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ペルーのとある街、ウアマチュコ。標高3千2百メートルのアンデス高地に位置するこの街には、5万人以上もの人が住んでいます。この街出身のルナ・タルナビエキ=ヴァイトクヴェイトは2009年にちいさな町工場を設立、ドイツの友人3人といっしょに、地元のインディオ女性達の生活を助けるブランドを立ちあげました。それが、フェアトレードの手編みアイテムをそろえる「Shullai(シュライ)」です。
夏にも冬にもつかえるニット
シュライとはインカ帝国の公用語であったケチュア語で「朝の滴」を意味。この地でとれるベビーアルパカの柔らかい毛を使って、マフラーや帽子をすべて手編みで仕あげています。
ベビーアルパカをつかった衣類は、寒いときも暑いときもつかえて体温調節にぴったりだとか。女性たちひとりひとりが独自の「編み方」で編んでおり、作品はどれもユニークな風合いを持っているのも特徴です。
1匹のアルパカからたった1度きりしかとれない、上質なベビーアルパカの毛を使った作品。それでも品質審査は厳しく、パスしたものだけが商品としてならびます。
私たち購入者は、素敵な商品を手にいれて、さらにインディオ女性たちの生活を支援することができるのです。
女性が尊敬される職場づくり女性たちは、皆だれかの母親でもあり、ときにはおばあちゃんでもあります。子どもや家族の世話、家事をこなしつつ編み物の製作を行っているのです。シュライはひとりひとりが尊敬される職場づくりをモットーにしています。女性たちが楽しんで編みものにいそしむ姿が目に浮かぶようです。
シュライがつくるのは編み物だけではありません。
海外旅行をしたときの現地のコインや、思い出のある記念硬貨などをシルバーのネックレスにしたり、レザーの紐をつけてストラップにしてくれるサービスもあります。紐の色は9種類から選ぶことができて、デザインも特別なコインがますます愛おしくなりそうな素敵なものです。
ベビーアルパカのマフラーをかばんに入れておき、肌寒い日や室内の冷房が効きすぎるときに羽織るとよいでしょう。36人の女性たちによる活動は、これからどんなふうに広がっていくのかとても楽しみです。
RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2015/04/045289shullai.html