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記事 28件
  • 【記事詰め合わせセット】新説1・4事変、鈴木秀樹、滑川康仁、棚橋弘至vsHARASHIMA、諏訪魔vs藤田……

    2015-11-30 23:59  
    550pt
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    ◉事情通Zの「プロレス 点と線」・シュートで始まり、シュートで終わった棚橋弘至vsHARASHIMAの衝撃……煽りパワポではなくシュートパワポだった!・藤田和之vs諏訪魔の地獄はまだ続く!?・大晦日TBS魔裟斗vsKIDはガチで戦うのか?◉格闘技界のレジェンドが東に西へ!中井祐樹の「東奔西走日記」11月1日〜31日編◉OMASUKI FIGHTのMMA Unleashed・マーク・ハントの壮絶人生「BORN TO FIGHT」・ロンダ・ラウジーKO負けの衝撃波・進化するUFCのスター選手製造ノウハウ…明日のスターは誰だ!?・UFC独占禁止法違反集団訴訟が本格的に審議入り
    ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■Dropkickチャンネルが追いかけ続けている橋本真也vs小川直也、通称“1・4事変”から始まる伝説の3連戦。今回登場する永島勝司氏は当時新日本プロレスの取締役であり、長州力の右腕として90年代の新日本黄金期を作り上げた。永島氏は他媒体でもこの試合について言及することが多いため、新たな証言は期待しておらず、本命は橋本真也が新日本内部で追い込まれるきかっけとなった「選手会不正会計騒動」について掘り下げることであった。ところがいざを取材を始めると、これまでの表をなぞるものではなく、いわゆるケーフェイを超えた裏側を語り始めたのであった……。――今日は“1・4事変”と呼ばれた小川直也vs橋本真也戦前後の新日本プロレスについておうかがいします。
    永島 どこからしゃべればいいのかな。 
    ――まず当時の猪木さんの立ち位置ですが、猪木さんは引退後、新日本プロレスの隅に追いやられている印象があったんです。
    永島 あれは隅に追いやられていたわけじゃなくて、猪木は自分のプロレス団体UFOを作ったじゃない。そこらへんから疎外感が生まれてしまったというか、新日本に対して「おまえらは何もわかってない!」という態度になってきたんだよ。

    ――でも、猪木さんは新日本プロレスの筆頭株主でもあったわけじゃないですか。
    永島 当然そうですよ。
    ――猪木さんは筆頭株主なのに、当時新日本の現場を仕切っていた長州力には口出しできない状況がありましたよね。
    永島 あの当時の猪木は新日本に負い目があったわけよ。政治家時代にいろいろと問題が表面化してね。
    ――新日本が猪木さんの尻拭いをしていたわけですね。新日本はUFOに協力するつもりはあったんですよね?
    永島 あった。だから俺が新日本とUFOの真ん中に立っていた。それで活性化すればいいと思ってたから。UFO自体の話をすると、新日本の中の団体という意識があったんだよ。一番説明がわかりやすいのはそれだと思うんだけど。
    ――小川直也はUFOに所属していましたけど、プロデビュー時の小川直也は新日本と契約したんですよね。
    永島 小川は新日本と契約したよ。坂口征二があいだに入って競馬界から転向してね。
    ――小川直也はJRA所属の柔道家でしたね。
    永島 あのとき東京ドームで橋本vsケン・シャムロックが予定されていたのよ。そのシャムロックの出場がダメになったときに坂口征二が「小川でどうだ?」と。それで小川vs橋本になった。橋本に伝えたら「嘘だろ、オヤジ」って反発して説得するのに一晩かかったよね(笑)。
    作/アカツキ――新日本としては、いずれは小川直也を巡業に帯同させるつもりだったんですよね?
    永島 そこは小川の気持ちよ。小川がプロレスラーの道から外れていったんだ。小川は長州の練習方針に完璧に反発していたからね。「なんで受け身の練習ばっかりさせるんだ?柔道でずっとやってきた」と。小川の中に長州に対する不満が高まっていったのよ。
    ――だから小川直也はプロレスの受け身がいまでも不得意なんですかねぇ。そういえば元・横綱の北尾も長州さんとは対立しましたけど……。
    永島 アレは心の問題。小川は練習のやり方。
    ――北尾は心の問題(笑)。
    永島 小川は長州と考え方が合わないんです。小川は柔道の世界チャンピオンとしてのプライドがある。長州のプライドとぶつかり合うわけですよ。
    ――新弟子だとイチからプロレスの基礎を叩き込まれますけど、業界外の大物だとなかなか難しいんですね。
    永島 そういうことなんだよな。
    ――新日本からUFOに移った小川直也は、デビュー時に世話を焼いもらった坂口さんと険悪な関係になりましたよね。記者の前で小川直也が坂口さんに襲いかかったことで。
    永島 あれはね、俺が坂口征二に1から10まで伝えてなかったことが原因なの。小川が坂口に食って掛かったでしょ、マスコミがいる前で。あとでさ、坂さんが「こんな話は聞いてない!」って怒った怒った。そこは俺と猪木が作ったストーリーなんだけど、坂口征二には「小川が来るから、うまくやってね」としか言ってなかった(笑)。
    ――「うまくやってね」とは言ったんですね。
    永島 そりゃそうだよ。
    ――でも、坂口さんはこんな話は聞いてないと怒った。
    永島 小川は坂口征二の襟首を掴んだんじゃないかな。坂さんにとっては明治大学の後輩だろ。「なんで俺があいつにそんなことをされるんだ?聞いてねえ!」って。あの場にいたマスコミも「えっ!?」って困惑しちゃって。
    ――険悪なストーリーを作るつもりが本当に険悪な関係になってしまった、と。それで新日本とUFOは絶縁状態に陥ったんですよね(笑)。
    永島 オレはオレでアングルに使えるなって思ったけどね。「もっとやれ!」と思ったよ。
    ――いまのプロレスみたいにきっちり練り込んでやるよりも、ある程度フリースタイルで仕込むことでの緊張感ってありますよね。簡単にいうと、マスコミや関係者でさえ「これは本当に揉めてるの?」と思わせるというか。
    永島 それが最高のアングルなんだよ。それをアングルと理解する人間と、真正面から「ヤバイな」と思う人間がいたわけですよ。
    ――長州さんはこの件にどういう反応だったんですか?
    永島 我関せず。「勝手にやれ」って感じ。
    ――そういった騒動を経て、永島さんは1・4に橋本vs小川をやろうとしてたんですね。
    永島 そうよ。問題の試合をやったときは、新日本とUFOが完全に対立している状況だったからね。そうじゃなきゃ盛り上がらないよ。
    ――そこは小川直也や橋本真也ら試合をする当事者たちも“本当に揉めてる”感はあったんですか?
    永島 あった。橋本は「オヤジ、(小川は)本気で来るのか?」って聞いてきたしね。
    ――あ、橋本さんもプロレスの範疇を超えるかもしれないという緊張関係があったんですね。
    永島 試合当日さ、来賓席にいた猪木のところに俺と長州が行ったんだよ。「今日、変なことは起きないだろうね?」って話をしにね。猪木は「大丈夫だよ」と。「小川にはシビアな試合をやるように言っただけだ」と。
    ――シビアな試合……。なるほど。 
  • 進化するUFCのスター選手製造ノウハウ…明日のスターは誰だ!?■MMA Unleashed

