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記事 18件
  • 【15万字・記事14本詰め合わせセット】佐藤大輔、猪木側近、堀江圭功、梅野源治、清宮「顔面蹴り」…

    2023-02-28 18:07  
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    非会員でも購入できる大好評インタビュー詰め合わせセット! part109大好評記事15本16万字で600円!!(税込み)
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    part109
    ◎「PRIDEのテーマ」を使った理由■RIZIN演出統括・佐藤大輔

    ◎NARIAGARI皇治 人生の成功者インタビュー

    ◎【ヤバイだろ】梅野源治「職人のままで終わりたくなかった」

    ◎“平成のブレイキングダウン”地下格闘技とは何だったのか? 佐野哲也

    ◎堀江圭功「すべてをさらけ出して強くなった!」

    ◎清宮海斗の「顔面蹴り」と「平和ボケ」■小佐野景浩の「プロレス歴史発見」

    ◎“最後の側近”甘井もとゆきが語るアントニオ猪木&ズッコ夫妻

    ◎ジェイ・ブリスコよ、安らかに眠れ…追悼番組を巡るAEWの献身と戦い

    ◎中村倫也「修斗、レスリング、PRIDEがUFCに連れて行ってくれた」

    ◎井上直樹、RIZINとの契約残り1試合■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

    ◎キックとスキャンダル、プロモーター論■KNOCK OUT 宮田充プロデューサー

    ◎「大沢ケンジvsジョビン」論争に微妙に巻き込まれた水垣偉弥

    ◎WWE身売り説とSNS情報の暴走■「斎藤文彦INTERVIEWS」

    ◎ぱんちゃんの復帰は甘いのか/那須川天心はメインイベントにすべきか

    ◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉◉アントニオ猪木のマネージャーを務めた甘井もとゆきインタビュー!! 16000字でお届けまします!(聞き手/ジャン斉藤)
    ――甘井さんは2022年7月まで猪木さんのマネージャーをされていました。いわば猪木さん最後の側近というか。
    甘井 私が会長のマネージャーを務めさせていただいたのは、2017年の6月から2022年の7月までの5年間ですね。その前から会長とは繋がりはあったんですけどね。
    ――甘井さんは猪木さんの奥さんのズッコさん(田鶴子)とも長いお付き合いがあって。
    甘井 はい。ズッコさんは昔はTBSのカメラマンをやられていて。お仕事を何回かするようになって。のちにズッコさんが六本木でやられるお店にも通わせていただきました。
    ――猪木さんは22年8月から、かつてIGFを一緒にやっていた方々がマネジメントすることになったんですが、その直後の10月1日にお亡くなりになるという。
    甘井 会長にしたらね、生きてるうちに全部片付けたかったんでしょうね。報道されているので皆さん知ってると思うんですけど……。
    ――旧IGFとは裁判で争っていましたね。亡くなる直前に和解して、再び一緒にやっていこうと。
    甘井 そういうものを残さずに全部片付けていきたいというのが会長の希望だったと思うんです。結局裁判というものは当事者が亡くなったとしても引き継いだり、残ったりするじゃないですか。相続に関してもそこはネックになってきたりするんで。会長は娘さんやお子さんに迷惑のかかることは避けたいと思われたんじゃないかな、と。
    ――生きているうちに和解しようと。
    甘井 会長は歳を取って体調も悪くなっていった中で、海外に住んでいるお子さんたちに会いたがっていたんですよね。寛子さん(倍賞美津子の長女)とよく電話していたので、寛子さんに来日のお願いを打診したことがあったんですけど、ちょうどコロナと重なったり、いろんな事情があって難しかったんですよ。会長は娘さんや息子さんに会いたかった思いが強かったです。
    ――息子さんもアメリカですもんね。猪木さんが旧IGFに戻られることで甘井さんはマネージャーではなくなったわけですけど、その寂しさは……。
    甘井 当然ありました。やっぱり寂しいのは寂しかったですけど、まあ会長が決められたことなんでね。
    ――その件に関して、猪木さんと何かお話はされたんですか?
    甘井 いろいろと話はしました。けど「もう俺が決めたことだから」と。会長が1回決まっちゃうと、頑固なんですよね。あとはやっぱり会長は昔から何事も見切り発車で始まって、走りながらかたちにしていく方なんで。
    ――闘病生活中の猪木さんをずっと支えていたのはズッコさんや甘井さんでしたよね。
    甘井 いちばん大変だったのは奥さんだと思います。ズッコさんのことでボクがちょっと寂しいのは、元・奥さんの倍賞さんは女優さんですし、会長とのあいだには娘さんもいます。会長のいちばんいい時期を支えたのは倍賞さんだみたいなことを書かれちゃいますよね。でも、やっぱりいろんな時期の会長がいて、会長の晩年を本当に支えたのはズッコさんだと思います。会長がよく言われてましたけど、ズッコさんは自分の寿命を削って、会長を長生きさせるために全力を尽くしてましたね。
    ――旧IGFとの裁判が和解されたのは、当事者のひとりだったズッコさんが亡くなったこともひとつの理由としてあるんですか?
    甘井 それまでは弁護士を立ててね、お互い直接会うこともなかったんです。けど、ズッコさんが亡くなられてから、向こうの方と会う機会も増えていったんです。まあ、猪木さんの場合は、こうと決めたら止まらないですから。
    ――周りからすると本当にびっくりすることが多かったんでしょうね。
    甘井 会長自ら「猪木の常識、非常識」って言われてますから(笑)。会長って逆張りするのが好きなんですよ。ひとつ感心したのが「俺が逆張りばっかりしてると思うけど、そこは感性は大事なんだよ。みんながみんながこっちだ、こっちだって発していたら、どうなるのか。戦争が起きちゃうんだよ。だから誰かが逆に張っていないとダメなんだよ」ってことはよく言われてます。あれだけ非難されても北朝鮮の外交にこだわっていた会長はすごいと思いますね。たぶん猪木会長が訪朝して、現地の映像なんかを持ち帰っていなかったら、北朝鮮って軍事パレードだけのイメージですよね。そういう意味では平和の役に立ってたんだなと思います。
    ――猪木さんは独裁国家や共産圏といった日本と繋がりの薄い国と交流を図ってましたね。旧ソ連やキューバ、そして北朝鮮と。
    甘井 キューバはね、IGFで計画していた興行をやってほしかったですね。あれはウルティモ・ドラゴンさんのサポートでやろうとしてたんです。キューバがアメリカと国交回復した頃に、ローリング・ストーンズの120万人コンサートが実現するんですけど。もしプロレスもやれたら、それに匹敵するような話題性はあったと思うんですけどね。会長はそういうのが大好きじゃないですか。
    ――とにかくあっと驚かせるのが猪木さんのやり方で。
    甘井 誰かにボールを投げ続けたい方ですよね。会長をコントロールしようとするとすごくつまらないんです。やっぱり会長に自由にやってもらったほうが圧倒的に面白いし、会長に「これはダメですよ」って繰り返すと絶対にやるんですよ(笑)。
    ――「押すなよ!押すなよ!!」の精神ですか(笑)。
    甘井 そこは茶目っ気があるんですけど、ズッコさんにも言われたんですよ。「会長にこれはダメですよってしつこく言うと、絶対やっちゃうわよ」って。
    ――PRIDEのときも「何か言うように頼まれたんですが、忘れてしまいました!」とか言い出す人ですよね(笑)。そこはセオリー通りにはいかないというか。
    甘井 こんなこと言ったらいいのか悪いかわからないですけど、昭和のプロレスラーって狂ってる部分もすごいあったと思うんですよ。狂気をはらんでいるというか。そういった会長と向き合ったのは中邑(真輔)選手が最後ですよね。
    ――最近よく猪木さんの名前を出すオカダ・カズチカは、そういうアントニオ猪木を知らないですよね・
    甘井 会長もオカダ・カズチカ選手のことはよく知らないんですよ。オカダ選手は、会長が中邑選手や棚橋弘至選手と絡んだときのこと、知らないはずですよね。新日本が割れて、どれだけ大変だったとかも。そのへんで苦労した人たちは、会長と関わることはタブーでしたよねぇ。2017年にISMという大会を後楽園ホールでやったんですよ。ボクの友人が新日本オーナーの木谷(秀明)さんと知り合いだったもので、お会いすることになって。木谷さんに議員会館まで来ていただいたときに「ISMという大会をやりたいんで、新日本に協力してほしい。誰か選手を出してもらえないですか?」とお願いしたら、当時新日本所属だった北村(克哉)選手の名前があがって。
    ――先日急逝された北村選手。
    甘井 木谷さんは「北村選手だったらスタイル的にも合うんじゃないか。でもボクの一存で決められないんで、会社に戻って役員会で通してみます」という話だったんですけど。次に会ったときに「ごめんなさい。役員会にかけたら賛成したのがボクとタイガー服部の2人だけでした」と(苦笑)。
    ――異常なアントン・アレルギー!(笑)。
    甘井 それからしばらくしてオカダ選手が会長の名前を出したときがあったじゃないですか。
    ――2020年2月の札幌大会のリング上ですね。「気になっている人」ということで突然猪木さんの名前を出しました。
    甘井 そのすぐあとに新日本からボクのところに電話がかかってきて、オカダ選手が会長の名前を出してしまったと。ボクらの世界ってそういうことを根回しなしにやらないですよね。それでこっちが反応しなかったら、会長は言われ損になっちゃいますし。
    ――そもそも新日本は猪木さんと絡みたくなかったのに。
    甘井 なにかしら落としどころをつくるというか、コール・アンド・レスポンスがあるような感じにはしたいということで、結局Numberで会長とオカダ選手が対談することになったんですけどね。あのへんから面白いことになったんですよ。Numberの対談のあとに、YouTubeで新日本の同窓会みたいな会があったじゃないですか。
    ――宮戸優光さんの「ちゃんこの台所」に猪木さん、坂口征二さん、長州力さん、藤原喜明さん、小林邦昭さん、栗栖正伸さん、木村健悟さん、新倉史祐さん、北沢幹之さん、ヒロ斎藤さんが勢揃いした。
    甘井 あのとき、じつは坂口さんが棚橋選手を連れてきたんです。でも、写真を撮るにしても棚橋選手が写っているものはネットにはあげちゃダメと。来ていることは隠すことになって。
    ――どうしてですか?
    甘井 これはあくまでボクの考えですけど、オカダ選手は新日本の中でも反体制派なんですかね。急に猪木さんの名前を出すくらいですから。
    ――とくに猪木さんを敬遠していない木谷さん寄りかもですね。
    甘井 オカダ選手が猪木さんに接近したから、今度は棚橋選手が……ってバランスを取ってるのかなって思っちゃいました。
    ――あー、なるほど。でも、あんまり大事にはしたくないと。
    甘井 そういうことです。猪木さんの存在ってある意味で毒なんですけど、独占されるのはちょっと困るのかもしれないってことですね。やっぱり会長くらい大物になると政治色が強くなるんだと思います。で、棚橋選手が収まった記念写真を1枚だけ撮ったんですけど、それだけは公開しちゃダメだという話だったのに、長州さんがツイッターに上げてしまって(笑)。
    ――ハハハハハハ!
    https://twitter.com/rikichannel1203/status/1309976924144295936
    甘井 会長とオカダ選手が初めて会ったのは、2017年に放送されたテレビ朝日の「プロレス総選挙」のときですね。オカダ選手が控室まで挨拶にきて、会長は「今日は時間ないから今度メシでも食おうか」と。後日、各団体のいろんな選手を40人ぐらい集めて食事会を開いたんですよ。
    ――猪木さん主催の伝説の食事会ですね。
    甘井 『ワールドプロレスリング』の方が選手を集めてくれたんですけど、ほとんどの団体の選手が来ましたよ。前田(日明)さん、長州さん、武藤さん、坂口さん、あとノアや全日本からも来ました。撮影禁止なんですけど、じつはある選手がこっそり写真を撮ってたんですよ(笑)。猪木会長と前田さんとオカダ選手の写真かな。
    ――すごいスリーショット(笑)。
    甘井 『ワールドプロレスリング』の方は「いまになれば集合写真を撮っておけばよかったですね」っていうくらい豪華な顔触れでした。会長とオカダ選手を席移動で隣同士にする段取りだったんですけど、前田さんが酔っぱらって、そのあいだに入っちゃったりして(笑)。
    ――前田さんらしいですね(笑)。甘井さんがマネージャーをやられてる頃から、新日本と交流が解禁された感じですよね。
    甘井 服部さんやライガーさんが引退するときに会長がビデオメッセージを送ったり。会長ははっきりしてるんですよね。絡みがあったら「いいよ」と。服部さんやライガーさんとはリングで絡んでるから、全然いいんですけど。中西学さん引退のときにメッセージをお願いされたときは「俺、アイツとは当たってないんだよな……」って。実際には当たってるかもしれないけど覚えてない。だから何も言えないんですよ。
    ――機械的にメッセージを送ることはよしとしない。この記事を含む「15万字・記事14本詰め合わせセット」はまだまだ続く……
     
