丸餅と角餅の境界線は三重にあり
その答えは、全国お雑煮図鑑のサイトにありました。
「切り餅」「角餅」は江戸時代になって「のし餅」が誕生し、それを包丁で切って調理するようになったものです。その境界線は、新潟・糸魚川―金沢―関ヶ原―三重―和歌山・南紀 と言われています。
ーwebサイト「全国お雑煮図鑑」より引用
もちろん地域によって例外もあるけれど、だいたいこのように分かれているのだとか。
全国のお餅を食べくらべ
もちろん形だけでなく、味の違いもあります。またお餅独自の「のび」や「粘り」、「もちもち感」にも違いがあらわれます。そんな「お米や日本酒は飲み(食べ)比べできるけれど、お餅を一度に比べられる商品は世の中に存在しないのでは?」というアイデアから生まれたのが、中川政七商店 の「日本全国もちくらべ」です。
北海道(風の子もち)、新潟県(こがねもち)、京都府(新羽二重糯)、岡山県(ヒメノモチ)、佐賀県(ヒヨクモチ)といった全国の米所5産地の丸餅を一同に集めたアソートセットです。
わたしは手土産として手渡し用の紙袋と包装をお願いしたのですが、個装されたお餅がお米袋のようなかわいい紙袋にはいっているので、包装していただかなくても十分でした。
お餅はハレの日にふさわしい特別な食べ物
中川政七商店公式通販サイトには、お餅に関してこのような興味深い説明が書かれていました。
神々からの賜り物として、実ったお米を搗いて作られるおもちは、その力をさらに凝縮したものとして、いにしえから他の食べ物とは一線を画す、位の高いものとされています。
また、「搗く」は「運がつく」として開運の縁起も担いでいます。丸い形は、太陽や宇宙を現すとともに、神様のご神体である「鏡」の形にも由来します。作られ方から名前・その形に至るまで、ハレの日にふさわしい特別な食べ物です。
ー中川政七商店公式HPより引用
深く意味を知らずにいただいていたお餅ですが、特別な食べ物だったのですね。そんなありがたい賜り物を食べ比べできる「日本全国もちくらべ」は、お正月のお雑煮として自宅でいただくだけでなく、お年賀の挨拶としても喜ばれそうなお品です。
日本全国もちくらべ価格:1,300 円(税抜)セット内容:全国5 産地×2 個ずつ北海道(風の子もち)、新潟県(こがねもち)、京都府(新羽二重糯)、岡山県(ヒメノモチ)、佐賀県(ヒヨクモチ)