    2015-11-26 19:23  
    55pt
    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマは、恐るべきUFCスター育成のノウハウ!
    ロンダ・ラウジーとコナー・マクレガーは今やUFCの屋台骨を支えるスター選手となっているが、これはけして偶然の産物ではない。もちろん、この2人に魅力と才能があることには間違いないが、こうしたスター候補選手を一般に広くアピールするためには、繰り返し露出していくこと重要になってくる。そこにはUFCの一貫した売り出し戦略がある。エンターテインメント業界やスポーツメディア業界で経験豊富なスタッフを採用し、人脈を最大限に活用することで、UFCはいま、この分野でどんどん進化してきている。
    2013年のUFCの屋台骨を支えたのは、ジョルジュ・サンピエールとアンデウソン・シウバという2人のスター選手だった。この年のPPV売上件数600万件のうち、この2選手だけで実に315万件を売りさばいたのだ。この2人が一線を退いた2014年のUFCは、柱となる選手の不在に苦しみ、PPV売上は低迷した。しかしこのころすでに、2015年にはラウジーとマクレガーをプッシュして事業を立て直していくべく、計画が練られていたのである。
    ラウジーは「エレンの部屋」(The Ellen Degeneres Show)、「ジミー・キンメル・ライブ」(Jimmy Kimmel Live!)、「トゥナイト・ショー・ウイズ・ジミー・ファロン」(The Tonight Show with Jimmy Fallon)といった地上波トークショーに相次いで出演、Rolling StoneやEsquireといった雑誌にもストーリーが掲載された。UFCはロンダを、何百万もの人が目にするポップカルチャーの中心に押し出したのだ。MMAメディアやスポーツメディアだけに頼っていたのでは、すでにMMAのファンである層にしか届かない。メインストリームメディアでの露出は、やはり反応が違う。ロンダという存在が、より広い層に届き、新たなファンの獲得につながり、ロンダの名前がブランド化していくのだ。ポイントは、ロンダをMMAファン向けに売り込むのではなく、まったく新規の層に売り込んでいくことにある。
    たとえば「エレンの部屋」は、昼間に放送されている高視聴率のトークショーである。視聴者層の中心は18~49歳の女性、まさにUFCがラウジーの売り込みを行いたい層である。実はUFCでは「UFC193: ラウジー vs. ホルム」のプロモーションを、このトークショーの人気司会者エレン・デジェネレスのTwitterアカウントからスタートさせている。この記事の続きと、新説1・4事変、鈴木秀樹が語る諏訪魔vs藤田、滑川康仁、日菜太、金原弘光インタビュー、棚橋弘至パワポ劇場などが読めるお得な「9万字詰め合わせセット」はコチラ  http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar920826
     