  • 【北米メジャーPFL参戦!!】東陽子「子供と格闘技のために悪いこと以外はなんでもやった!」

    2023-02-28 08:37  
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    東陽子選手が北米MMAイベントPFLと契約! 優勝賞金100万ドルのリーグ戦に参戦します! というわけで以前収録したインタビューを再録します!■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■DEEP JEWELSフェザー級王者・東陽子の人生劇場インタビュー! こんな格闘家を応援したい!!(聞き手/ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・サトシ、クレベル…ボンサイ柔術の大恩人・坂本健インタビュー
    ・大晦日に公開プロポーズされた女性はどんな気分なのか■オギちゃんの彼女さん
    ・【こじらせU系】関根“シュレック”秀樹「Uインターが新日本に負けるとは思わなかった」
    ・THE MATCH総合演出・佐藤大輔「天心も武尊もちゃんと送り出せる映像を作りたかった」
    ――ここ最近は格闘家の海外修行ブームですけど、東選手の話がたくましすぎていちばん好きなんですよ!
    東 えっ、そうなんですか(笑)。
    ――他の格闘家はサポートが手厚すぎるのに、失礼かもしれませんが東選手の場合は自力感がすごくて。旅費を浮かせるためにロスでレンタカーを借りて、小学生のお子さんを乗せてラスベガスまで爆走したとか。
    東 だってロスからラスベガスまで飛行機で行くと2倍もお金が違うんですよ……レンタカーだとラスベガスまで6時間もかかりましたけど!(笑)。
    ――ハハハハハハ! 最高です!
    東 あ、でも、今回のアメリカは、武蔵村山さいとうクリニックの齊藤先生にも支援をしていただいてます。「やるなら応援するよ」と交通費を援助していただいて本当に助かりました。
    ――浜崎朱加選手もお世話になっている齊藤先生ですね。
    東 あとは自分で貯めたお金を使って。どうせラスベガスでも車が必要ならと、ロスからレンタカーで行こうと。ロス行きの飛行機の中でも寝れなかったから運転中も眠くて眠くて。途中で路肩に止めて、ちょっと寝ました。息子はずっと寝てましたけど(笑)。
    ――ラスベガスの宿泊先はどうされたんですか?
    東 村田夏南子ちゃんの紹介でアルジャメイン・スターリングの家に。
    ――おお、UFCバンタム級世界王者のシェアハウス。
    東 アルジョの大きなシェアハウスです。当初の計画では村田夏南子ちゃんにUFC PIにも連れて行ってもらうかなって思ったんですが、いま夏南子ちゃんは日本やタイで練習してるじゃないですか。
    ――ビザの関係もあるみたいですね。
    東 で、アルジョや夏南子ちゃんどころか、家には誰にもいなくて(笑)。
    ――それはなかなか気まずいですね(笑)。
    東 アルジョの家の鍵番号を教えてもらって部屋に入りました。そのあとシュウ・ヒラタさんや本野(美樹)さんが来たんですけど。
    ――UFC PIに行けなかったとはいえ、向こうの練習スケジュールはどんな感じだったんですか?
    東 基本は毎日3部練習でものすごく充実してました……ただ、帰国してからお金のほうが心配になりましたけど。ドルで買い物するから、日本円で見返すと、ぞっとしちゃって(笑)。
    ――円安だし、やっぱり向こうは物価が高いですよねぇ。
    東 なるべく自炊しました。サトウのごはんと味噌汁、ふりかけみたいな生活で。それでもスーパーで買うものは出てくるし、息子は「ジュース飲みたい」と言うので買ってあげたりして。いちばん最悪だったのはレンタカーなんですよ。
    ――旅費を浮かすためのレンタカーが最悪?
    東 タイヤがパンクしちゃって、5万円近くよけいにかかっちゃって。
    ――うわー! せっかく長時間運転してお金を浮かせたのに!
    東 ホントにもう出ていくお金が多すぎて……でも、お金を貯めて行ってよかったです(しみじみと)。
    ――観光らしきことはされたんですか?
    東 いや、それはほとんどしてないです。1日だけでも何もない日があって。息子がアベンジャーズ好きなんで、それのステーションがちょっと安くなってたんで、そこに行ったくらいですね。
    ――東選手が練習しているあいだ息子さんはどうやって過ごされてたんですか?
    東 もうひたすらゲームしてました(笑)。
    ――ラスベガスでやるゲームはひと味違うのかも(笑)。
    東 あとはDVDを見たりとか。シュウさんに「ジムのキッズクラスに無料で入れるよ」って誘われたんですが、「言葉がわかんないからイヤだ」って頑なにやらなかった(笑)。
    ――お子さんは格闘技にはあんまり興味がない感じなんですかね。
    東 でも、アメリカから帰ってきてから、いま自分が教えてる柔道クラスに行ってるんですけど、やる気になって。いま柔道に頑張ってます。
    ――息子さんもアメリカで何か得るものがあったってことなんですかね。
    東 以前にも、あり金を集めてアメリカ行ったり、あとタイにも連れて行ったりとかして。それは息子にも人生経験させるって意味もあったんです。コロナ前なのでまだ小さかったので忘れてると思いますけど(笑)。
    ――なにより東選手が海外で練習したい気持ちは強いんですよね。
    東 自分の階級(フェザー級)だと外国人と戦っていくしかないので、やっぱり海外での経験って大切だなって思いますし。所属しているリバーサルジム新宿Me,Weにも強い人は集まってるんですけど、海外の選手を肌で感じたいですね。欲をいえば、1年に1回は海外で練習したいです。そのためにお金を貯めて……週6で働いて頑張ってます!(笑)。
    ――いまはどんなお仕事をされてるんですか?
    東 幼児体操(https://nakahashi-method.com/)や行徳のユナイテッドジムで柔道を教えています。あとはパーソナルの仕事ですね。でも、いまはこういった格闘技に関係のある仕事があるだけで感謝してて。息子と一緒に神戸から東京に出てきたときは、そのときは一文なしに近い状態だったし、雨風をしのげる部屋があるだけで。お金がないから工場で日雇いのバイトをやってたんです。ホントにお金がないから、すぐにもらえる仕事をするしかなくて……。寒い中、ずっと立ったままの工場の仕事とか。何をやったのかな。もういろいろやりすぎて、忘れちゃいました。
    ――ちょっと込み入った話になっちゃいますが、東さんはどういう理由でシングルマザーになったんですか?
    東 旦那に借金があることがわかったんです。子供に背負わせたりとなったら大変だな……と思って、それで。離婚したのは息子が1歳のときです。
    ――育児がめちゃくちゃ大変な時期じゃないですか!
    東 離婚は自分で決めたことだけど、「この先、どうしよう……」って。あの当時を夜になると鬱みたいな感じにはなってたんですけど……いまはもうこんな感じなんで(笑)、どうにかなるのかなと。いまは仕事自体、溢れてるじゃないですか。悪いことじゃなければ「なんでもいいや!」と始めました。そんときは格闘技やろうとはあんまり思ってなかったんですね。
    ――1歳の幼児をひとり見ながら格闘技は厳しいですよね……。
    東 離婚した直後は、自分がやってきたことを活かせればいいなってことで、トレーニングジムで働いたり。でも、しばらく離れていたぶん、階段を上るだけでもしんどくなってきたし、体力がめっちゃ落ちてて。身体を動かしがてら、格闘技をやろっかなみたいな。
    ――当初は身体を動かすことが目的だったんですね。
    東 大学卒業するとき警視庁に行くか、格闘技をやるか、教員になるかで悩んで。警視庁にも行ったし、教員にもなったから、格闘技をやってみようかなと。やるからには試合にも出たいなっていう気持ちはあったんで。
    ――さすが柔道で全日本クラスだっただけありますね。そしてDEEPJEWELSフェザー級のベルトを獲って。
     
