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肌に負担をかけないUV対策のポイントおさらい
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肌に負担をかけないUV対策のポイントおさらい

2014-06-03 23:30
    UVケアは、男女問わず生活の一部になりつつあります。夏でなくても紫外線対策が必要なことは、もはや周知の事実。今年はもう一歩進んで、SPF、PA度数の高さと肌にかかる負担の関係を知り、自分に適したUVケアコスメを選んでみてはいかがでしょうか。教えてくださるのは、化粧品開発者でコスメ成分アドバイザーの尾崎幸子さん。

    「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の違いを知る

    UVケアを担う成分は、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」に分かれます。

    紫外線吸収剤・・・紫外線を吸収して他のエネルギーに変える成分
    紫外線散乱剤・・・紫外線を散乱・反射する成分

    紫外線吸収剤の方が防止効果は高いですが、その分、肌に負荷がかかります。その理由は、下記のとおりです。

    ・吸収剤が光(紫外線)を吸収し、他のエネルギーに変える際に、人には感じない程の熱を発するため、この熱を刺激と感じてしまう場合がある。

    ・ある分子量において皮膚に浸透する可能性があり、この浸透で刺激を感じることがある。

    ・そもそも体にない物質なので、刺激と感じる場合がある。

    ただし、刺激を感じる可能性はどんな化粧品成分にもありますので、決して吸収剤が悪いわけではありません。

    日常生活とアウトドアレジャーでSPF値を変える

    肌への負荷が高い吸収剤は、薬事法で1成分あたりの配合量の上限が決められています。そのため、多く配合する場合は数種類の吸収剤を使うので、結果、配合される吸収剤の総量は増えます。

    SPFの数値は「どれくらいの時間、紫外線を吸収できるか」の目安ですが、海やアウトドアなどの紫外線量が多い場所では、その時間も短くなります。SPF25程度のUVケアローションは、海水浴場ではほとんど意味を成しません。

    これらのことから、
    ・紫外線量が多い場所では思い切ってSPF50を選び、帰宅後しっかり落とす
    ・日常生活では必要以上の肌への負荷を避けた、SPF25以下を選ぶ
    のがよいでしょう。

    どの製品を選ぶかよりも、どう使うかが大切

    いろいろお話しましたが、大切なのは数値の大きさや製品の種類より、「こまめに塗りなおす」ことです。どんなに数値が大きいものを塗布しても、どんなに高級なUVケア製品を使っても、汗や時間の経過で部分的に取れてしまえば意味がありません。どうしても塗り直しが出来ないという人は、SPF、PA数値が高いものを使用して、帰宅したらしっかり落とすようにして下さい。

    [SPF,PA,紫外線吸収剤の表記名一覧,尾崎幸子/コスメ成分アドバイザー

    woman image via shutterstock

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2014/06/038437uv.html
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