  • 格闘技と猫■二階堂綾乃のオールラウンダーAYANO

    2015-11-26 19:01  
    41pt
    新日本プロレスの選手イラストを描いてキャッキャしていたプオタ女子・二階堂綾乃がいつのまにかMMAジムに通いだし、ついに格闘技デビューをしてしまったこのコーナー。今回のテーマは……我が家の猫氏はプロレスや格闘技や筋トレが大好きです。猫がそんなんわかるわけなかろうと思うでしょう。そりゃあ猫ですからどこの団体が好きだとかムキムキだとかいうことはありません。でも、確実に飼い主が格闘技好きであることを喜んでいます。その理由はこちらです。
    ・プロテインシェーカーのふたの裏についたプロテインを舐めるのが好き。
    テーブルの上にプロテインシェーカーのふたがあると、ぺろぺろなめまわします。プロテインをもっと与えたらマッチョ猫になるのかなと思いましたがそれはやめときました。
    ・ベッドがミット。
    私は一時期ミットの上に片足で立ってバランス感覚を養うトレーニングをしていたのでミットを床に出しっぱなしにしていたのですが、サイズも硬さもちょうどいいようでいつの間にか猫ベッドになっていました。
     
  • 【藤田vs諏訪魔】鈴木秀樹「大日本のほうが全日本やIGFよりお客さんは入ってる。その差が出たんじゃないですか」

    2015-11-25 22:39  
    81pt

    あのビル・ロビンソンの薫陶を受けIGFのリングでプロデビュー。現在はフリーとして各団体で活躍する鈴木秀樹。前回のインタビュー(http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar744581)も反響だったが、今回はIGFと大日本プロレスの両団体ともに知る立場から、天龍源一郎引退興行の藤田和之&岡林裕二vs諏訪魔&関本大介についてド直球で語ってもらった! なぜプロレスファンは大日本勢を支持し、藤田vs諏訪魔は迷走したのか。そしてプロレスとは何か――?
    ――今日は鈴木選手に藤田和之vs諏訪魔について語っていただきたいんです。


    鈴木 まぁ簡単に言っちゃうと、しょっぱいだけですよ(苦笑)。


    ――試合開始1秒で結論が!(笑)。


    鈴木 ハハハハハハハハ。ボクはこのタッグマッチに出た4選手とも試合をしたことがあるんですけど、最初は大日本ではなくKAIENTAI DOJO勢がそれぞれのパートーナーでしたよね。真霜(拳號)選手と火野(裕士)選手の試合は何度か見たことしかなくて、試合のイメージはあまり沸かなかったんです。でも戦ったことのある関本(大介)、岡林(裕二)の大日本の2人に変わった時点で、これは後出しジャンケンじゃなくて、こういう試合になるだろうなあ……っていうイメージはできたんですよ。だからあまり興味がなかった。


    ――それは鈴木選手の中でイメージできる材料はあったということですよね?


    鈴木 まず大日本の2人は場所がどこでも変わらずに、自分の力を出しきるんですよ。天龍さんの引退興行のあの日だけ、ああいう試合をしてるわけじゃないんですよね。


    ――藤田和之と諏訪魔の2人を「食ってやろう!」と張り切ったわけじゃない。


    鈴木 全然違います。だから、食ったんですよ。彼らは会場が商店街だろうと両国だろうと、お客さん多い少ない関係なく同じ試合をやるんです。どこでも同じ試合をすることが信条。だから今回の試合も、マックスの自分たちを見せることがわかっていたんです。


    ――その期待感もあっての「大日本!」コールでもあったというか。それにしても藤田選手と諏訪魔選手は自分たちの持ち味が発揮できませんでしたね。


    鈴木 一番の問題はタイミングが悪かったと思うんですよね。最初に2人の接触があったのは去年の4月5月くらいですけど、やるんだったら半年以内ですよね。でも、やれなかった。そこでもう1回チャンスが来たのが今年の5月。このときもすぐにやれなかったので、お客さんの潜在意識の中に「ああ、やるんだ……」という覚めたものだったと思うんですよね。「いよいよやるんだ!」というトーンじゃなかった。


    ――鉄を熱いうちに打てなかったわけですね。


    鈴木 前哨戦って昔のプロレスには必要だったのかもしれないけど、いまはもういらないと思うんですよね。面白いですかね、前哨戦って?


    ――まあ、勝負が決まらない前提の試合ですしね……。


    鈴木 面白いときもあるかもしれませんが……。たとえば昔はゴールデンタイムで中継していたから、地方で前哨戦をやってもテレビを見ている観客は意味がわかったと思うんですよ。でも、いまはこのカードが前哨戦なのか、なんで揉めてるのかは熱心なファンじゃないとわからないですよね。


    ――その場で完全決着しないのであれば余計にモヤモヤしますねぇ。


    鈴木 ボクも船木(誠勝)さんと何回かタッグでやったあとに「すぐに船木さんとシングルで組んでください。場所もどこでもいいし、条件はなんでもいいから」って言ったんです。熱いうちにやらないと意味がないなって。それでも3〜4ヵ月かかったんですけどね。