  • 【無料公開】中村倫也MMA転向表明で思い出す――山本KID徳郁デビュー前夜/朝日昇

    2023-02-23 11:17  
    この朝日昇インタビューは、中村倫也がMMA転向を表明した2020年3月に収録したものです。その中村選手がUFCと契約したいま、あらためてお読みください。
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    2016年全日本選手権フリースタイル57キロ級優勝、2017年全日本選手権フリースタイル61キロ級優勝、2019年全日本選手権フリースタイル65キロ級準優勝……と輝かしい実績を誇る中村倫也がMMA転向をSNSで表明した。現在25歳の中村倫也は総合格闘技と縁深い。彼の父親は90年代の修斗をバックアップした龍車グループの代表だった。当時の修斗をよく知る朝日昇に中村倫也を語ってもらった。
    倫也がレスリングの現役生活を終え、MMAに転向すると聞き、何か凄いなあ......と思っています。あの倫也が……と。
    倫也のお父さんは、かつて修斗の親会社だった龍車グルー
  • 【UFC激戦区バンタム級へ】中村倫也「修斗、レスリング、PRIDEがUFCに連れて行ってくれた」

    2023-02-23 10:29  
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    Road to UFCを制してUFCの契約をもぎ取った中村倫也インタビュー!!(聞き手/ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・Switchが入った大晦日RIZINを語ろう■笹原圭一15000字
    ・佐山聡に鉄拳指導された当事者が語る「地獄のシューティング合宿の真実」
    ・「佐山先生に言われたんです。俺の影になってくれと」…中村頼永インタビュー
    ・運命のバリジャパ、安生道場破り、幻の長州戦真相――中村頼永インタビュー<ヒクソン来襲編>
    ――今日はまだどうして品川なんですか?
    中村 このあとメンタルコーチングの方との食事会が品川であって……品川は今後の拠点になりそうなんです。いまは東大宮に住んでるんですけど。
    ――いまは実家のある東大宮から通ってるんですね。
    中村 品川だと練習先のひとつのグレイジービーも近いですし。
    ――中村選手のメンタルトレーナー、めちゃくちゃ興味あります! 日本のMMAであんまり聞いたことないですね。
    中村 あー、たしかにそうですね。聞いてるかぎりというか、あんまりいないですよね。
    ――そのへんはあとでたっぷり伺うとして、まずはUFCとの契約おめでとうございます!
    中村 ありがとうございます!
    ――MMAデビューして1年9ヵ月ですが、中村選手は現在27歳。小さい頃からMMAが夢だった中村選手からすると、契約まで早かったですか?
    中村 ……レスリングから転向して最短かなって感じですかね。でも、なんだろうな。早いといえば早いんですけどね。
    ――MMAファイターになるためにレスリングをやってきたわけですし、それに短期間だけど濃密というか。いろんなことがあったから大変だったってことですかね。
    中村 いやあー、思っていたよりも心労はありますねぇ。やっぱりMMAは小さい頃からずっとやりたかったことではあるので。
    ――中村選手のお父さんは修斗のオーナーだった時期があり、そして日本の総合格闘技の震源地と言われるPUREBRED大宮(シューティングジム大宮)も経営されていて。中村選手は幼少の頃から国内外からやってくる格闘家と触れ合う機会が多かったですよね。【全文公開】中村倫也MMA転向表明で思い出す――山本KID徳郁デビュー前夜/朝日昇https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1884365
    中村 MMAのイメージはずっとしてたんですけど、実際にやってみると予想よりも何倍もつらかったし。「俺がずっと憧れていた職業はこんなにしんどいのか……」って。でも、それは自分が思い詰めすぎていただけってことに途中で気づいて。1試合1試合、ここで負けたら、ずっと夢見てきてた少年時代のすべてが消え去る、今後の人生もダメになっちゃじゃないか……ぐらいの気持ちだったので。内側は1回ぶっ壊れましたねぇ。
    ――思いが強すぎたってことですね。
    中村 「なりたい」って思いが自分で自分の首をし苦しめてたというか。
    ――デビュー以来、圧勝劇を続けてるんですけど、内面は本当に苦しかった。試合で追い込まれたのは(アリアンドロ・)カエタノ戦で出血したことくらいで。
    中村 ああ、そうかもしれないですね。
    ――もしかしたら自分自身がいちばんの敵だったぐらいの……。
    中村 本当にそうですね。契約できてよかったですよ……(しみじみと)。めっちゃ、ほっとしてますね。緊張の糸は1回切れちゃいましたね。もう入れ直しましたけど。ついさっきのことなんですけど、トレーナーの方にも「何、休んでんの?スタートラインに立ったばっかやろ」と(笑)。
    ――たしかにここからが真の戦いですもんね。
    中村 契約できたことでリラックスして眠れるのかなと思ったら、ずっと浅くて。今日もパーソナルの体幹トレーニングを受けている夢を見てて(笑)。
    ――睡眠中もトレーニングですか(笑)。
    中村 内側に新しい緊張感みたいなものが芽生えてるみたいですね。もう早く次の準備をしなきゃなって、心を入れ替えました。弟の中村剛士と
    ――Road to UFC決勝戦の風間敏臣戦は理想の試合というか、戦略どおりという感じですか。
    中村 まあ、結果的にはそうですね。起こりうるかなって予想したことが近いかたちで実現した感じですかね。風間選手は1試合1試合人生を懸けてやってくるタイプだと思ってて。前日計量が終わってフェイスオフで顔を見たとき、最初から意を決して来るなって感じました。不用意なジャブを出したら、それさえ掴んでくるだろうみたいな。
    ――早い勝負を仕掛けて来るんじゃないかと。
    中村 すぐに組みに来るんだろうなと。2~3回切って、相手が困って崩れたところで仕留めに行くのか、その前に決まるのかっていうところでした。自分がいかに集中力を高くして、精度の高い打撃をスピード感の中で出せるかっていうのがテーマだったので。まさにそのような決着になったかなと。
    ――風間選手は最初から詰めてきましたもんね。
    中村 そうですね。そこは自分がされていちばんイヤなことだったので、そのへんの準備はめちゃくちゃしてきましたね。そこはどう心構えしてるというか。
    ――頭の中で想像していても、実際に起きたときって心は乱れてもおかしくないですよね。
    中村 そこは冷静でしたね。最初は外を取ろうとしても、たぶん風間選手は金網を詰めてくるから、内側を取って……という入りのプランもあったんですけど、それすらないような近づき方で。
    ――想像以上の詰め方。
    中村 でも、そこで「うわっ!!」と驚かずに頭の中はリラックスしている感があって
    ――詰めてくる風間選手に対して左のハイキックの連打で応戦しましたね。あそこの対応がすごいなって。
    中村 あそこは1回じゃなくて、2回出せたのがよかったと思います。ちょっと近寄りにくくなるというか、組みづらくなったと思うんで。結果論ですけど、1回だけだと間を置いて、もっと早い段階で組みに来たんじゃないかって。2回連続で出すことで「いつやってくるかわからない」って警戒する。自分もタックラーなのですごい気持ちがわかって。
    ――1回と2回では相手に与える心理的ダメージが違うわけですね。
    中村 そこまで考えて出してたわけじゃないですけど、自然と準備してる中で出てたんで。それが結果よかったのかなと思いますね。
    ――あの間合いとスピード感の中でよくあそこまでスムーズに出せるなと思って。
    中村 たしかに(笑)。詰められながらですからね。
    ――バランスを崩してもおかしくないから、そこはオリンピッククラスのレスラーなんだなってその身体能力を再認識しました!
    中村 そのへんの身体の作り方とか、どんな体勢でも綺麗に倒せる打撃を出せる身体を作ろうと。そこに注力してきた玉物なのかなと思いますね。やっぱり深掘れば深掘るほど、どの世界もきりがないというか。「あ、こんな次元もあるんだ」と。Road to UFCの準決勝が終わってから今回の決勝のあいだまで、さらに深い次元に連れてってくれる方と出会えて。そこにうまくアジャストしていけたなと思います。
    ――そのあとは打撃戦の中でフラッシュダウンを奪いました。
    中村 右で倒せたことが大きいですね。風間選手は左、奥手を意識してる感覚はあって、「奥手に気をつけろ」という声もちらっと聞こえたのかな。相手が奥を意識する中で、前手でダウンを取った。あそこで絶対に崩れたと思うんですよ。ボクはいままで右の打撃で倒したことはなかったんで、風間選手は「右もあるんだ」と。心の隙の立て直しを図れる前に崩せるか。注意を払いながら、打撃を交わしてる中で、風間選手はちょっと力が入ってないなって。あとボクはリラックスできていたから、パンチをもらっても、そこまで脳は振動しないというか。いまだったら、よく見て斬り合えば上回れるという自信があって……それで1回行き過ぎたっすね(苦笑)。
    ――ハハハハハ。相手に力が入ってないからカウンターをもらってもなんとかなる。そこは勝負を懸けたんですね。
    中村 そうですね。そのへんの勘にはめちゃめちゃ自信あるんで。この試合のポイントはハイキックとあの右のパンチ、あそこですね。
    ――秒殺決着でしたけど深いですねぇ。
    中村 30秒の中でもいろいろありますよね、駆け引きみたいなものが。
    ――そこまで考えてることも驚きです。
    中村 考えてないと思ってもらったほうがいいですけど(笑)。ひとまず国内争いは抜けられたとは思うし、自分の中の企業秘密みたいなものは話してもいいのかなって。レスリング時代にいっぱいケガして、いっぱい考えるクセがついたことが活きているのは間違いないですね。
    ――風間選手もUFCと契約できるそうですね。
    中村 風間選手は肉体を限界まで追い込むという意味ではボクより頑張ってきた選手だなと思っています。だからこそ、ああいう戦い方になったと思うし。日本人として力を合わせていきたいなって。
    ――今回のUFCは日本人が4名出場したことで、日本の格闘技の底力を見せるような大会でしたもんね。
    中村 日本人が熱いっていうところをとにかく見せたかったんですよね。みんなが勝ち続ければUFCの日本大会も夢じゃないですし。・UFCバンタム級は60人超の最難関
    ・美憂先生、聖子先生、KIDさんのレスリング教室
    ・アーセンは強い
    ・レスリングはMMAのため
    ・大晦日PRIDEのテーマは泣いた……1万字インタビューはまだまだ続く

