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心が変われば、見える世界も変わる。幸せに導く心のヨガ「ギヤーナ」
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心が変われば、見える世界も変わる。幸せに導く心のヨガ「ギヤーナ」

2013-08-14 21:30

    生まれ持った境遇こそ違うものの、私たちはみな地球という星に住まい、同じ世界に存在しています。それなのに、ある人にとってはここがが"居心地の良い世界"であり、またある人にとっては"居心地の悪い世界"でありもります。


    自分の心によって見える世界が変化する

    その違いとはいったい何でしょうか。欧米にはじめてインド哲学を広めたインドの宗教家、スワミ・ヴィヴェーカーナンダ師が語った、こんな言葉があります。

    『一つの木の切り株がありました。やみの中で、どろぼうがやってきて、「警官だ」と言いました。こいびとをまつ若者がそれを見て、「彼女だ」と思いました。おばけの話をきかされていた子供はそれを見て、「幽霊」と思い、さけびはじめました。しかしはじめからおわりまで、それは木の切り株だったのです。(中略)われわれは、この世界を自分がある通りに見ます。自分がうちに持っているものを外に見るのです』

    「ギヤーナヨガ(スワミ・ヴィヴェーカーナンダ 著)」から引用。

    私たちの心は、過去の経験に影響されながら、心の癖や思考パターンが決めるといわれています。それは良くも悪くも、自分が見ている世界は自分自身の心の投影であり、世界は心のあわせ鏡。いいかえれば、自分の心根が変われば、見える世界にも変化が訪れるということ。


    幸せに生きるための知恵の探求「ギヤーナヨガ」

    ヨガはポーズや呼吸法、瞑想を行いながら心身の鍛錬と浄化を行いますが、その道のりで自分自身をセルフモニタリング(客観視)しながら、ネガティブなパターンに陥りそうな気分や行動を、望ましい方向に変化させる自己制御も同時に行います。その"どうやって幸せに生きていくか?"を考える行為を、知恵の探求「ギヤーナヨガ」といいます。 

    私たちは、食欲・物欲など......ついつい、求めてもキリが無く、移ろいやすい外側の世界に幸福を求めがちですが、ギヤーナヨガが説く幸福論は、物質ではなく何物にも惑わされない"静かな心"を持つことを指します。みなさんご存じ、チルチルとミチルという兄弟が、幸せの青い鳥を探すという童話のストーリーは、まさに「本当の幸福は自分の内側にある」という、ギヤーナヨガのよい喩えといえます。

    今回ご紹介したギヤーナヨガの他にも、「バクティヨガ(献身のヨガ)」「カルマヨガ(行為のヨガ)」「ラージャヨガ(瞑想のヨガ)」という、"ヨガのポーズを行わないヨガ"があります。ヨガ発祥の地インドでは、これらを総合的に行うのが一般的です。

    みなさんも、様々なヨガのアプローチで心身を整えながら、どこで何をしていても、自分の在る場所が"心地の良い世界"に変えていきましょう!

    (村上華子)

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2013/08/032066post_2283.html
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