    ――諏訪魔vs藤田和之は1年以上かかってようやく“前哨戦”です(笑)。


    鈴木 それなのか、藤田さんと諏訪魔さんのお互いの気持ちもすれ違ってましたよね。ボクはこの試合が実現した経緯をよくは知らないんですけど、天龍さんが引退興行の場を使ってまでも2人を戦わせようという男気があったと思うんですよ。だってセミファイナルですよ? 普通の試合と意味合いが違うと思うんです。


    ――直後に天龍さんの引退試合があるわけですから、露払いとなるセミにこういった因縁試合は置きづらいもんですよね。


    鈴木 だから凄いんですよ。こういう試合は休憩前か、休憩明け、もしくは何か1試合挟ませてからの引退試合ですよね。でも、天龍さんはプロレス界の今後を考えてセミに組んだ。2人とも天龍さんのそんな気持ちを感じて試合に臨んだと思うんですけど、感じ方がお互いに違ってしまったんでしょうねぇ。


    ――そのチグハグさが試合内容にも表れてしまったという。


    鈴木 それは試合後のマイクの内容を聞くかぎり、藤田さんはこの先のことを考え、諏訪魔さんはこの場のことを考えていた。悪く言えば、諏訪魔さんはお客さんに媚びて、藤田さんはお客さんの存在を無視したとも言えるんですけど(笑)。


    ――そう受け止めているファンも多いですね(笑)。


    鈴木 2人ともあの場で言うことではないし、あのマイクもそれぞれおかしいんですよ。天龍さんの引退試合で先のことを話す藤田さんはおかしいし、諏訪魔さんの立場で「大日本のような試合をしたい」と言うのもおかしい。だったら大日本のリングに上がれよという話だし、全日本でそういう試合ができていないってことになっちゃう。だっていまの全日本ってヘビー級の選手が揃ってるんです。ほかの団体よりも平均身長が全日本は高いんですよね。


    ――全日本のリングでも充分にできるはずだ、と。


    鈴木 じゃあ、あそこで天龍さんが出てきて「もう1回やれ!」と言ってあの2人がやれるかといったら……やらないと思うんですよねぇ。


    ――たしかに。


    鈴木 ポーズなんですよ、2人とも。そこをお客さんも薄々感じてしまっていたんでしょうね。


    ――そんな前哨戦気分だと、いつでもマックスで試合をする大日本勢が光り輝いちゃいますよねぇ。


    鈴木 だってこの2人のシングルは大日本の両国大会で大成功してるんですよ。うまくいかないわけがないんですよ(笑)。それに、これは事実として言うんですけど、大日本のほうが全日本やIGFよりお客さんは入ってるし、ファンの人気がある。


    ――全日本やIGFは興行的に苦しいですね。


    鈴木 IGFに関しては猪木さんの名前で入ってるだけですしね。選手たちの力でお客さんを呼んでいるわけじゃない。それに対して大日本は自分のたちの力で毎回後楽園ホールを満員にしているし、団体としてIGFや全日本の上なんですよ。これはボクの印象じゃなくて悲しいけど実情です。だからその差が両国でも出たんじゃないですかね。


    ――諏訪魔と藤田和之はビッグネームだけど、団体の力は大日本の上だったという。意外な結果として捉えるのは、大日本勢に失礼なんですね。


    鈴木 そういうことです。全日本プロレスは伝統のある団体ですし、IGFは猪木さんが看板だからメジャーのイメージがありますけど。


    ――でも、いまのプロレスファンに全日本やIGFにそれほど届いていないからこそ、前哨戦でなくあの場で満足させることを求められて。


    鈴木 藤田さんと諏訪魔さんの2人が、いまのプロレスファンの予想を超える試合ができる可能性があったからこそ、天龍さんもセミに組んだと思うんですね。藤田さんと諏訪魔さんっていまのプロレスにはない“山あり谷あり”の面白さがありそうじゃないですか。
    この記事の続きと、新説1・4事変、滑川康仁、日菜太、金原弘光インタビュー、棚橋弘至パワポ劇場などが読めるお得な「9万字詰め合わせセット」はコチラ http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar920826 
  • 数字で見る格闘技〜日本人は本当に国際戦に弱いのか!?〜■「MMAオレンジ色の手帖」