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  • ぱんちゃんの復帰は甘いのか/那須川天心はメインイベントにすべきか

    2023-02-21 12:22  
    180pt

    この記事はぱんちゃんの復帰は甘いのか/那須川天心はメインイベントにすべきかなどを語ったDropkickニコ生配信を記事にしたものですが、原型を留めていないどころか、インタビュー形式となっています(語り:ジャン斉藤)

    【1記事¥110から購入できるバックナンバー】
    ・誠実のプロレスラー・大谷晋二郎を信じろう■松澤チョロの脱線プロレス
    ・牛久、斎藤裕に勝ったフェザー級・裏最強!! ユータ&ロックは実在した!!
    ・RIZINに外国人を取り戻す■RIZIN海外事業部・チャーリー柏木信吾
    ・UFCはベラトールを買わない?大晦日PPV売れた?
    斉藤 ボクは毎朝、気になったニュースを備忘録的にツイートしてるんですけど、感想に皮肉や批判がちょっとでも交じるとお叱りの声が飛んでくるんですよ。
    ――悪意がにじみ出てるってことだから要反省ですね。
    斉藤 はい。なので会員30人しかいないために反応が薄いブロマガで、感想をつらつらと語っていこうかなと思います。まずは詐欺容疑で逮捕されたぱんちゃん璃奈の復帰戦発表から。
    ――これはどうツイートしても荒れますねぇ。
    斉藤 3月KNOCKOUTの代々木大会でエキシビジョンマッチ、5月ないし6月にKNOCKOUTで復帰戦を行うと。
    ――「復帰が早すぎる!」「甘いんじゃないか」っていう批判の声が挙がってますね。

    いま入会すれば読める2月更新記事・堀江圭功「すべてをさらけ出して強くなった!」
    ・梅野源治「職人のままで終わりたくなかった」
    ・「PRIDEのテーマ」を使った理由■RIZIN演出統括・佐藤大輔
    ・井上直樹、RIZINとの契約残り1試合
    キックとスキャンダル、プロモーター論■宮田充……どなど続々更新中
    https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/202302
     
  • WWE身売り説とSNS情報の暴走■「斎藤文彦INTERVIEWS」

    2023-02-19 09:45  
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    80年代からコラムやインタビューなどを通して、アメリカのプロレスの風景を伝えてきてくれたフミ・サイトーことコラムニスト斎藤文彦氏の連載「斎藤文彦INTERVIEWS」。マット界が誇るスーパースターや名勝負、事件の背景を探ることで、プロレスの見方を深めていきます! 今回のテーマはWWE身売り説とSNS情報の暴走などです!

     

    Dropkick「斎藤文彦INTERVIEWS」バックナンバー■WWEもAEWも協力する武藤敬司引退ロード■猪木を語ることは自己の人生を語る行為である

    ■IWGP女子王座の違和感の正体

    ■WWE総帥ビンス・マクマホン引退


    ■新日本プロレスが丸ごと直輸入された『FORBIDDEN DOOR』
    ■新日本プロレスvsAEW「禁断の扉」の行方

    ■さらばストーンコールド、トリプルH、テイカー!! レッスルマニア38


    ■追悼“レイザー・ラモン”スコット・ホール
    ■【お家騒動】シェイン・マクマホンがWWEをクビに?


    ■対抗戦?交流戦?新日本vsNOAHから見えてくる2022年
    ■アメリカで英語化されたPURORESUプロレス
    ■AEWはWWEのライバルになりえるのか


    ■コロナに散った『ワールドプロレスリング』海谷ディレクターを偲ぶ
    ■前田日明の「噛ませ犬」だけではないポール・オーンドーフの功績
    ■WWE☓新日本プロレス業務提携の噂、その出元
    ■ドラマが現実化するプロレス版・星野源&新垣結衣は?■NWAの最期を看取った男ジム・クロケット・ジュニア
    ■ビンスの黒衣、猪木の親友パット・パターソン

    ■晩年のロード・ウォリアーズ
    ■ロード・ウォリアーズの衝撃

    ■追悼! 佐山タイガー最大の難敵・初代ブラックタイガー

    ■全女消滅後の女子プロレス新世界

    ■木村花さんはドウェイン・ジョンソンのようなスーパースターになるはずだった

    ■女子プロレスの景色を変えた女帝・ブル中野■マッハ文朱が女子プロレスというジャンルを変えた

    ■新日本プロレスの“ケニー・オメガ入国妨害事件”という陰謀論■WWEvsAEW「水曜日テレビ戦争」の見方■WWEペイジの伝記的映画『ファイティング・ファミリー』■AEWチャンピオンベルト盗難事件■「ミスター・プロレス」ハーリー・レイスの偉大さを知ろう■ウルティモ・ドラゴンの偉大なる功績を再検証する■都市伝説的試合映像ブレット・ハートvsトム・マギー、ついに発掘される ■【追悼・爆弾小僧】すべてはダイナマイト・キッドから始まった
    ■プロレス史上最大の裏切り「モントリオール事件」



    ■なぜ、どうして――? クリス・ベンワーの栄光と最期

    ■“怪物脳”に覚醒したケニー・オメガ■怪物デイブ・メルツァーと『レスリング・オブザーバー』■新日本プロレスのMSG侵攻は「WWE一強独裁」に何をもたらすのか■怪物ブロック・レスナーを通して見えてくる「プロレスの作り方」■追悼・マサ斎藤さん……献杯はカクテル「SAITO」で■皇帝戦士ビッグバン・ベイダーよ、永遠に■ジャイアント馬場夫人と親友サンマルチノ、2人の死――■ベルトに届かず…されど「世界に届いた中邑真輔」のレッスルマニアを語ろう ■ステファニー・マクマホン、幻想と現実の境界線がない生活■ロンダ旋風、中邑&ASUKAダブル優勝!! ロイヤルランブル1万字総括■アメリカンドリーム、ゴールダスト、コーディ……ローデス親子それぞれの物語■ジェリコvsケニー実現で考える「アメリカから見たプロレスの国ニッポン」■みんなが愛した美人マネージャー、エリザベス!■職業は世界チャンピオン! リック・フレアー!!■怪死、自殺、大事故……呪われた鉄の爪エリック一家の悲劇■ミスターTからメイウェザーまで! WWEをメジャー化させたセレブリティマッチ
    ■WWEの最高傑作ジ・アンダーテイカー、リングを去る■『1984年のUWF』はサイテーの本!
    ■プロレス史上最大の裏切り「モントリオール事件」


    ■オペラ座の怪人スティング、「プロレスの歴史」に舞い戻る



    ■超獣ブルーザー・ブロディ

    ■「プロレスの神様」カール・ゴッチの生涯……
    ■『週刊プロレス』と第1次UWF〜ジャーナリズム精神の誕生〜




    ■伝説のプロレス番組『ギブUPまで待てない!!』 
    ■SWSの興亡と全日本再生、キャピトル東急『オリガミ』の集い
    ■ジェイク“ザ・スネーク”ロバーツ…ヘビに人生を飲み込まれなかった男■追悼ジミー・スヌーカ……スーパーフライの栄光と殺人疑惑

