この夏、立て続けに渋谷でゴミに関する映画が公開になります。とても身近なのになかなか向き合うことがないゴミ問題を考えるきっかけになるはず! そんな気になるゴミ問題をテーマにした映画がこちら。
『ヴィック・ムニーズ/ごみアートの奇跡』
現在、ユーロスペースで公開中なのが、若者たちの人生をアートで変えていく姿を描くドキュメンタリー映画『ヴィック・ムニーズ/ごみアートの奇跡』。現代芸術家であるヴィック・ムニーズが、ブラジル、リオ・デ・ジャネイロの郊外にある世界最大のごみ処理場「ジャウジン・グラマーショ」に向かい、そこで働くリサイクル可能な素材を拾い集める「カタドール」と呼ばれる人々とともに、ごみを再利用してアートをつくるドキュメンタリー。ゴミを通して、アートの持つパワーを再認識することができます。
『トラブゾン狂騒曲 〜小さな村の大きなゴミ騒動〜』
8月17日(土)からシアター・イメージフォーラムで公開になる『トラブゾン狂騒曲 〜小さな村の大きなゴミ騒動〜』は、30代にして、世界3大映画祭を制覇したファティ・アキン監督による最新ドキュメンタリー。監督のルーツでもあるトルコの小さな村にゴミ処理場が建設されると知った監督が、村の人々ととともに、その建設を阻止しようと立ち上がる様子を追ったゴミ騒動ドキュメンタリー。また、公開を記念して、8月18日(日)13時の回の上映後には、手ぶらで気軽に参加できる「トークショー+渋谷のゴミ拾い」のイベントも実施されます。
『TRASHED -ゴミ地球の代償-』
アカデミー賞俳優のジェレミー・アイアンズが案内人となって、レバノンの海岸にあるゴミの山や、インドネシアのジャカルタにある無秩序にゴミが捨てられているチリウン川など世界各地を訪れ、ゴミ処理にまつわる過酷な現状を取材。膨大な量のゴミの山を通して、過酷な現状を世界へ叫び、現代人に警鐘を鳴らします。
そのほかにも、9月21日(土)から恵比寿にある東京都写真美術館では、世界の食料廃棄のドキュメンタリー映画「もったいない!」も公開されます。
もはや、ゴミ問題は世界共通で、他人事ではありません。これらの映画を観たら、ゴミ問題に対する意識をより高めるきっかけになりそうです。
監督: ルーシー・ウォーカー 共同監督: ジョアン・ジャルディン、カレン・ハーレイ
プロデューサー: アンガス・エインズレイ、ハンク・レヴィン 共同プロデューサー: ピーター・マーティン
製作総指揮: フェルナンド・メイレーリス、ミエール・ド・ボトン・エインズレイ、 アンドレア・バラタ・ヒベイロ、ジャッキー・ド・ボトン
音楽: モービー 配給・宣伝: ユナイテッドピープル
98 分/カラー/英語、ポルトガル語(英語字幕)/イギリス・ブラジル/2011 年
監督:ファティ・アキン
撮影:ブンヤミン・セレクバサン、エルヴェ・デュー、音楽:アレクサンダー・ハッケ、編集:アンドリュー・バード
原題:Der Mull im Garten Eden
2012年/ドイツ/98分/デジタル/1:1.85
配給:ビターズ・エンド[トラブゾン狂騒曲公開記念「渋谷でAction!ゴミ拾い」]
日時:8月18日(日)13:00の回上映後
登壇者(予定):横尾俊成さん(green bird 代表)、マエキタミヤコさん(サステナ 代表)
トーク終了後、渋谷のゴミ拾い(16:00 終了予定)
会場:シアター・イメージフォーラム
お問い合わせ:ビターズ・エンドTEL:03-3462-0345
*天候によって、ゴミ拾いは中止の可能性もございます。
*トング、ゴミ袋は用意しておきますので、手ぶらでお気軽にお越し下さい!
監督:キャンディダ・ブラディ
主演:ジェレミー・アイアンズ
音楽/作曲:ヴァンゲリス
プロデューサー/製作総指揮:タイタス・オギルヴィー
製作総指揮:トム・ウェセル 、ジェレミー・アイアンズ
編集:ジェイムズ・カワード、ケイト・コギンズ、ジェイミー・トレヴィル
美術監督:ゲイリー・ウォーラー
9月28日(土)よりシネマライズほか全国順次公開
配給:GREENROOM FILM
(松崎桃子)