    2015-11-25 22:18  
    44pt
    格闘技ブログ「MMA THE ORANGE」の管理人オレンジがディープなエピソードをお届けする「MMAオレンジ色の手帖」! 今回のテーマは国際戦をDATE……じゃなくてデータで検証!マーク・ハント壮絶人生、信じるか信じないかはアナタ次第の永島勝司衝撃告白などいま入会すれば読める11月更新記事一覧はコチラ!http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/201511ここ最近、世間の注目を最も集めていたニュースと言えば? 格闘技好きとしてはロンダ・ラウジーの壮絶な失神KO負けと言いたいところですが、お茶の間の話題を独占したのは「侍ジャパン」「世界野球WBSCプレミア12」ではないでしょうか。プロ野球が地上波から姿を消して長らく経ちますが、ゴールデンタイムに放送が始まり、なんと試合が決着するまでの完全生中継。大会期間中は試合が押して連日放送時間が1時間以上延長されたものの、準決勝の対韓国戦の視聴率は驚異の25%超えを記録。さらに放送時間が重なったサッカー日本代表のW杯アジア二次予選よりも視聴率を獲ったというから、いかに世間の関心が高かったのかが伝わってきます。大会の結果はと言うと、皆さんもご存知の通り日本は第3位。3位決定戦でメキシコにコールド勝ちして溜飲を下げましたが、準決勝では宿敵・韓国に9回に4点差をひっくり返されてまさかの大逆転負け。野次馬根性丸出しの私としては、敗因のきっかけになった継投策や松田の代打におかわり君の起用などの小久保采配に激しく「喝」を入れたいところですが、話の趣旨が変わってしまいそうなのでこの辺で舵を戻しておきましょう。今回のプレミア12に限らず、この手の世界大会でよく言われるのは「日本の勝負弱さ」。あと一歩のところで勝ち切れなかったり、接戦で競り負けてしまったりすると、どこからともなく聞こえてきます。柔道で言えば金メダルが確実視されていた小川直也がオリンピックで敗戦した時や、サッカー日本代表がランキング下位の国の泥臭い戦術に苦戦した時に必ず言われますが、果たしてこの定説?ジンクス?は総合格闘技にも当てはまるのか? 無性に気になってきました。そこで今回の「MMAオレンジ色の手帖」は不定期でお届けしている「数字で見る格闘技」をフィーチャー。2014年~2015年に行われた試合の中から日本人選手VS外国人選手の対戦にスポットを当て、大会毎の傾向を探っていきたいと思います。題して「数字で見る格闘技~日本人は本当に国際戦に弱いのか!?~」。今宵も電波と充電の続く限り、よろしくお願いします。まず最初に取り上げたいのはパンクラス。かつてはジョゼ・アルド、ラファエル・ドス・アンジョスという2人の現役UFC王者が若かりし頃に参戦していた事からもわかるように、外国人の適性やポテンシャルの高さを見定める目は今も昔も確かです。一時は日本人同士のマッチメイク中心の時期はあったものの、酒井正和氏が代表を務めるようになってからは「世界標準」を掲げて外国人選手の起用が再び加速。2013年前後にはチーム・ノゲイラ、シーザーグレイシー、AKAなど、外国の名門チームと提携して対抗戦をスタート。2014年以降はもはや日常的に外国人選手が出場する国際的な大会へと変貌を遂げています。そんなパンクラスで14~15年に組まれた国際戦の数は驚きの57試合!後述しますがこの試合数は今回集計した日本の中堅大会(DEEP、修斗・VTJ)の中でも群を抜いた数になっています。これこそ「世界標準」を具現化した数字と言えるでしょう。肝心の戦績は日本の29勝25敗3分(ノーコンテスト含)。勝率は50%と辛うじて勝ち越しています。少し物足りないと思う方もいるかもしれませんが、参戦している外国人選手の厚みを考えたらむしろ大善戦ですよ。。。日本での知名度も高いたナム・ファン(タクミ、馬場勇気に勝利)に始まり、TUFで優勝したジョナサン・ブルッキンズ(石渡伸太郎に勝利)、UFCに出場経験のあるウィル“ザ キル”チョープ(稲葉聡に勝利)など、野球で言うところの「メジャー経験者」がウヨウヨ。これは簡単に勝てなくても致し方ないでしょう。UFCファイトパスでの全世界配信の開始やハワイ大会の開催もあって、今後も外国人襲来の流れがさらに加速する可能性は十分。外国人とのハイレベルの試合が生で見たければパンクラスへGO…これ鉄則です。そして、その外国人天国の中でもカギを握りそうな存在がジョシュ・バーネットの愛弟子ビクター・ヘンリーでしょう。所英男、上田将勝という日本人トップ選手を連破した実力派。パンクラスでも既に2勝を挙げ、12月には石渡伸太郎の持つバンタム級のベルトに挑戦する事が決定しています。既にフェザー級王座はアンディ・メインが手中に収めており、2つのベルトが海外に流出するかどうか瀬戸際の一戦。パンクラスの「国際戦」、「世界標準」を象徴する試合だけにどうかお見逃しなく! 
  • シュートで始まり、シュートで終わった棚橋弘至vsHARASHIMAの衝撃■「プロレス 点と線」