     
    ――2023年のプロレス界も新年早々いろんな動きがありました。
    フミ 新日本プロレスのイッテンヨン東京ドームには元WWEのサーシャ・バンクスあらためメルセデス・モネが登場しました。ボクは12月29日のスターダム両国国技館と、このイッテンヨンとはひとつのセットとして考えたいんです。
    ――メルセデス・モネはIWGP女子王座戦KAIRIvs中野たむの試合後に現れました。
    フミ こういう言い方するとサーシャ・バンクス批判みたいになっちゃうかもしれないけれど、サーシャ・バンクスあるいはアメリカ側が捉えているところの彼女の商品価値と、日本のマーケットにおけるその知名度はあまりにも乖離しているんですね。サーシャ・バンクスはこれまでWWE日本公演にも来ていますし、スマックダウン女子王座をはじめとする女子の王座を何回も取ってはいるんですが、WWEでの実績と日本市場での立ち位置はまったく別モノですね。日本ではWWEのテレビ中継(J-スポーツ=スカパー)は2021年をもって終了している。ロウとスマックダウンのコマーシャルなしの短縮版はアメリカでの初回放送から24時間後にYouTubeにアップされているんですが、この映像は英語版のみで日本語字幕はなし。コロナ禍の影響もあって、それまで約20年にわたり毎年行われてきたWWEジャパンツアーは2020年から3年連続で中止になっていて、再開するかどうかもわからない。現在、日本ではWWEは限られた環境でしか楽しめないものになっているんです。
    ――日本でWWEの浸透度は低くなっていますね。
    フミ それでもWWEにとって日本は全世界のテリトリーのなかの一部みたいな認識がアメリカ側にはあって、アメリカで人気があるものは当然日本でも受けるものだという、わりと根拠に乏しい大前提があったりするんです。揚げ足を取るわけではないけれど、東京ドームの花道に現れたメルセデス・モネに会場内は“ドーンッ”とは沸かなかった。うんともすんともリアクションがなかったのは事実です。あのシーンは、日本の観客に向けてというよりはアメリカ市場向けの映像だったというのが現実ですよね。
    ――そこはもうある程度覚悟してるんじゃないですかね。なにしろ初登場なわけですから。
    フミ でも、アメリカ側のマーケティングから考えれば納得も理解もできない状況でしょう。KAIRIとメルセデス・モネのIWGP女子タイトルマッチはカリフォルニア州サンノゼの新日本興行の目玉カードだから、やっぱりこれはアメリカ市場における大きなストーリーということになる。スターダムマターではなくて、どちらかというとブシロードマターですね。スターダムがメルセデス・モネを招いて、スターダムのリングで試合をさせるというビジネスではない。メルセデス・モネはツイッターでは400万近くフォロワー、インスタでは200万人ぐらいフォロワーがいて、数字から判断すれば影響力はものすごくあるようにみえる。今回のイッテンヨン東京ドームのPPV配信は海外からの視聴契約数がいきなり10万件くらいアップしたといわれ、数字のうえで結果が出たことはたしかだと思うんです。ただ、それはおそらくメルセデス・モネ効果だけではなくて、ケニー・オメガvsウィル・オスプレイが英語圏で数字を稼いだと見たほうが妥当ですよね。
    ――まあメルセデス・モネは今回試合自体はしてないですし。
    フミ 今回のメルセデス・モネのデビューの仕方を見ると、ブシロードがスターダムあるいは女子プロレスというジャンルをどう捉え、どういうビジネスモデルを想定しているかというところが見えてくるわけです。イッテンヨンではIWGP初代女子王者、KAIRIの初防衛戦(挑戦者は中野たむ)がありましたが、大きな話題作りがあって新設されたばかりのタイトルなのに全9試合の中で第2試合目にラインアップされていた。しかも試合時間は正味5分だった。
    ――今回は他の試合もショートタイムでしたね。
    フミ KAIRIと中野たむのタイトルマッチがスターダムのリングで行われた場合をシミュレーションすると、どう考えても20分から25分は与えられるべき試合なんですね。最後はKAIRIのトレードマークのダイビングのエルボー、インセインエルボードロップ1発できれいに決まる。初代IWGP女子チャンピオンのKAIRIがきれいに防衛するというのは、それでいいでしょう。しかし、実際にはタイトルマッチ自体がその直後に花道に登場してるメルセデス・モネのための予告編にしかなっていなかった。第2試合ということもそうだし、タイトルマッチなのに試合タイムは5分。そこでいったい何が観客に提供されたのかというところを読み解いていくと、女子プロレスは新日本のお皿の上に乗っちゃうと、こういう形でしかディスプレーされないんだろうなということが見えてくる。というのは、メルセデス・モネの試合後のコメントからもわかるように、それがアメリカからの認識といってしまえばそれまでなのかもしれないけれど、まるでスターダムが新日本プロレスの女子ディビジョンみたいな認識になっているわけです。メルセデス・モネのコメントは「私は女子のブループリントで、女子のスタンダードで、ウィメンズディビジョンのCEO」というものだった。ウィメンズディビジョンって女子部門ということですね。WWEでいうところのメンズディビジョンとウィメンズディビジョン。つまりWWEの中には男子部門と女子部門があることはたしかなんだけれど、日本では新日本プロレスとスターダムは、親会社が同じといっても、まったく別団体で、イコールではないですよね。
    ――同じグループとはいえ違う団体ですね。
    フミ オーナーは同じだけれど並列ではない。別法人で、それぞれに契約所属選手を抱えていて、別々の年間興行スケジュールがあって、まったく別々のドラマがある。ところが、アメリカのほうのからの認識と理解では、オーナーのブシロードが上部に立っているということで、スターダムは新日本の女子プロレス部門っていうふうに捉えちゃってる感じがすごくあるわけです。
     ただ、IWGP女子王座だけに関していえば、やっぱり新日本のリングのなかにあって初めて成立するものなのだろうというふうには思います。実際に今回の展開が予告編になって、KAIRI vsメルセデス・モネは新日本プロレスのサンノゼ公演でメインイベントになったわけです。
     イッテンヨンでもパンフレットに印刷されていたKAIRIの所属先はスターダムではなく「フリー」という記載になっていた。KAIRI選手はあくまでもフリーの立場で世界じゅうをツアーするIWGP女子世界チャンピオンということですね。つまりIWGP女子王座が新日本の海外マーケット向けの重要なツールになるのだとすれば、すべてつじつまが合ってくるというか、KAIRIというスーパースターのステーテスとこれからの立ち位置を考えると、そういうレイアウトが一番すっきりするような気がします。

    この続きと佐藤大輔、猪木側近、堀江圭功、梅野源治、清宮「顔面蹴り」……などの2月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「13万字・記事14本」の詰め合わせセット」はコチラ
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  • 「大沢ケンジvsジョビン」論争に微妙に巻き込まれた水垣偉弥インタビュー

    2023-02-16 16:21  
    180pt

    北米MMAを知り尽くした男・水垣偉弥が語るUFC日本人ファイターです(この記事はニコ生配信されたインタビューを構成したものです)

    【1記事¥110から購入できるバックナンバー】・【対抗戦寸評】なぜピットブルはクレベルをKOできなかったのか■水垣偉弥
    ・西川大和のサステイン契約問題■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク


    ・鈴木千裕「中原選手は強敵! 平本蓮は頭おかしい! 今年は地獄の1年!!」

    ・スパーの一本取られた・取られないのは、ホントにどうでもいい■水垣偉弥
    ――今回は、日本人選手が多数出場した2月5日のUFCについてお聞きしたいと思います!水垣 よろしくお願いします!
    ――まず、平良達郎選手がめちゃくちゃ強かったなと。これで3連勝。
    水垣 強かったですよねぇ。対戦相手のヘスス・アギラー選手のギロチンチョークを凌いでからは、もうワンサイドで圧倒的な強さでした。ただ、最初はちょっとドキっとしましたよね。カーフキックを食らって冷静さを失ったのか、うっかり首に腕を巻かれてしまったので。
    ――危なかったのは最初のシーンだけですね。
    水垣 負けるパターンとしては、相手の得意パターンしかないと思ってたんですよ。首を巻かれてギロチン一発もらう以外は大丈夫だろうなと。でも、いきなりそのカタチにハマってしまったので……。
    ――結果的にあっさり勝ったように見えますけど、一瞬のすきを見逃さず自分の勝ちパターンに持ちこんだ相手もさすがですねぇ。
    水垣 平良選手も試合前に「首を巻かれないように気をつけている」と言ってたんで警戒はしていたんでしょうけど、やっぱり攻撃されると冷静さを失う部分もあるわけで。
    ――どんなに強いファイターでも、MMAというゲームではそういうシーンが生まれてしまう。
    水垣 でも、そこもちゃんと対処したので。終わってみての感想ですけど、やっぱり負ける要素はなかったし、あとは完璧すぎてとくに何も言うことはないです!(笑)。
    ――結果、腕十字で決着。「自分が上になったら極められない相手はいない」というコメントつきで(笑)。
    水垣 ボクは、逆にほとんどの選手を極められないですよ。だから、ぜひ言ってみたいセリフです!(笑)。
    ――5連勝という日本人UFC連勝記録を持つ水垣さんの自虐ネタが出ました!(笑)。次戦はおそらくランカーとの対戦になるんですけど、そこも突破してくれるんじゃないかという期待感がありますね。
    水垣 充分に可能性はあるし、ここからが勝負ですよね。ランキングに入れば今回の相手よりかなり実力のある選手が出てくるので。ただ、平良選手はいまの段階でも、ランカー相手でも勝てる可能性がある選手だとは思いますね。
    ――まだ底が見えてないですしね。
    水垣 負けてないというのが大きいですよ。それに、UFCに来てから1戦目の硬さも抜けて、2戦目以降は完全に自分のゲームにしている雰囲気があるから安心して見ていられます。フライ級のもう1人の注目選手ムハマド・モカエフよりも安定した勝ち方をしている感じもありますから。
    ――モカエフとの無敗対がありえるかもしれないですね。
    水垣 そこで潰し合いをさせるのか、タイトル争いまでいって対決させるのか。
    ――UFCもフライ級はリニューアルしたいと思ってるから、潰し合いはしないんじゃないかなという見立てもできるんですが。
    水垣 まあ、ブランドン・モレノvsデイブソン・フィゲイレードが4回もタイトルマッチをやるくらいですから(苦笑)。やっぱり、UFCも新しい風がほしいですよね。とはいえ“見えないトーナメント”じゃないですけど、UFCは期待されていても、ある程度の選手同士を当ててますし。たとえば、ベラトールのチャンピオンとかがUFCに参戦するとなったら、いきなりトップランカーと戦うことはありますけど、いまはそういうことは少ないんじゃないですかね。
    ――マネル・ケイプやイリー・プロハースカのように初戦からランカー相手だったケースはめっきり減りましたね。
    水垣 あの2人はやっぱりRIZIN王者だったことが大きかったんでしょうね。まあ、平良選手はアメリカでの試合にも慣れてきていると思いますし、いい感じだと思います。順調すぎますね。やっぱり海外では実力を発揮できない選手というのはいるんですよ。移動もあるし、雰囲気も違うし。そういう意味では、しっかり結果を残してきているので、ちゃんと勝負できる選手だとは思います。
    ――同日はROAD TO UFCのバンタム級トーナメント決勝戦もありましたが、中村倫也vs風間敏臣は中村選手が秒殺KO勝ちという結果になりました。
    水垣 風間選手の勝ちパターンとしては、なんとか組んで一本取りにいくという作戦だったと思うので、どういうかたちでテイクダウンを取りにいくのか注目していたんですけど。風間選手としては、その一手としての打撃戦だったと思うんですよね。打撃でプレッシャーかけて、そこからテイクダウンという作戦。でも一発もらっちゃったので、その算段は崩れてしまって。ただ、ボクは作戦としてはアリだったなと思います。
    ――風間選手の作戦を中村選手が跳ね返したということですよね。
    水垣 組み付かれる前に一発当てたという感じですよね。もう少し打撃戦でプレッシャーをかけて、組みにいけたら風間選手は面白かったと思うんですけど、その前にやられてしまったという。
    ――しかし、中村選手は打撃スキルが凄いですよね。7試合やって打撃フィニッシュが5。
    水垣 柔道から上がってくる選手より、レスリングから上がってくる選手のほうが打撃に順応するのが早い気はしますね。それに、軽量級はとくにですけど、フリースタイルの選手のほうが、タックルを打つタイミングと打撃の感覚って凄く似てると思っていて。そういう意味でも、グレコの選手よりもフリースタイルの選手のほうが打撃の感覚はつかみやすいのかなという気はしています。あとはレスリングに絶対的な自信があるというのも大きいと思いますね。多少組まれても「どうにでもできる」という自信があるから、おもいっきり打撃ができる。そこは凄く重要で。ボクも試合をしていて、「自分のほうがレスリング上だな」と思えるとけっこう打撃もガンガンいけるんですけど、レスリングで分が悪いと手が出にくくなっちゃうんですよね。それはボクの負けパターンでもあるんですけど。そういう意味では、ボクが中村選手ぐらいのレスリング能力を持っていれば、どんな相手でも自信を持って打撃にいけただろうなと。
    ――ボクは、なんだかんだで風間選手が自分のペースに持ち込めるのかなと思ったんですけど。
    水垣 いつも言っている“じゃんけんの法則”では、レスラーvs柔術家だと、柔術家のほうが相性的には悪くないですからね。ただ、これはMMAだし、中村選手がストライカーとしての武器も備えているので、こういう結果になった。単純な相性だけでいうと、風間選手はぜんぜん悪くなかったと思います。だから、勝敗を分けたのはMMAとしての完成度と、風間選手はいまのところ“尖っている選手”なので、うまく円を描けてきてる中村選手のほうが試合では強かったなという印象ですね。
    ――風間選手の尖った部分、すなわち寝技に持ち込む前に封じ込めたということですよね。
    水垣 「グー」と「チョキ」で、風間選手も「グー」のかたちがハマれば強いけど、それ以外を出されちゃうと……という。その点、中村選手はバランスよくできている印象がありますね。
    ――試合後は「負けた選手側のセコンドがダメなんじゃないか」という声が出がちなんですけど、今回は風間選手のセコンドだった大沢ケンジさんがそういう意見にさらされていて。ボクは作戦としてはアリだったと思うんですが……。
    水垣 ボクが風間選手のスキルを持っていたら、似たような作戦を取ると思うんですけど。唯一風間選手が失敗したなと思ったのは、パンチでダウンしたじゃないですか。あのあとも打撃の攻防を続けちゃったところかなと思っているんですよね。ダメージを負ってしまったときの処理の仕方が、もう少し何かできたら立て直せたと思うんです。でも、強気の部分が出て同じように撃ち合いにいっちゃっている。そこでもう一回同じことをしちゃったのが、ちょっとなあ、と。
    ――修正能力ですね。
    水垣 そこは判断ミスだと思うんですけど、難しいんですよねぇ。パニックになったあとに冷静に「この場合はこうしたほうがいい」と気持ち的に立て直すのはけっこう難しいんですよ。やっぱり取り返そうと焦る部分もあるし。ああいうときって本能的に練習してきたことが出ちゃうんですよね。今回、風間選手はテイクダウンを取る前段の、打撃でプレッシャーをかける練習をいっぱいしてきたと思うんです。なので、ダウンして意識が飛んだときに出たのが練習してきたことだと思うので。そこを切り替えるというのはなかなか難しいと思います。
    ――タイムが取れる競技じゃないですからねぇ。・大沢ケンジの「水垣は打撃が特別強いわけでもなかったし、組技が特別強いわけでもなかった」というコメントの感想・木下憂朔の負けが痛いのは……
    ・日本人の適正階級問題
    ・朝倉未来vs牛久絢太郎、齋藤裕vs平本蓮の勝敗予想……などなど1万字インタビューはまだまだ続く

