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暦は大暑。一年でいちばん暑さが厳しく感じられるこの季節。台所で火を使うのがついついおっくうになりがちですが、京の町家ではおだいどこ(台所)がいちばん涼しくできています。今回は、そんな京のおだいどこから、オススメのわこものを紹介しましょう。
愛嬌のあるカタチをした大小さまざまの竹へら「minotake」
北欧雑貨のようなシンプル&ナチュラルさがかわいいこちら、実は1898年創業の京都の竹工芸品メーカー「公長齋小菅」からリリースされた竹べらたち。家具デザイナーの小泉誠さんとのコラボで生まれた人気のシリーズです。
さじベラ(小)は、アイスクリームをいただくのに重宝
photo by 増田伸也(デザイン・ウィズミー)
その最大の特徴は、円筒形の竹を斜めに切り出すことで生まれた、有機的にねじれたカタチ。そう、この曲線は、成形されたものではなく、竹そのもののカタチなんです! そして、緻密な計算のもとに切り出されたこの曲線が、驚くほどぴったりと手になじむだけでなく、すくいやすく、塗りやすい、使い心地のよさを手に伝えてくれます。
ジャムなどの瓶底にぴったりと沿うのがキモチイイ!
photo by 増田伸也(デザイン・ウィズミー)
先端のカタチがシャープな小ベラ(三角)は、ジャムなどの容器の底にぴったりと沿い、おいしさを最後まで無駄なくきれいにすくい出してくれるのがなんとも小気味のよい逸品。
竹は、古来から日本の暮らしの道具として、さまざまに活用されてきました。モノにあふれた現代に、ちょっと立ち止まって毎日を見つめ直したいとき、古典とモダンが融合したこんなすてきなアイテムをひとつ選んでみると、背伸びしない「身の丈」にあった暮らしのヒントが見つかるのかもしれません。
・minotake さじベラ小 997円(税込)
・ジャムスプーン 504円(税込)
[公長齋小菅]
(高橋マキ)
RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2013/08/031743post_2242.html