今年、日本にも上陸する『クリーニングデイ』は誰でもどこでもフリマを開くことができる1日。もともとは、フィンランドが発祥の地で2012年より年2回も行われる人気イベント。
オフィシャルサイトに登録するだけで、誰でもどこでもフリーマーケットを開くことができるというものなんです。リサイクルのハードルを下げることによって、なにかと孤独になりがちな現代社会において、地域交流もはかることができる。そんなことを目的に広がりをみせ、昨年の8月に開催された第4回参加会場数は、フィンランド国内で4,200以上にものぼりました。
日本での開催も、フィンランドと同日の5月と8月を予定。初回は、5月24日(土)に鎌倉各所で、「アップサイクル・マーケット」をコンセプトに開催。
古い不要なモノに新しい価値(ストーリー)をつける、そして古い不要なモノや壊れかけたものを生まれ変わらせるという「アップサイクル・マーケット」。この概念を学びながら、クリーニングデイという新しい活動を楽しむファンを作ることを目的とします。
イベントを通して知る「アップサイクル」FabLab Kamakura
5月24日、「パタゴニア鎌倉ストア」では、鎌倉の企業提供の廃材からアップサイクルを体験するワークショップが、「FabLab Kamakura」ではイギリスのシリコン材「SUGRU」を使って壊れかけたものを直すリペアカフェをオープン。
捨てそうになっているもの自分の手を修理し、新しい息吹を吹き込むことができます。これならよりいっそう愛着がわいて、この先もずっと近くに置いておきたいアイテムになりますね。
ソンベ・カフェ
『365日のシンプルライフ』
さらに、ワークスペース「鎌倉・旅する仕事場」ではフィンランド映画『365日のシンプルライフ』上映ワークショップが、「ソンベ・カフェ」ではトークイベントも開催。
「アップサイクル」がどういったもので、私たちの生活にどう取入れることができるのかを学ぶことができます。古いものをずっと大切にし、使い続ける北欧の人々。彼らのスタイルを近くに感じることができるイベントです。
8月30日(土)には都内でも開催予定ということなので、今から使わなくなってアイテムを掘り起こしておくのもよさそう。環境やお財布にも優しいだけではなく、参加する人々のぬくもりも感じる「クリーニングデイ」。この考え方は、私たちにもすぐに受け入れることができるはずです。
日程:2014年5月24日(土)
会場:鎌倉各所(パタゴニア鎌倉ストア前・2F、FabLab Kamakura、鎌倉・旅する仕事場、ソンベ・カフェ)