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畑の人参と大根の間引きが始まりました。たくさん植えたので間引き菜も大量です。小指ほどの人参は 流水できれいにあらってざるにあげ、いちにち天日で干しておきます。適度な水分が抜け、ますます甘くなります。リヤカーいっぱいの人参の葉っぱは、子どもたちが通う牧場の馬たちのおやつに。柔らかくてさぞかしおいしいでしょうね。
間引き人参はいろいろな漬物にしました。醤油と少しの米酢と鷹の爪で醤油漬け、白ワインヴィネガーとてんさい糖と塩とスパイスでピクルス。ひとくちでぽりぽり食べられる小さな人参。お弁当にもぴったりです。
それから大根。今年は豊作らしく、ご近所からもたっぷり太ったみずみずしい島大根をたくさんもらいました。輪切りにして塩に漬け、水気をぎゅっとしぼったらビンに入れます。ここに米酢とてんさい糖のシロップを注ぎ、柚子の皮を散らします。柚子の香りがほのかな柚子大根の出来上がり。他にも大根キムチ、大根と人参の甘醤油漬け。せっせと仕込む冬の味です。
今日はお手伝いに来ている男の子に、「人参、大根料理だったら何が好き?」と質問してみました。
「うーん、ぼくは人参だったらグラッセかな!」
おお、グラッセ! 小学校の家庭科の授業でしか作ったことがないかも......。ちなみに夫は「人参とココナッツミルクのポタージュ」でした。これはわたしの得意料理です。
わたしはずばり「千切り人参」です。味付けはその時々で、卵と炒めて「人参シリシリ」を作ったり、白ワインヴィネガーと塩、オリーヴオイル、ほんの少しのはちみつ、旬の柑橘で和えるサラダ、人参の炊き込みごはん、人参だけのなます......。
たくさん収穫できたらピューレにして、焼き菓子やポタージュ、ケチャップなどのソースにしようと思います。
方や大根。大根の場合は満場一致で「煮る」でした。いっしょに煮る相手は鮭、ぶりのあら、するめいか、豚の三枚肉、肉団子。動物性たんぱく質との相性はバッチリですものね。はふはふ言いながらほおばる大根は格別です。
そんな今夜も大根をストーブの上でことこと煮ております。お相手は鶏手羽。味は濃い目に泡盛とみりんと醤油。八角を入れるのが好きです。
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