先日は七夕でしたが、これから日本では夏恒例のイベントが盛りだくさんですね。昨年の今頃は笹を買ってきて、家族で短冊にお願い事を書いたなぁ、などと考えていたら、娘に浴衣を着させた事や、蚊取り線香の香りなどを思い出して、何だかホームシックになってしまいました。
アメリカは先週、独立記念日だったので、マンハッタンやブルックリンなど、街のいたる所で花火が打ち上げられていました。日本ほど風情はありませんが、季節の行事を楽しむことではアメリカ人も負けていないようです。
ところで、家の近所にはプロスペクト・パークという大きい公園があるのですが、毎年夏になると敷地内にサマーステージが作られ、様々なライブが行なわれていて、ブルックリンの夏の風物詩の一つになっています。
『Celebrate Brooklyn!(セレブレイト・ブルックリン)』は、35周年を迎えるビッグ・イベントで、今年は6月5日にアメリカンフォークのPATTY GRIFFINがオープニングステージを飾りました。
ジャズ、ロック、ポップス、ワールド・ミュージック、クラシック、そして映画やダンスなど、バラエティに富んだ様々なステージを夏の間中、無料で観ることができます。
10年程前までブルックリンは治安があまり良くない印象がありましたが、今ではマンハッタンを上まわる250万人以上の人口だそう。ブルックリンは実はとても広く、地域によって住んでいる人種も変わるせいか、カルチャーがミックスされていて、今とても面白い場所になっています。
先々週は、最近再結成した60年代のブラジルのカルトバンド『OS MUTANTES』のライブ。そして今日は『ニューヨーク・フィルハーモニー』、明日は『BELLE & SEBASTIAN』 と『YO LA TENGO』 、気になるステージが多く目が離せません。
日本の夏が恋しいこの頃ですが、NYならではのイベントを思い切り満喫したいなと思っています!
(カヒミ・カリイ)