    この続きと佐藤大輔、猪木側近、堀江圭功、梅野源治、清宮「顔面蹴り」……などの2月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「13万字・記事14本」の詰め合わせセット」はコチラ
    https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2141165
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  • 堀江圭功インタビュー「すべてをさらけ出して強くなった!」

    2023-02-14 09:57  
    180pt
    ケラモフ戦が決定した堀江圭功インタビューです(聞き手/ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・Switchが入った大晦日RIZINを語ろう■笹原圭一15000字
    ・斎藤裕「やっぱり俺に平本蓮が回ってきたなって感じです」
    ・ベラトール全面対抗戦実現の舞台裏■RIZIN海外事業部・柏木信吾
    ・鈴木千裕「中原選手は強敵! 平本蓮は頭おかしい! 今年は地獄の1年!!」

    ――ケラモフ戦が決まりましたけど、堀江選手にとっては大一番ですね。

    堀江 はい。自分はケラモフと戦いたいとRIZINに伝えていたんですよ。だから決まってよかったなっていう思いはあります。

    ――ケラモフ以外は頭になかったんですか?

    堀江 牛久絢太郎選手、斎藤裕選手と戦いたいということも伝えてました。でも、第1希望はケラモフ選手だったので、自分の思いどおりになってよかったなって思ってます。

    ――ケラモフ選手にはどういう印象がありますか?

    堀江 強いイメージです。RIZINにはランキングがないですけど、もしランキングを作ったときにケラモフは自分よりも上位にいると見てるので。そのケラモフと戦いたいなという思いがありましたね。

    ――フィニッシュできる自信はありますか?

    堀江 そうですね。その可能性はあるんじゃないかなって思いますね。攻め急がずに、自分のやりたいことを淡々とやる。自分の得意なところをぶつけていきたいなと思ってるんで。その結果、相手を倒す可能性は全然あると思います。

    ――堀江選手のRIZINでの試合って攻め急いでないというか、粘り強く削って削って倒していく。試合中に大きなケガがありながらも冷静に戦ってますよね。

    堀江 やっぱり結果がすべてというところで、最初から判定を狙ってるわけじゃないんですけど、攻め急いで負けるよりかは、絶対に勝ちを取りに行く。淡々と自分のやることやれば、KOに繋がると思ってるんで。そこを信じて、いつもどおりの自分をケラモフにぶつけていきたいなと思ってます。

    ――所属ジムの代表・高阪剛さんはケラモフについて何かおっしゃってましたか?

    堀江 トレーニングの仕方について、心肺機能を上げていったりとか。いつもと違うグローブとヘッドギアをつけて、ガチャガチャした殴り合いをやったほうがいいかもしれないというアドバイスを受けました。

    ――対ケラモフのトレーニングですね。やっぱり自分のレベルを向上させる練習と、相手を攻略する練習は違ってくるんですかね。

    堀江 そうですね、試合が決まると、それに向けての追い込みとか、スタミナ面が主になってくると思うんですよね、普段だったら、ちょっと新しいことを試すことができたりするので。そこの違いはあると思います。

    ――ケラモフは何か特別に対策を練らなきゃならない相手ですか?

    堀江 いえ、そこはあんまり警戒しすぎずに戦おうとは思ってて。相手の武器を警戒しすぎず、自分のやりたいことをやる。どれだけいつもどおりの自分をぶつけれるかっていうとこですね。

    ――自分の総合力で勝負するっていう感じなんですね。長期欠場の原因になったのは佐々木憂流迦戦での右拳骨折ですが、リハビリ中にまた痛めちゃったんですよね。

    堀江 そうです。昨年の5月頃に練習で同じところをケガして。いまは2つの病院で診てもらって、もう大丈夫だと言われてます。練習を積んでいくうちに殴るときの恐怖は、ほぼほぼ消えました。

    ――拳のケガって「またケガをするんじゃないか?」という心理面の問題もあるんですよね。

    堀江 時間がかかります。治すのもそうなんですけど、気持ちの面で……自分の場合、「もう大丈夫だ」と思ってやっちゃったんで。それもあってけっこう慎重になったところはありましたね。

    ――どうしても身体が勝手にブレーキをかけてしまうところもあるんでしょうね。

    堀江 そうですね。右で殴る練習はしばらくできてなかったですね。またケガをする前も、病院で「もうだいぶいい」ってことは伝えられて。それで練習でやってしまって。

    ――そのときは精神的に落ち込みました?

    堀江 そうですねぇ。やっぱり、長い目で見れば、ちょっと落ち込んでたときもあったのかもしれないですけど、そこまででもないんです。そこまででもないんですけど、いま思うと「もうケガしたくねえな」っていう気持ちは強かったです。この1年間でめちゃめちゃ強くなれたんで、試合に出てなくても成長できたとは思うんですけど。結局1年以上かかってしまったので、もうケガしたくないなっていう気持ちはありますよね。

    ――やっぱり格闘技はケガとの戦いでもあるんですね。拳が使えない状況で他の練習に重点を置けたところもあるんですか?

    堀江 そうですね。めちゃめちゃ走り込んだりとか、蹴りまくったりとか。ある程度したら、ミットや組みもできるようになるんですけど。やっぱり殴る怖さがあっての練習だったんで、ちょっと普通の練習と違うんですよ。MMAのスパーができたとしても、相手にあんまり右のプレッシャーをかけれなかったりとか。以前のようにやれるまでけっこう時間がかかってしまいました。

    ――中田大貴戦も途中で拳をケガしちゃったんですよね。

    堀江 あのときも折れてましたね。憂流迦選手との試合前からもちょっと痛くて。練習では掌底で打ったり、右のパンチはあんまりやらなかったり。「試合で折れるかもしれない」ってことはチームのセコンドには伝えてたんですよ。

    ――そんな覚悟だったんですか……。

    堀江 その覚悟があったからこそ、テイクダウンに持っていくこともできたのかなと思ってます。

    ――パンチのプレッシャーがなかったら相手は楽ですもんね。堀江選手はインスタライブを中心にいつなんどきアルコール大好きが認知されて。アスリート然としたイメージが覆ったところもあるんですけど、本人としてはどうなんですか?

    堀江 そういう風に思われがちかもしれないですけど、いまは練習やトレーニングをしっかり積んだうえで、もともと隠して猫をかぶっていた部分をただ出してるだけですね。

    ――ああ、練習をしっかりしたうえで毎晩のように飲んでいると。

    堀江 そういうことですね。

    ――昔は五味隆典さんもそうなんですけど、遊ぶときは遊んで、試合が決まったら本格的に練習する……みたいな感じですけど。最近は普段から節制している格闘家が多いですよね。

    堀江 あー、そこは人によるかと思いますけど、たしかにそうなのかもしれないですね。でも、自分は自分でやりたいことをやっていきたい。自分の好きなようにしてるって感じですね。自分の思うがままに生きていけたら、楽しいなっていう風に思います。

    ――そのスタンスはデビューした頃からなんですか?

    堀江 昔から酒を飲んだりすることは好きで。でも、いまほどは飲んでなかったりしたんですけど……。

    ――ちょっと待ってください。ここにきてメーターが上がってるんですか?(笑)。

    堀江 上がってますねぇ(キッパリ)。とは言っても、けっこう前からそういう感じで、そこを表に出してなかっただけで。

    ――最近はどれくらい飲んでるんですか?

    堀江 いまは基本的に金・土・日ですね。前回の試合(佐々木憂流迦戦)までは1週間前まで毎日飲んでたんですけど。

    ――試合直前まで!

