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映画『TED』のなかで使われていたのが「hangry」というスラング。空腹(hungry)のため機嫌がわるい(angry)状態のことです。実際、お腹がすくとイライラするので、仕事中も甘いものが欠かせない、という人も少なくないのではないでしょうか。
そんな「空腹イライラ」の正体を科学的に明らかにしたのが、米国オハイオ州立大学の心理学者たちです。
糖分が少ないと、パートナーを嫌いになる!?米国科学アカデミーの機関誌「PNAS」によると、彼らがおこなったのは、約100組のカップルに対して「血液中に含まれる糖分レベルと、パートナーに対する嫌悪感がどう関係するか」という実験です。
内容は、被験者に人形とピンを渡し、およそ3週間のあいだ、パートナーに対して怒りを感じるたびに人形にピンを刺していってもらうというもの(想像するとちょっと怖いですね......)。結果は案の定、糖分レベルが低いと、人形に突きさされたピンの数が増えるばかりでした。グルコース(ブドウ糖)が平均値より低い人は、パートナーに対してのイライラ度が高い、ということがわかります。
空腹の状態が夫婦関係を悪化させるのに対し、糖分は自制に働きかける作用があるとか。
学者達は「けんかをする前に10数えよう。そして、チョコを少し口に入れよう」とすすめています。
「パートナーにイラッとしたら、まずはおやつを食べる」というのが懸命な判断かもしれません。まずは、いざというときのためのチョコレートを一緒に買いにいく、というデートからはじめてみてもいいですね。
kiss via Shutterstock
RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2015/02/043798wife_and_hasband.html