3万人の施術をし、現在はトレーナーを育成しているベアハグ副社長・小関伸哉さんの最新著書『ウルトラ深呼吸で体が変わる! 』(小学館)に、その方法がありました。
自信と幸せに満ちる呼吸法 ウルトラポーズで立つ
胸を張って、手の甲を腰に当て、指先は軽く内側に。足は体の正面に対して、肩幅に開いて立つ、スーパーヒーローのような姿勢がポイントです。ウルトラマンのような格好であることから、「ウルトラ深呼吸」と名づけたそうです。
8・4・4のリズムで鼻呼吸
舌先を上の歯の裏側につけて、鼻で呼吸。鼻呼吸がよいのは、雑菌に対してフィルター効果があるからだそうです。おなかを凹ませながら自分のリズムで8拍息を吐くところからスタート。胸を意識しながら4拍吸い、そのあと4拍息を止めます。
この呼吸を基本10回ワンセットで行います。朝がおすすめですが、忙しくて忘れてしまったときなどは、好きなときに行っても大丈夫だそう。
同書にはこの基本の呼吸法をベースに、首や肩をゆるめたり、モチベーションを高めたり、イライラを軽減する呼吸法などの豊富なバリエーションが紹介されています。
自信が芽生えストレスを減らす呼吸法
深呼吸は、やろうと思えばだれもができるけれども、意識しないとできないもの。その意識をしやすいようにと考案されたという、ウルトラ深呼吸。
また、仮面ライダーやウルトラマンのような胸を張ったポーズは、セロトニンを出すと言われているそう。
同書によると、ハーバード大学の社会心理学者、エイミー・カディ教授の実験により、2分間このポーズをとることで、自信のもとになるテストステロンが20%上昇し、ストレスホルモンと言われるコルチゾールの値が25%低下したそうです。
たった3分行うだけで、ストレスが癒され、自信と幸せに満ちた1日を送ることができる呼吸法に、改めて呼吸と姿勢の奥深さを実感しました。
[「ウルトラ深呼吸で体が変わる!』(小学館)]
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