    堀江 あの試合後に拳を骨折して、酒を飲まない時期が1~2週間ぐらい続いたときに体重もあんまり増えないし、体調もいいし、朝は早起きできるし……これ、めっちゃいいなっていうことがわかって(笑)。

    ――ハハハハハハ! アルコール抜きは健康的だと(笑)。

    堀江 そこから平日はアルコールを抜く気持ちになって。月から木曜日まではガマンするようにしてるんですけど。それでも時々飲んでしまうときに、インスタライブをやったりとか。

    ――ガマンできない!(笑)。ものすごい失礼なことを聞きますけど、アル中ではないんですよね?

    堀江 いやあ、たぶんアル中じゃないですかねぇ。わかんないですけど。アル中じゃないかなっていうふうには自分では思いますね(笑)。

    ――自称・アル中ですか!

    堀江 でも、格闘技があるからこそ、アルコールを制限できているのがあるのかなと。

    ――前向きに捉えると、やっぱり自分の好きなように生きたほうが。パフォーマンスも発揮しやすいってところはあるんですかね。

    堀江 自分がこういう気持ちに変わって、自分の思いをさらけ出すように意識し始めてから、格闘技も強くなれてる感じがめちゃめちゃするんです。

    ――好きに生きているからストレスもなく集中できるとか。

    堀江 まあストレスがまったくない……ってことでもないんですけど。でも、前よりも楽しい人生が送れてるような感じがしますね。

    ――堀江さんってインスタライブも送られてくるコメントによって、途中で配信をやめちゃうこともあるじゃないですか。

    堀江 あー、そうですね。そういうことも、もう自分が好き勝手にやりたいなと思って。

    ――たしかにお金をもらってやってるわけじゃないんだから、どうしようが自由ですよね。でも、すごいです!(笑)。

    堀江 もうそこはやりたいように。
    「それも全然喋れますよ」……原稿無修正の10000字インタビューはまだまだ続く

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  • 井上直樹、RIZINとの契約残り1試合■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

    2023-02-10 10:43  
    180pt

    多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるコーナー。今回は井上直樹、RIZINとの契約残り1試合、中井りんサイドとのバトルなんかを13000字で語ります(この記事は1月11日にニコ生配信されたものを編集したものです)

    【1記事150円から購入できる過去記事】・平本蓮次の相手/神龍誠とUFC/平田樹と計量失敗■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

    ・西川大和のサステイン契約問題■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

    ・手負いの平本蓮はRIZINに出るべきだったのか?■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

    ・ベラトール全面対抗戦実現の舞台裏■RIZIN海外事業部・柏木信吾


    ――まず大晦日RIZINはシュウさんがマネジメントする井上直樹選手が瀧澤謙太選手に快勝しました。
    シュウ いい感じの勝ち方で。これね、直樹くんをものすごく焚き付けたんですよ。
    ――どういうことですか?
    シュウ 試合が決まって数週間ぐらい経ってから、瀧澤選手が平本くんと飲みに行って。次の日、インスタライブで2日酔いだって言ってたんですよ。ボクはたまたまそれを見つけて直樹くんに「試合が決まってるのに、2日酔いになるまで飲んでる。完璧になめられてるぞ」「こんなことされていいの? 絶対に血祭りにあげるしかない」と焚き付けたんですよ。
    ――マネジメントのキラーパス!
    シュウ 普段お酒を嗜む程度はいいですよ。ヨアナ(・イェンジェイチック)だって毎日ワイン飲んでましたから、1杯だけですけど。2日酔いになるまではナメられてる。直樹くんみたいな、ストイックな競技者は絶対に頭にくるんだろうなってわかってたんで、あえて伝えました。そうしたらサッカーキックにヒジのゴリゴリでしょ。
    ――本当に“怖い井上直樹”が見えたというか。
    シュウ キラーでしたね。試合後に本人も「ムカつきました」と言ってましたから。1ラウンドにポジションを取って、そこで急いでフィニッシュできたかもしれないですけども、しっかりダメージを与えて。2ラウンドに確実にフィニッシュしたのは成長したんじゃないですかね。扇久保(博正)戦で勝ち急いだことで、ボス(魅津希)にやんやん言われましたからね。直樹くんも相当、悔しかったんじゃないですか。
    ――「金太郎戦でそのタックルを!」って思っちゃいました(笑)。
    シュウ ホントそのとおりですよ(笑)。今回は2分30秒きっかりにタックルが入ってるんです。そこまで意識していたわけではないと思いますけど、そこまでいいリズムで戦えていたということだとも思うんですね。ローで距離を取って、ジャブを当てて、次はジャブから右のコンビネーション、とそこまで打撃で押して、動きを見て。1回でもタックルが成功すると、あっちも警戒するじゃないですか。そうするとタックルを切るときにアッパーが打てるようになるんで。2ラウンド目、瀧澤選手はグロッキーだったんじゃないですかね。余力が残ってなかったように見えました。
    ――井上選手の次の試合がめちゃくちゃ楽しみになる勝ち方でしたね。
    シュウ RIZINのバンタム級戦線を考えたら残りは2人しかいないじゃん。朝倉海選手かスーチョル選手しかいないと思うんですけど。
    ただ、スーチョルはどうも今年は母国での戦いに専念するみたいですよね。その代わりにと言ってはなんですけど、アーチュレッタ選手が日本で試合アピールしてくれてるんで、彼が絡んできてくれたら、直樹選手的にはモチベーション上がると思うんです。
    この前、公開されたライコンでもうRIZINで7試合もやっているのに「まだそんなに強い選手とやってないんで」と言ってましたけど。あれは、世界レベルの非日本人選手とやりたいという意味だと私は思っているんです。
    ちょっとバラしちゃうけど、じつは直樹くんはRIZINとの契約が1試合しか残ってないんですよ。次の試合がタイトルマッチなら延長交渉はしたいですよね。契約で決められた数の防衛してからじゃないと、つまり契約が満了して独占交渉期間が終わってからでないと、他の団体とは話しません。タイトルマッチに絡む選手なら契約的にも、そういう状態にするのが、普通だと思うんで。
    ――タイトルマッチをやってチャンピオンになりました、では他の団体に行きます……じゃあRIZINもバカバカしいですもんね(笑)。
    シュウ UFCを狙うにしてもRIZINのベルトは、大きなアピールになりますし、これからRIZINも大きくなればなるほど、そのバリューも上がるわけですし。
    ――プロハースカやケイプなんかは初戦からランカー戦だったし、実績からショートカットできたわけですよね。
    シュウ 思うのは最近UFCと話していて、彼らの起用方針が明らかに変わってきてることなんです。じつをいうとTUFやDWCS(コンテンダーシリーズ)、そして不定期的にマット・セラ、ディン・トーマスとやっているDana White’s Looking for a Fight卒業の選手が全体の3分の1以上を占めてきていて。これからはこの3ルートを通じて契約させようという動きが見えてるんですよ。彼らのギャランティーは1万ドル、ウィンボーナス1万ドルからスタートの5試合契約。本戦にストレートで入る選手のほとんどが1万2000ドル、1万2000ドルからのスタートで4試合契約なんで、企業的な感覚からしたら、前者の安いほうがいいわけなんですよね。
    ――この条件で契約したい選手だけを集めて査定すると。
    シュウ じつを言いますと、西川大和選手も夏のDWCSだったら確約できると。
    ――DWCSは確約なんですね。
    シュウ 神龍くんも同じこと言われた。
    ――あ、神龍選手でもDWCS。
    シュウ 神龍くんの場合はウェイティングリストのトップ3に入ってるんです。たとえば選手がコロナになったり、ケガで欠場したときの緊急オファー要員にはなってるんですよ。皆さんに理解してほしいのがUFCのマッチメーカーはエキサイティングな試合を組まないといけないわけですよ。退屈な試合になると、リングサイドにいなくても、ダナ・ホワイトから「なんでこんな退屈な試合組みやがって!」と電話かかってきて怒られるんですね。
    ――ちゃんとチェックしてるんですね。
    シュウ 前にジェシカ・アンドレージがロージー・セクストンとやって、ぼっこぼこにしたんですよ。そうしたら「あれだけ実力差があるのはわかってるのに、なんであんな試合を組むんだ」と怒られたと。それぐらいマッチメークに気を遣う。あとは、オン・ペーパーで見たときにも、いいマッチメークでないといけない。つまり余程のプロスペクトでない限り6勝1敗ぐらいの選手に、いきなり20勝1敗ぐらいの選手を当てることはしないんですよね。じゃあ、契約を消化したい選手が7勝1敗ぐらいだとしたら、ウェイティングリストから新規契約する場合、15勝1敗の神龍くんではなく8勝0敗の選手になっちゃう可能性が高いんですよねぇ。
    たとえばですけど、3連勝した平良選手。彼はこれで13勝無敗ですよね。私がマッチメーカーなら、やはりムハンマド・モカエヴ選手との対戦も考えると思うんですね。
    ――フライ級ランキング12位の22歳。
    シュウ けど、モカエヴ選手がUFCに参戦したときは5勝無敗。これに対して平良選手は10勝無敗。
    これをオン・ペーパー観点で見たときにいきなり当てるわけにはいかないんですよね。だからモカエヴ選手には、オクタゴン初戦で、勝ち星は2桁だけど、3敗している30歳になった選手を当てて2戦目も30代に2つ土が付いている選手を当てて。でもそこらへんの選手たちも充分に強いですから、そこでも査定しているわけなんですよね。
    けど、あれから2人ともUFCで3試合してますし、同じく3連勝中。で、モカエヴ選手は来月試合しますよね。勝てば9勝0敗。そこで2人を並べると、13勝0敗と9勝0敗。2人ともオクタゴン連勝中、土なし。なら、そろそろランキング入りをかけて、という点でも、マッチメークする理由ができるわけなんですよね。
    同じような感じで、メジャーリーグのマッチメークというのは、すべての選手の次に次の次の試合ぐらいまで考えてふるいにかけているんです。
    だから、少しビリヤードにも似てるんです。このボール、つまり選手ですね。試合のあと、どの位置に置くか。ビリヤードもそうじゃないですか。球をポケットに入れるだけでなく、そのあとどこにそのボールを持っていくか。これ、大切ですよね。
    そういう感じで考えていくとですね。日本のファンのいう「育てるマッチメーク」は勝てそうな相手とか調整試合っぽい相手にして、というイメージがあると思うんですが、UFCでの「育てるマッチメーク」とは、このように、どのレベルでもふるいにかけて、勝ち残ったものを上げていく「育て方」なんで、本当に強いのしか残らない。紛い物は生き残れない世界なんです。それでいてオン・ペーパー的な観点もしっかりと考える。
    ――契約にしても一筋縄ではいかないってことですね。
    シュウ 開催国によってビザを取る時間とか、いろんな兼ね合いを含めたところもある。「神龍クラスでもUFCと契約できないの?」という声は出てくるんですけど、受験とは違って合格点を取れば入れるわけはないんですよね。
    ――UFCに入る実力も資格もあるんだけど、状況が……ってことですよね。
    シュウ そうです。そういう選手がDWCSに回されちゃうわけですよ。去年のDWCSには14勝0敗の選手や、ローカルのチャンピオンクラスがガンガン出てたじゃないですか。パンクラス、修斗、DEEPでチャンピオンでも同じような扱いになっちゃうんです。
    ――ピンブレットぐらいのローカルスターじゃないとストレートの契約は難しい。
    シュウ ピンブレットだって戦績が良いいという理由だけで入ったわけですからね。UFCと契約する前の3試合は2勝1敗ですし。ケージ・ウォリアーズでいい勝ち方を2回続けてしたあとに、翌年ロンドンで大会やることを決まりそうだから早めに押さえたという。そんなタイミング的な部分もあったんですよね。UFCにはUFCの事情があるんです(笑)。
    ――神龍選手や西川選手はDWCSを待つか、それとも他団体のオファーを受けるかの話になってきますね。そこはどうなんですか?・神龍誠、西川大和の決断は?
    ・平本蓮は“親父殺し”
    ・中井りん側とのSNSバトルが結果的に……
    ・ブレイキングダウンでは競技人口は増えない?……13000字はまだまだ続く