    2015-11-24 18:58  
    76pt
    事情通Zがプロレス業界のあらゆる情報を線に繋げて立体的に見せるコーナー「プロレス 点と線」。今回は、棚橋弘至の試合後のコメントが物議をかもしたDDT両国大会HARASHIMA戦。その決着戦となった「#大家帝国主催興行〜マッスルメイツの2015〜」棚橋弘至&小松洋平vsHARASHIMA&大家健の衝撃について!
    DDT両国大会で行われたシングルマッチの解説はコチラhttp://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar864136――さて、今回は因縁の棚橋弘至vsHARASHIMAの再戦が行なわれた「#大家帝国主催興行〜マッスルメイツの2015〜」についておうかがいいたします。
    事情通Z この試合は本当に凄かったですよ! プロレスの歴史に残る対抗戦と言ってもいいほどの内容で。
    ――なるほど。対抗戦が2週連続、プロレス史に刻まれた!と。
    Z 先週のアレは違う方向で一生忘れないよ!(笑)。#大家帝国は平日開催なのにチケットも前売り時点で完売。平日の後楽園ホールってどんな大会でも客席が完全に埋まるのは19時過ぎなんですよ。会社帰りに寄るにしてもどうしたってそんな時間帯になるから。#大家帝国は18時30分開場だけど、開場明けと同時にほぼ客席は埋まってね。
    ――凄いなあ。『マッスル』復活を期待するファンも多かったんでしょうね。
    Z 面白かったのは『マッスル』復活を楽しみにしている層だけじゃなくて、新日本との対抗戦目当てのお客さんもたくさんいたこと。「『マッスル』なんかぶっ潰してやる!」という感じで敵地に乗り込む新日本ファンもいたんだよ。
    ――やっぱりナチュラル発生の抗争は強いなあ。
    Z 養殖物とは味が違う(笑)。
    ――こんな天然物を口にしたのは、いつぶりのことか(笑)。
    Z 新日本ファンは「『マッスル』のようなプロレスを認めないっ!」という感じだし、DDTファンは「新日本をも飲み込む俺たちの『マッスル』!」というふうに見ていた。
    ――対抗戦ってそれぞれの思想のぶつかりあいがキモであることがわかりますよね。
    Z 『マッスル』というオブラートを被せながらも、中身はシュートな戦いだったことが大きいんでしょうね。メインの対抗戦が始まるまでは、かつての『マッスル』の雰囲気だった。新日本ファンも楽しく笑いながら見ていたんだけど、メインになる瞬間に空気がガラリと変わって。新日本ファンが乗り込んでるとはいってもDDTファンのほうが圧倒的に多いから、棚橋選手に対するブーイングが本当に凄くて。今回の抗争のきっかけとなった棚橋選手の「横一線」発言が上から目線ということもあって、どうしてもヒール全開になっちゃうよね。一方のHARASHIMA&大家の2人が入場するときは、いままでにないほどの大歓声。
    ――この試合を通して諏訪魔vs藤田和之の問題点が見えてきますよね。まずどちらかの敵地で試合を行うべきだった。もうひとつは、パートナーも急造ではなく自軍の選手にすべきだった。
    Z 今回の対抗戦が盛り上がったのはパートナーの存在が大きかった。対抗戦という図式の中には大家選手は当初はピンと来なかった。新日本ファンも「大家って誰だよ?」ってなる。
    ――よく知らないファンは大家選手のことを「おおや」って呼びそうですよね(笑)。
    Z そうそう(笑)。DDT内でも数年前まではお笑い担当という立ち位置で、いまはガンバレ☆プロレスのカリスマですけど、大家選手がスピアーを一発決めただけで「こんなに盛り上がるんだ!?」っていうくらい大歓声。まさにカリスマですよ(笑)。
    ――プロレス界のカリスマである棚橋弘至という巨大な存在に立ち向かっていくからこその盛り上がりもあったんでしょうね。
    Z あとヤングライオンの小松選手の存在も大きかった。小松選手の見せ場は一箇所だけだったんだけど。HARASHIMA選手の必殺技・蒼魔刀を食らったときに、相手の足を持って後転しながら逆エビ固めをやる……という。これは小松選手が新日本でいつもやってる動きだから、新日本ファンは小松選手の得意技であることは知ってる。でも、DDTファンからすれば「HARASHIMAの必殺技をヤングライオンが切り返した!」になる。
    ――DDTのエースにヤングライオンが一矢報いる。見せ場としては抜群ですよね
    Z 「最後は小松選手が負けるんじゃないか……」というのはファンの読みの中にはあるじゃないですか。でも、蒼魔刀を切り返したことで試合の行方をわからなくしたし、小松選手の評価も上がったよね。ここまでの試合内容でも充分に面白かったんだけど、試合後さらに痺れる展開になった。
    ――棚橋選手の煽りパワホですね(笑)。
    Z パワポの内容だけど、要するにDDT両国の棚橋vsHARASHIMAは、新日本vsUWFインターの武藤敬司vs高田延彦のような熱を上回ることができなかった。その悔しさもあって、棚橋選手は試合後に感情を吐き出してしまった、と。「それはHARASHIMAさんに向けた言葉ではなく、俺の一人よがりでした。HARASHIMAさん……ゴメン」と謝ったんです。棚橋選手がそんなパワホをやること自体にもビックリしたけど、あのときのリング内外の様子を見ると、そんな企画があることを知らなかった選手、関係者が凄く多かったようで。棚橋弘至とマッスル坂井の2人が仕組んだ完全犯罪というか。
    ――それは凄い……。2人以外は知らなかった? この記事の続きと、新説1・4事変、鈴木秀樹が語る諏訪魔vs藤田、滑川康仁、日菜太、金原弘光インタビューなどが読めるお得な「9万字詰め合わせセット」はコチラ  http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar920826
     
