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全米だけでなく、現在世界中で話題となっている6歳の男の子がいます。彼の名前はジョーダン・へイン君。実は2年前に父親を亡くしたばかりのジョーダン君ですが、それに続き、最近母親も48歳という若さで他界してしまいました。兄弟のない彼は、世界中でひとりぼっち。現在は叔母のところで暮らしていますが、通常ならば自分のことだけでいっぱいいっぱいのはず。甘えたい時期にもかかわらず突然の運命を受け止めきれずに、もしかしたら理由なく反抗、荒れてしまうことだってあって普通です。
人の心の温かさ、微笑みを教えてくれる
世界中の人びとが驚いたのは、そんな彼が「スマイル・エクスペリメント」といわれるプロジェクトを立ち上げ、他人への優しさを忘れなかったから。つらいときに勇気づけてくれたのは何より、彼の住むサバンナという街の人びとだったこと。微笑むことが生む大きなパワーとその大きな意味を、身をもってさし示してくれたからでした。
笑顔には笑顔のおかえしを
彼の行う「スマイル・エクスペリメント」とは、まず街で会う人々に、スマイルしてくれるようお願いをすること。スマイルしてくれた人にはお礼に、ネックレスなどのちょっとしたおもちゃをプレゼントします。彼が目指したのは500人。スマイルしてくれた人とのツーショット写真を撮り、フェイスブックにアップしていきます。その数が増えるにつれ、ちょっとずつ彼も明るさを取り戻していったと叔母は言います。
「こんなにも大変な思いをした小さな男の子が、まったくの赤の他人を喜ばせるために何かをあげたり、ずっと昔からの知り合いであるかのように優しくハグをしてあげる。こんなことができるのは、彼だけが持っている特別なものなんです」
(「Yahoo!PARENTING」より引用)
人びとがずっとブスっとした不満そうな顔をしていることが耐えられなくて始めたという、ジョーダン君のこのプロジェクト。他人に対する思いやりは、じつは自分自身をも幸せにするだけでなく、力強く人を成長させ、そして世界さえも動かしてしまうすごいものなのだと感じました。
image via Shutterstock
RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2015/08/048501smile.html