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  • 清宮海斗の「顔面蹴り」と「平和ボケ」■小佐野景浩の「プロレス歴史発見」

    2023-02-08 11:47  
    180pt
    プロレスラーの壮絶な生き様を語るコラムが大好評! 元『週刊ゴング』編集長小佐野景浩の「プロレス歴史発見」――。今回は清宮海斗の「顔面蹴り」と「平和ボケ」です!

    <1記事から¥100から購入できる連載記事! クリックすると試し読みできます!>
    プロレス大賞の選考は毎年難しい
    岩谷麻優vsKAIRI IWGP女子王座の勝負論
    私が愛した“若獅子”アントニオ猪木プロレス界の歌ウマ王は誰だ?
    この旦那にしてこの妻あり!! 天龍源一郎を支えたまき代さん
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    【サイバーフェス】中嶋勝彦vs遠藤哲哉の張り手事件
    大谷晋二郎選手の試合中の事故について
    DDT25周年……「文化系」から文武両道プロレスへ
    『至高の三冠王者 三沢光晴』を書いた理由
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    令和の横アリ大実験!新日本vsノア対抗戦
    東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞2021
    プロレスと結婚した風間ルミさん
    武田有弘☓小佐野景浩 「これまでのノアと、これからのノア」

    『ゴング』と東スポの元記者が語るプロレスマスコミ黄金時代/小佐野景浩☓寿浦恵一
    【14000字対談】小橋建太☓小佐野景浩「あの頃の全日本プロレスを語ろう」
    北尾はなぜ大成しなかったのか■柴田惣一☓小佐野景浩 マスコミ大御所第2弾柴田惣一☓小佐野景浩 プロレスマスコミ大御所対談「スクープ合戦はガチンコの闘いだった」全日本プロレスの「うっかり八兵衛」が明かす全日本秘話あの日の全日本プロレス、SWSを語ろう■北原光騎×小佐野景浩嗚呼、阿修羅・原……修羅ごときそのレスラー人生!!
    冬木弘道は「俺はやっぱり死ぬんだな」とニヤリと笑った…


    ――武藤敬司の引退試合の相手が内藤哲也に決まりました!
    小佐野 じつは「内藤じゃないかな……」とは思っていたんです。後出しになっちゃうんですけどね(笑)。
    ――ほほう(笑)。
    小佐野 まあ現実的に候補は絞られていたでしょう。最初は棚橋弘至やオカダ・カズチカかなと思った。でも、棚橋とはけっこう絡んだけど、武藤は内藤とほとんど絡んでないでしょ。
    ――武藤は新日本のイッテンヨンで、棚橋弘至&海野翔太とトリオを結成して、内藤哲也&SANADA&BUSHIと戦いましたね。でも、そこまで両者の絡みはなくて。
    小佐野 そこで「これは内藤だろう」と。
    ――1月1日のノア日本武道館でムタvs中邑真輔をやって、ムタファイナルでスティングを呼んだから「最後にどんな大物を連れてくるのか」ってハードルが上がったところはありましたけど。意外性のある大物ってもう残っていなかったですよね。
    小佐野 変な話、真輔やスティングだったらムタの試合ということで出落ちでもいいところはあるでしょ。でも、武藤敬司の引退試合はそういうわけにいかないから。とりあえずちゃんと試合を見せなきゃいけない。じゃあ、誰がいいかとなれば内藤は有力候補になるよね。
    ――現実的ですね、小佐野さん!
    小佐野 やっぱり物事は現実的に考えるよ(笑)。
    ――絶対にありえないロック説が流れてるから「そんなことがありえるの?」って落ち着かなかったんですけど(笑)。
    小佐野 ロックはいまや最も稼ぐハリウッド俳優だからありえないよね。金額的にとても呼べない。
    ――呼べたとしてもノアは潰れますよね(笑)。
    小佐野 それにロックとやったところでいい試合になるわけないから。
    ――ムタでいえば、中邑真輔が相手だから、あんなに素晴らしい試合になったところはありますよね。
    小佐野 武藤とムタは違うんだけど、真輔だからムタとせめぎ合えたよね。真輔は入場だけで元が取れてるようなところはあって。あの入場だけは記者室のモニターでは見たくなかったから記者席で見ました(笑)。しかし、あんな試合をやっちゃうとセミの清宮海斗vs拳王の色が残らなかったよねぇ。全部消されたもんね。
    ――あれ、メイン・セミの試合順が議論になったじゃないですか。清宮vs拳王のタイトルマッチがメインではないのか、と。これはこれでいい煽りになったんですけど、結果的にこの試合順でよかったという。
    小佐野 ハードな攻防から清宮と拳王の意地は見られたけど、何をやっても消されちゃうよね。ファンとしては真逆の試合が見られてよかったのかもしれないけど。
    ――形は違いますけど、武藤さんや中邑さんも若い頃はハードなことをやってましたよね。
    小佐野 そういうことをしなくても魅せられるレスラーになったってことだね。あの存在感を築き上げた歴史があるわけだし。入場に関しては初めからムタのほうが「ここは真輔の時間だ」ってことで諦めるくらいだからね(笑)。なによりお客は入ったし、お金はかなりかかったとは噂では聞くけれども、東京ドームへの宣伝効果もあるとしたらよかったんじゃないかな。
    ――そこはスティングも同じなんでしょうね。
    小佐野 スティングは日本では見られないだろうからねぇ。
    ――スティングはもう63歳なので基本は動けてなかったんですけど、あれでも動いていたほうでしたね。
    小佐野 スティングは頑張ってたよ(笑)。ちゃんと日本仕様になってたね。
    ――びっくりしたのは、AKIRAさんのコンディションがめちゃくちゃよかったことですね。AKIRAさんがこの試合に懸ける思いを感じたというか。
    小佐野 彼も作ってきたんだろうね。結局、武藤と同期でバリバリできるのは他にいないじゃない。船木誠勝は同じノアで特別感はないし。歴史を感じたのは会場から帰るときに「白使って新崎人生だよね?」って話をしているファンがいたこと。白使を知らない世代も来てるんだなと。そりゃあ武藤も引退しますよ。
    ――それこそムタと白使の物語もありました。
    小佐野 新日本の東京ドームね(1996年4月29日)。ムタはまったく白使を寄せ付けないという。
    ――オリエンタルキャラは2人もいらないという強烈なメッセージだったという。歴史を振り返りつつ、最後は内藤哲也相手に締めると。
    小佐野 やっぱり武藤としても、最後にちゃんとした作品を残して去っていきたい。それはメモリー的な試合ではなくてね。そこは天龍さんと一緒でしょう。天龍さんだって普通だったら長州さんや藤波さんらと絡むタッグマッチで引退してもよかったのにオカダとやったわけだから。ただ、心配なのはこの前のスティングとの試合でたぶん足を痛めてるでしょ。途中から足がおかしかったし、気にしていた。どこでやったんだろうあ(後日、両足の肉離れをしていたことを公表)。
    ――こうなると真剣勝負の引退試合ですね……。
    小佐野 内藤もすごい大役だし、新日本ファンだった彼にしてみたら、こんなドリームはないよね。
    ――11年前の東京ドームでシングルをやったときは内藤は大完敗。評価を落とした試合でしたね。
    小佐野 内藤の物語もある。今度の武藤引退ドームはオールスター戦じゃないけど、いろんな団体が集まって試合をするから、プロレス界にとってもいい効果は出てくるはずだよ。
    ――ボクなんかWWEのロイヤルランブルにムタがサプライズ登場するんじゃないかと思って、久しぶりにリアルタイムで見ましたから。いろんな波及効果がありますよ(笑)。
    小佐野 あー、真輔がノアに出るってことは逆に……。あってもおかしくないよね(笑)。武藤はそれだけのトップスターだったってことだよね。
    ――ドームのセミはオカダ・カズチカvs清宮海斗。ムタファイナルの翌日、新日本vsノアの横浜アリーナのタッグマッチでオカダと清宮のタッグマッチがありましたが、清宮が放った顔面蹴りが議論になっています。翌日にこのカードが発表されましたが、不満のオカダはボイコット宣言。
    小佐野 清宮には批判もあったりするけど、みんなが大騒ぎすればいいんじゃないの?って感じだよね。正直、平和ボケしてるところはあるからさ(笑)。
    ――平和ボケですか(笑)。
    小佐野 だってあんな蹴りはプロレスではあたりまえでしょ。べつに不意打ちでもないし。
    ――全然不意打ちじゃないんですよね。・G馬場「やられたらやり返すのがプロレスの礼儀」
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