アーモンドやくるみなど、ナッツ類の粉末をざっくり混ぜて作るリンツァートルテ。シナモンやナツメグといった香辛料の豊かな香りが、いっそうクリスマス気分を高めてくれます。
本来ならばレッドカラントを使って焼きあげますが、今回は、ラズベリージャムを使った30分で作れるレシピをご紹介します。
<材料>
小麦粉 250g
砂糖
250g
砕いたアーモンド、もしくはアーモンドプードル(他のナッツ類でも代用可)250g
卵 2個
バター 250g
シナモン(その他ナツメグ、オールスパイスを加えると本格的)小さじ1/2
ブランデーもしくはコニャック(大人向けの味にしたい時に) 少々
ラズベリージャム 250g
粉砂糖(仕上がりにデコレーションとして降りかける用)
<作り方>
1.小麦後、砂糖、砕いたアーモンド、バター、卵1個、シナモンをビニール袋に入れ、混ぜこねる。よく混ざり、まとまったら袋ごとそのまま冷蔵庫へ入れ30分ほど寝かす。その間オーブンを170℃に温めておく。
2.よく冷えた生地を冷蔵庫から取り出して、3/4を焼き型(28cmほどの大きさ)の上に広げる。ラズベリージャム(大人向けの味にしたい場合、ここでコニャックかブランデーを混ぜる)を生地の上に均等に広げる。残りの1/4の生地は打ち粉をした台の上で帯状にカットし、塗り広げたジャムの上に格子状に乗せる。残りの卵1個をかき混ぜ、刷毛でよく塗る。
3.170℃で45分焼く。焼き終わったらよく冷まし、その後ラップをかけて1日置くと、さらに味がなじんでおいしくなります。
リンツァートルテは、すでにローマ帝国の時代に原型ともいえるケーキが存在したことから、世界最古の焼き菓子とも呼ばれています。
発祥の地オーストリアでは「白いリンツァートルテ」なるレモンの皮を使ったバージョンもあり、非常に人気です。手土産にしたり、カフェのメニューや、クリスマスバザーなどでもよく見かける季節のお菓子。お茶にもコーヒーにもよく合う、冬を代表するトルテです。
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