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「なぜベジタリアンでいるのか」。よく聞かれることではありますが、これについて話すのは私にとってちょっと勇気のいることでもあります。命に関わる食とその選択は、とても繊細なものでもあると思うから。食の選択は個人の自由で、良い・悪いもなければだれかに強要することでもありません。
たとえば、今日のランチになにを食べるか。その選択には、100人いれば100通りの理由があると思います。でもベジタリアンであるということは、その選択の幅に制約があるということです。
なぜ食いしん坊の私がその制約を自分自身にしているかというと、それは自分を大切にしたいから、なのです。肉や魚を食べるときのちいさな罪悪感。食卓にのぼるまえの姿を思いうかべないようにすることや、思いうかべたときのなんともいえない気持ち。目をそらして、なかったことにもできるけれど、でもそこに確実にあるその感情。それがどんなものであっても、食のことにかぎらず、自分のなかに湧き出る感情を受け入れてケアをする。それが私にとっては自分を大切にするということなのです。
今日食べたもの: さつまいも入り玄米粥旅から帰ったあとや疲れているときは、お粥とお味噌汁にほんのすこしのおかずでカラダを調えます。というのも、消化をするためには、カラダはとても大きなエネルギーを必要とするから。
玄米粥は半日くらい浸水させた玄米を、5〜6倍くらいの水で1合に対してひとつまみの塩で炊きます。中火にかけ、沸騰したら弱火にして約1時間。途中で食べやすいサイズに切ったさつまいもを加えます。お味噌汁の出汁に使った昆布と干椎茸を適当なサイズに切ってみりんとお醤油で煮たものをちいさなおかずにしました。そしてニッポンのスーパーフード、梅干しは体調を調えたいときには欠かせません。
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