  • RIZINにまだまだ登場!? ベラトールMMAからの刺客たち!■高橋ターヤンのMMA予備校

    2015-11-24 18:51  
    33pt
    映画ライターにして北米事情通の高橋ターヤンが気になるMMAファイターやニュースを取り上げ、過去と現在を繋げて未来を見据える。今回はUFCに次ぐMMAイベント、ベラトールからRIZINに登場しそうなファイターをピックアップ!マーク・ハント壮絶人生、信じるか信じないかはアナタ次第の永島勝司衝撃の告白など11月更新記事一覧はコチラhttp://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/201511
    開催まであと1ヶ月ということで、RIZINのカードが続々と発表されている。執筆時点で発表されているカードは以下の通り。
    12月29日
    桜庭和志 vs. 青木真也
    元谷友貴 vs. チョ・ナムジン
    A.J.マシューズ vs. アナトリー・トコフ
    高阪剛 vs. ジェームス・トンプソン
    DJ.taiki vs. 高谷裕之
    山本アーセン vs. クロン・グレイシー
    トーナメント4試合
    12月31日
    エメリヤーエンコ・ヒョードル vs. TBD
    ホーヴェルソン・カイド(把瑠都) vs. TBD
    ギャビ・ガルシア vs. レイディー・タパ
    RENA vs. イリアーナ・ヴァレンティーノ
    長島☆自演乙☆雄一郎 vs. アンディ・サワー
    トーナメント3試合
    29日は10試合、31日は8試合という構成。ジャパニーズMMAらしい(嫌味ではない)なかなかのカードが並んでいると思う。とくに海外MMAばかりを観ている筆者にとって、ヘビー級トーナメントの出場選手は、キング・モー、ブルーノ・カッペローザ、マーク・ゴッドビアー、ゴラン・レリッジ、テオドラス・オークストリスと、まさに知名度抜群のモーの他、世界の未知強・地味強がずらりと並び、まさに筆者のような海外MMAジャンキーにとって、嬉しくて涎がダラダラ流れるようなラインナップ。ここの残り3枠(とリザーバー2枠?)にどんな選手が入ってくるのか、楽しみで仕方がない。
    とはいえ、今回のRIZINに来場するファンの多くが、すでにUFCをはじめとする北米MMAを普通に観ている人々となると思われる。ジャパニーズMMAらしい試合、百花繚乱のヘビー級トーナメントだけでなく、北米MMAの今が見えるような選手の登場を期待したい。 
  • 藤田和之vs諏訪魔の地獄はまだ続く!?■「プロレス 点と線」

    2015-11-20 11:17  
    55pt
    事情通Zがプロレス業界のあらゆる情報を線に繋げて立体的に見せるコーナー「プロレス 点と線」。今回のテーマは歴史的ズッコケ試合となった藤田和之v諏訪魔の初激突について!(聞き手/ジャン斉藤)――天龍源一郎引退興行、凄い盛り上がりでしたね!
    事情通Z 大盛況でしたねぇ。引退興行ってセレモニーだなんだで試合以外の催しもので長くなるもんだけど、至ってシンプルな構成。中継もPPV、パブリックビューイング、新日本プロレスWORLD、ニコニコ生中継と多種多様で。
    ――ニコ生の解説が川田利明だったんですけど、かつて三沢光晴が「一言多い」と川田さんを評したどおりの破壊力でしたよ。「オカダ・カズチカはハッスル仮面オレンジだったという噂なんですよ」「菊タローって、えべっさんをやってた人でしょ? 」とかホントに一言余計で(笑)。
    Z ウワハハハハハ。試合でしっかりと見せてセレモニーはあっさりという感じがよかった。唯一あの試合を除いては……。
    ――藤田和之vs諏訪魔ですねぇ。
    Z なんだか悲しい試合だったなあ。
    ――ああ、ホントに悲しい試合でした。大会終了直後は怒りしか沸かなかったんですけど、あの2人の置かれた立場を想像したらなんかもう悲しくて悲しくて。極端なことをいえば、IGFも全日本も藤田和之vs諏訪魔の絡みでしばらくは凌ごうという計算はあったじゃないですか。IGFもこれまでメインスポンサーだった大手パチンコメーカーのバックアップがどうなるか不透明ですし。
    Z 苦しいながらIGFがボンバイエを開催するのであれば、メインカードは藤田vs諏訪魔しかない。
    ――天龍さんの引退興行を大晦日の動線にするなという批判の声もあるかもしれないけど、そこは「俺がやるしかない」という藤田選手なりのプロレス愛ってあったはずなんですよ。小川直也も今後IGFに出るかどうかもわからないし。
    Z IGFと全日本、両方とも切羽詰まってることはたしかだよねぇ。切羽詰まりすぎて対抗戦もかたちにならないのか……。
    ――かつて90年代・新日本の対抗戦がやり方が上から目線でえげつないと言われていたけど、新日本には余裕があったから対抗戦として上からコントロールできた。お互いに余裕がないと迷走しちゃうんだっていうこの悲しさ。貧すれば鈍する者同士の対抗戦ってキツイんだなあ……。
    Z 進むも地獄、退くも地獄。進んだみたら大地獄が待っていたわけだけど。それにしたってほかにやり方はあったはずだよね。
    ――小佐野(景浩)さんの連載インタビューでも何度か触れられてますが、天龍さんの“革命”というキャッチフレーズの意味合いって、それまで花相撲的だった地方巡業プロレスを改革したところもあった。「テレビは予告編、会場でタップリとお見せしますよ」と。
    Z 地方の体育館でも全力投球。
    ――その天龍さんの引退興行で「続きは大晦日で」みたいな試合をやるとは……。藤田和之って大一番でフルスイングしてくれないですよね。チョークスリーパーを仕掛けてそのままフォール負けした佐々木健介戦、なんちゃってシュートの小川直也戦もそうですけど。こういう炎上試合があると「良くも悪くもファンの感情を揺さぶったら勝ち」とか妙な理屈でフォローする声が上がるですけど、なんかもう物議を醸す質が悪いだけですよね。
    Z 「話題になったもん勝ち」とかそういう話じゃないよね。
    ――マズいラーメンを食べ残して店主に「良くも悪くも客の感情を引き出した俺の勝ち」とか胸を張られても困りますって話で。
    Z ハハハハハハハハ! 藤田選手がファンの怒りを引き出したのが計算づくならまだしもねぇ。ブーイングを浴びて「ああ、気持ちがいい」とか悲しくなっちゃいますよ……。この記事の続きと、新説1・4事変、鈴木秀樹が語る諏訪魔vs藤田、滑川康仁、日菜太、金原弘光、棚橋弘至パワポ劇場などが読めるお得な「9万字詰め合わせセット」はコチラ  http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar920826 
  • ロンダ・ラウジーKO負けの衝撃波■MMA Unleashed

