「絵本『ふたり』のブックフェア」の様子。直筆原稿は手紙つきで販売もしています。
奥行きのある広々とした空間の、半分は本屋で、半分は外国のコーヒースタンドのように気兼ねなくコーヒーを味わえるカフェ。カフェの一角には、どっしりと威厳ある焙煎機を備えた、焙煎所が設けられています。
「本とコーヒー tegamisha」。本屋側から、カフェ側を眺めるとこんなふう。
本屋には、手紙や贈りものに役立つ雑貨もあれこれと。
「クラシックホテルのロビー」を基調にしたというだけある、落ち着いた佇まい。トイレの扉には「読書室」という看板が掲げられ、ちょっとした洒落っ気も。食、旅、文芸、雑誌、ものづくりなど1冊1冊スタッフが選ぶ新刊書籍とCD、「古書モダン・クラシック」が選ぶ古書。家庭でもコーヒーをおいしく味わえる器具や豆。それから手紙社らしく、手紙を書いたり、贈りものを包むのにも役立つ紙もの雑貨も並んでいます。
読書室という名のトイレ。
ベストセラーや山積みの週刊誌がぎゅぎゅつと詰め込まれた本屋とは違って、本たちも深く呼吸をしているようなゆったりとした眺め。本やコーヒーを趣味とする人や、わざわざ遠くから訪ねてくる人もいるけれど、もともとこの町に暮らす人たちがふらりと立ち寄り、普段つかいしているところが、なによりいい店だと感じるところ。
コーヒー器具もいろいろ取り揃っているので、自分が使いやすいものを探すことができます。
手紙社オリジナルのコーヒー豆。
そんな「本とコーヒー tegamisha」では、7/22(水)~8/9(日)まで、甲斐みのり・文、福田利之・絵の「絵本『ふたり』のブックフェア」を開催中。福田利之さん直筆のチョーク絵と、私の直筆原稿の隣で、ふたりのこれまでの著書やオリジナル雑貨をご覧・お求めいただけます。8月8・9日には、手紙社を代表するイベント「東京蚤の市」にちなんで、「ふたりの蚤の市」をおこないます。旅先で見つけたものや、部屋の中で眠らせていたものなどが並ぶ予定です。
手紙社のメンバー。編集、イベント、料理、販売、みんなで手をとりさまざまな活動をおこなっています。
「本とコーヒー tegamisha」と、懐かしい昭和の面影を残す団地の中にある「手紙舎 2nd STORY」は、徒歩15分ほどで「はしご」もできます。まだこれから本番を迎える夏に読む本を選びに、いかがでしょう?