやすい、いつも甘いものが食べたい、昼食後に強い眠気がある、等・カラダ…飲食の機会が多い、ストレスが多い、やる気がでない、等

    ダメージ部分がわかったら、それをもとに、特に必要なケアがわかります。本では、ケア方法として、アロマやハーブ、漢方の生薬、ヨガ、食事レシピなどが紹介されています。男性不妊やセックスのことも取り上げられていて読み応えがありましたよ。

    ちなみに私は、チェックシートで子宮の老化の項目に一番チェックがつきました……。子宮の老化には亜麻仁油やシソ油などの良質の油がよいとのこと。オメガ3脂肪酸には、ホルモンバランスを整えるほか、子宮の炎症を悪化させる成分を抑制する働きがあるのだそう。

    もちろん、どのケアを取り入れるにしても、思いつめず、がんばりすぎず、が大切。「◯◯せねばならない」というストレスこそが卵子の老化を促進すると小杉先生はおっしゃっています。

    「伝えたいのは”妊活“イコール婦人科に行くことじゃないということ。自分を大切にして認めてあげること自体も十分妊活。ココロもカラダも満たされる瞬間によって人生は充実してくるわけですから」※同書より抜粋した小杉先生の言葉

    そう! 妊活とは、いかに自分のココロとカラダを満たしてあげるか、なんです。子どもを持つ・持たないに関わらず、忙しくて自分のことはつい後回し、という働き方を見直すきっかけになる本です。

    [お医者さんが教える妊活スタートブック,ウイメンズクリニック南青山]

    photo by Thinkstock/Getty Images

    text by かどさとこ
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    ライター、フランスAMPP認定フィトセラピスト(植物療法家)。外資系広告代理店コピーライター時代に心身の調子を崩し、カウンセリング、アロマテラピー、ヨガ、ランニングと出会って立ち直った経験から生き方、暮らし方を転換。湘南在住。海でサーフィン、森で木登りと、海遊びと森遊びにいそしむ日々。

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