    2015-11-20 11:02  
    33pt
    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマは、女王ロンダ・ラウジーまさかの KO負けについて!
    UFC193メルボルン大会で、ロンダ・ラウジーがホリー・ホルムにショッキングなKO負けを喫したことを受け、米MMAメディアではさまざまな反響がいまだに鳴り止まない。そこで今回は、ラウジー敗戦によせたさまざまな声・コメント・分析を取りまとめて紹介してみたい。
    ●ダナ・ホワイトのコメント
    試合のことをあれこれ批判しているヤツらが多いのはおかしな話だな。みんなが自分のことを専門家だとでも思い、格闘技のことを理解しているかのように言っている。しかし、本当にわかっている人なんてごく一部の人だけなんだぞ。
    もしロンダがあんな風にホルムを猛烈に追いかけたあげく、結果的にKOしていたらどうなっていた?ロンダは最高、ということになるだろう。しかしロンダは攻めた。そしてこういう結果が出た。そしたら「ゲームプランが悪かった」などという。そんなもん、結果を見ていっているだけじゃないか。
    ロンダはけして、ホルムのことを過小評価していたわけではないだろう。ロンダは誰のことも過小評価はしない。今回もロンダは2週間前からメルボルンに来て、調整に万全を期していたんだ。
    試合前にグローブタッチをしなかったことでSNSで炎上が起きている。そうした批判をするヤツらは、ただ行儀が悪くて否定的な、汚らしくてひどい人間たちだ。残念なことにSNSでは、そうしたアホどもも意見を言いやがる。
    たしかにロンダをここまで有名にした原因の1つには、他人にどう思われても構わないというバッドアスな態度があったことは確かだ。でも私はできれば、ロンダにはこれからもそうであってほしいと願っている。
    われわれはかつて、モハメド・アリも人間だったことを知った。マイク・タイソンも人間だった。そしてロンダも人間だったと言うことだ。ロンダがどのようにカムバックしてくるのか、それがいまから大事なストーリーなんじゃないかと思う。この記事の続きと、新説1・4事変、鈴木秀樹が語る諏訪魔vs藤田、滑川康仁、日菜太、金原弘光インタビュー、棚橋弘至パワポ劇場などが読めるお得な「9万字詰め合わせセット」はコチラ  http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar920826
     
  • 大好評インタビュー詰め合わせシリーズ一覧④

    2015-11-20 10:59  
    非会員でも購入可能! インタビュー詰め合わせセットPart14〜18 各540円で見出しをクリックすれば試し読み可能par14  http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar760930①スターダム世IV虎vs安川惡斗は不穏試合ではない!!②北原光騎が天龍引退に万感の思いを込めて「佐山シューティング、天龍同盟、SWS……」③ビル・ロビンソン最後の弟子・鈴木秀樹「プロフェッショナルレスリングを大いに語る」④Uと馬場を支えた黒衣の絵描き! 更級四郎 キミは「ほとんどのジョーク」をおぼえてるか?⑤ご意見番・小原道由が世IV虎vs安川惡斗をぶった斬る!⑥高校球児がアメリカに渡りUFCを目指すまで〜松田干城のボストン生活〜⑦小佐野景浩×安西伸一 『ゴング』×『週プロ』天龍番だった男たち⑧インディの聖地・新木場1stリングとは何か? 管理人を直撃!⑨達人は実在す