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できることは小さくても、選ぶ大切さを教えてくれたフェアトレード産品。その品を買うだけでも、環境や人権問題、そして身近な地域の問題へと意識がつながっていきました。
そんなフェアトレードが、いま新たな広がりを見せています。
開発途上国の立場の弱い人びとの自立と生活環境の改善を目指す、世界中のフェアトレード組織が結成した国際的ネットワークであるWFTO。そのWFTOマークがついている品はすべて、全生産工程に対してフェアトレードを保証されたものなのだと思っていましたが、じつはそうではありませんでした。
WFTOのマークはこれまで基準を守って活動していると認められたメンバー団体が、認証された団体として自社を紹介する際に使用するものであり、たとえば手工芸品や衣料品の生産過程については、これまで認証する制度がなかったのです。ですがWFTOの認証基準が改まり、手工芸品や衣料品にもフェアトレード製品としてWFTOマークを製品に付けて販売することができるようになりました。
日本ではピープル・ツリーが初!現在、このWFTOによる製品ラベルつき製品を販売するのは、日本とイギリスのピープル・ツリーを含む計4団体で、日本での販売はピープル・ツリーが初となります。これは約150団体が手作りで生産した、自然素材を活かした衣料品やアクセサリー、 雑貨、食品などを扱っているフェアトレードカンパニーならではの快挙ではないでしょうか。
このようにフェアトレードの認知度がさらに上がり、今後も国際的なムーブメントとして広がっていくことを期待したいと思います。
[ピープル・ツリー]
cotton image via Shutterstock
RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2014/03/036976people_tree.html