日本では、「セクシー=露出」という概念が支配しがちで、品がないという判断されがち。
そもそもセクシーという言葉の意味は
「色気があることを表す形容詞で、性的魅力や身体的魅力に対する用語」
つまり、男性が女性を魅力的だと思う時に使われる言葉でもあります。
日本人男性の中には、女性は清楚で控えめな方が良いという意見がまだまだ多いように感じますが、フランス人男性にとって、女性に惚れることとセクシーだと感じることとは表裏一体にあるようです。ただ、この場合の「セクシー」は、必ずしも典型的な外見的なものとは違っています。
ここで十人十色の「これぞセクシーだ!」というフランス人男性の感覚について、ご紹介します。
「自分の好きなビデオゲームで、自分を負かした時の彼女」
「サッカーについて語るときの彼女」
フランス人男性の中には、彼女と自分の趣味を共有したいと思う人もいるよう。それは、彼の友達や趣味仲間とのものと限定せず、彼の世界に入り込んでいくことで、彼にとって「セクシーな女性」になり得ることもあるよう。
「顔、特に何かを見つめる時の眼差し」
「アンクレット丈(かかとが見える)のパンツを履いている女性。かかとにセクシーさを感じる」
ミニワンピース、おしり、平たいお腹、大きな胸といった典型的な外見ではなく、ちょっとしたワンポントにセクシーさを感じる人も。女性にとっての「手フェチ」などと案外一緒なのかも?!
「水着の日焼け痕」
フランスの海岸では、当然のごとくトップレスの女性がいますが、裸をセクシーだと感じるのではなく、水着の日焼け痕にこそセクシーさを感じるという意見も。
ほかにも、「食事後に口の周りを丁寧に拭いている仕草」や「お嬢様なのに運動神経が良い」「感情を包み隠さず笑ったり、泣いたりする時」「彼女が眉間にシワをよせて渋い顔をする時」などの意見も。
こうして見てみると、「セクシー」であることには決まった概念がないのかも、と思えてきます。あなたのパートナーにも聞いてみると、意外と面白い「セクシー」の概念が出てくるかもしれません。
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(下野真緒)